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はじまり
上も下も ※R18
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それからは地獄だった。後ろを弄るのが楽しくなったのか、ぐちゃぐちゃと水音をたてながら俺の反応を楽しむスター。ぴくりとしたり大きく喘いだりすると嬉しそうにする、なんて奴だ、俺は死にそうだってのに。
下半身は勿論上半身の服も見事に剥ぎ取られた。靴下のみ残っているが、曰く履いてた方がエロいからこのままらしい。ど変態が。
慣らすだけで高さ体感だが1時間近く使っている事に戦慄を覚える。刺激を失い寂しそうに小さくなっていった陰茎も、いつの間にか後ろだけの刺激で勃ちきり、力なくたらたらと我慢汁を出している。射精してないだけまだマシか。
最初は異物の侵入を拒んでいたそこも、ローションのせいか、慣れのせいか、スターの長い指が3本ズッポリと入っている。何本入っているのか当てるクイズされた時はマジに暴力を考えた。それでも開発は順調に進んでしまい、暴力を振るうほどの力すら入らない、出し入れするその刺激だけで声を上げてしまう始末。
「んぅ、、んん、……ぁあ!」
「その顔エッロ……初めてなのにこんなに感じるなんて、流石は天使様です」
こんなことを言われても情けない身体を押さえ込まれた今の俺にできることといえば、腰を揺らして扇情を煽ることと、シーツをめいいっぱい掴んで快楽を逃すこと。あとはそうだな、スターにしがみついてさらに正気を散らすことぐらいか、つまり何が言いたいかというと、碌なことができないって事だ。
しかしまだ、この減らず口だけは失われることはなかった。
「そぉこ…さわ…るの…や、めろや! あ、ぅぅ……いつま、でぇ、やってぇんだぁ」
「そうですね……もうそろそろ、僕も辛くなってしたし……」
よかった、動きが止まって少し気分が楽になった。引き抜かれた時に「ぁん!」とかいう自分のものではないと思いたい声を発してしまったけれど。
でも別に焦らしプレイに目覚めたとかそんなんじゃなかった。スターも余裕綽々と言った感じでは絶対にないことは伝わっている。赤く染まった野生感のある表情からは、昼間の爽やかな雰囲気は感じられない。肩をガッチリホールドし時折頭を撫でる左腕には手加減の手の字もない、絶対に逃がさないという強い意志を感じた。
「どうしました? そんなに僕のこれが気になりますか?」
下半身を見てたのがバレた。慌ててそっぽを向くが、確かに見えたぞ、完璧に勃起している。しかも制服越しからでもわかるがかなりでかい。俺のを見て可愛いっていうのも悔しいが納得してしまう程には。
今俺の頭にあるのは、いやそんな太いの絶対入らんだろという多分1番冷静な自分と、こんなので気持ちいいところトントンされたら気持ち良すぎて絶対おかしくなるという処女みてえなこと(一応処女だけども)考えてる自分、この状況を打破出来るのは毒舌だけだと言う何処までも言葉の暴言主義な自分。
「なぁ、それ、いれんの?」
「? はい。このために60分も使って慣らさせていただきました。潤滑剤の中に微少ですが愛薬が入っていたのですが、しっかりと効いていたようですし」
わかんないものにわかんないものを入れるな。怖い。俺が初めてなのにこんなに感度いいのかって、この熱と愛薬って物のせいなのか、あとシンプルに俺の素質。
「や、ヤバイって……ごめん、やっぱもうちょっと考えさせて、な?」
「__今になってそれは無しですよ」
カチカチとなるジッパーの音を今日ほど恐怖に思ったことはない。それだというのにその音の出所をチラチラと見てしまう自分は、スターから見ればさぞ滑稽に見えるだろう。
そして音源の先あったそれは、ズボン越し、パンツ越しから見たモノより大きい気がする。いやいや、やっぱ入るわけねえ。少なくともあともう1時間かならさないと、それはそれで地獄か。
「あ、そういればまだ、処女を奪う前にまだ奪っていない物がありました」
……あ、勘づかれた? 今まであえて触れないことでバレることを回避していたのに。最後の抵抗も虚しく、怖くて目をつぶっていた俺に、唇に、そっとキスが落とされた。初めてのキスがマウスtoマウスかとは思ったがようやく終わった。油断して目を開けたタイミングで、また再びキスが襲いくる。
しかもコイツ舌入れて来やがった。自分はまだそんな高等技巧が使えないってのに。そんな俺がコレに対抗できるかと言われたら頭から尻尾までNOだ。息の上手に出来ないから頭が回らない、体全体を蹂躙されている気分だった。
上も下もコイツに全部取られていく。身体が自分のものではなくなり、意思とは無関係にスターの存在を歓迎する。星型の首輪をつけられている気分だった。キスから解放されて、久しぶりの空気を味わっていても、それは変わらない。主導権は、俺には来ない。
「天使様ぁ……お慕いしております……」
恍惚とした表情のスターの。最初は恐ろしかった捕食者としてのコイツの顔に興奮を覚えてしまうのは、きっと俺のせいじゃない。この熱と、薬と、雰囲気のせいだ。そう思わないとあまりにも恥ずかしい。陰茎は、入り口(出口だけど)の蓋をなぞり、ゆっくりと中に入ってきた。
下半身は勿論上半身の服も見事に剥ぎ取られた。靴下のみ残っているが、曰く履いてた方がエロいからこのままらしい。ど変態が。
慣らすだけで高さ体感だが1時間近く使っている事に戦慄を覚える。刺激を失い寂しそうに小さくなっていった陰茎も、いつの間にか後ろだけの刺激で勃ちきり、力なくたらたらと我慢汁を出している。射精してないだけまだマシか。
最初は異物の侵入を拒んでいたそこも、ローションのせいか、慣れのせいか、スターの長い指が3本ズッポリと入っている。何本入っているのか当てるクイズされた時はマジに暴力を考えた。それでも開発は順調に進んでしまい、暴力を振るうほどの力すら入らない、出し入れするその刺激だけで声を上げてしまう始末。
「んぅ、、んん、……ぁあ!」
「その顔エッロ……初めてなのにこんなに感じるなんて、流石は天使様です」
こんなことを言われても情けない身体を押さえ込まれた今の俺にできることといえば、腰を揺らして扇情を煽ることと、シーツをめいいっぱい掴んで快楽を逃すこと。あとはそうだな、スターにしがみついてさらに正気を散らすことぐらいか、つまり何が言いたいかというと、碌なことができないって事だ。
しかしまだ、この減らず口だけは失われることはなかった。
「そぉこ…さわ…るの…や、めろや! あ、ぅぅ……いつま、でぇ、やってぇんだぁ」
「そうですね……もうそろそろ、僕も辛くなってしたし……」
よかった、動きが止まって少し気分が楽になった。引き抜かれた時に「ぁん!」とかいう自分のものではないと思いたい声を発してしまったけれど。
でも別に焦らしプレイに目覚めたとかそんなんじゃなかった。スターも余裕綽々と言った感じでは絶対にないことは伝わっている。赤く染まった野生感のある表情からは、昼間の爽やかな雰囲気は感じられない。肩をガッチリホールドし時折頭を撫でる左腕には手加減の手の字もない、絶対に逃がさないという強い意志を感じた。
「どうしました? そんなに僕のこれが気になりますか?」
下半身を見てたのがバレた。慌ててそっぽを向くが、確かに見えたぞ、完璧に勃起している。しかも制服越しからでもわかるがかなりでかい。俺のを見て可愛いっていうのも悔しいが納得してしまう程には。
今俺の頭にあるのは、いやそんな太いの絶対入らんだろという多分1番冷静な自分と、こんなので気持ちいいところトントンされたら気持ち良すぎて絶対おかしくなるという処女みてえなこと(一応処女だけども)考えてる自分、この状況を打破出来るのは毒舌だけだと言う何処までも言葉の暴言主義な自分。
「なぁ、それ、いれんの?」
「? はい。このために60分も使って慣らさせていただきました。潤滑剤の中に微少ですが愛薬が入っていたのですが、しっかりと効いていたようですし」
わかんないものにわかんないものを入れるな。怖い。俺が初めてなのにこんなに感度いいのかって、この熱と愛薬って物のせいなのか、あとシンプルに俺の素質。
「や、ヤバイって……ごめん、やっぱもうちょっと考えさせて、な?」
「__今になってそれは無しですよ」
カチカチとなるジッパーの音を今日ほど恐怖に思ったことはない。それだというのにその音の出所をチラチラと見てしまう自分は、スターから見ればさぞ滑稽に見えるだろう。
そして音源の先あったそれは、ズボン越し、パンツ越しから見たモノより大きい気がする。いやいや、やっぱ入るわけねえ。少なくともあともう1時間かならさないと、それはそれで地獄か。
「あ、そういればまだ、処女を奪う前にまだ奪っていない物がありました」
……あ、勘づかれた? 今まであえて触れないことでバレることを回避していたのに。最後の抵抗も虚しく、怖くて目をつぶっていた俺に、唇に、そっとキスが落とされた。初めてのキスがマウスtoマウスかとは思ったがようやく終わった。油断して目を開けたタイミングで、また再びキスが襲いくる。
しかもコイツ舌入れて来やがった。自分はまだそんな高等技巧が使えないってのに。そんな俺がコレに対抗できるかと言われたら頭から尻尾までNOだ。息の上手に出来ないから頭が回らない、体全体を蹂躙されている気分だった。
上も下もコイツに全部取られていく。身体が自分のものではなくなり、意思とは無関係にスターの存在を歓迎する。星型の首輪をつけられている気分だった。キスから解放されて、久しぶりの空気を味わっていても、それは変わらない。主導権は、俺には来ない。
「天使様ぁ……お慕いしております……」
恍惚とした表情のスターの。最初は恐ろしかった捕食者としてのコイツの顔に興奮を覚えてしまうのは、きっと俺のせいじゃない。この熱と、薬と、雰囲気のせいだ。そう思わないとあまりにも恥ずかしい。陰茎は、入り口(出口だけど)の蓋をなぞり、ゆっくりと中に入ってきた。
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