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こういう事もあるだろう
初めての裏切り ⭐︎
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頭は真っ白、お先は真っ暗。今の心境はそんな感じだ。あの水酒だったんか、それとも他の何かだったのか、今となっては確かめる術はない。しかし口から入り腹に溜まったそれは、今になって着実に頭に上り俺の理性を蝕んでいる。メイド服がすっかりヨレヨレになってしまっているのが申し訳なかった、趣味が悪いとは言えせっかく作ってもらったのに……。
俺の部屋、本来なら1番安心できるテリトリーはすでに陥落して、何人もの男がいるのは誰のせいなのか、俺のせいだな。4人。薫も入れて俺以外の男は4人いた。話し声に耳を傾けたいが、後ろから手を回している大男と目と鼻の先にいる男によって鳴り響くパンパンや水音でうまく聞き取れない。ただ俺の身体はいつからマグマとの共生を始めたんだってぐらい熱い、熱すぎる。
「ど、どうだ、気持ちいいか?」
「う、あアア! 気、持ちいぃ……」
「おい高林、梓のやつちょっと苦しそうなんじゃ……」
「いいんじゃねえか? 梓は魔王に求婚レイプされてイキまくってた変態だぜ、藤屋ももうちっとキツく抱いとかないと暴れられるぞ」
「中学ん時から梓には才能があると思ってたんだけど、まさかこれほどとは……もう絶対女の子抱けねえ身体だな」
なんだか不名誉なこと散々言われてる気がするが、この快楽の前では何も言えない。声のおかげで俺を囲んでいた4人の男の全貌が分かってしまったが、それはそれはもうショックだった。高林暁彦、雨月明、藤屋勝、そして羽原薫。ああ、やばいどうしよう。俺は今この見知った顔の連中にレイプされてる。衝撃が計り知れない、なんで俺こんな目にあってんだ。もう自分のせいだと考えたくもない。何より俺はふじやんの存在が一番悲しかった。
「ふじ、やん……どうしてぇ?」
「すまない梓、お前のためなんだ……」
藤屋勝、愛称はふじやん。身体は大きくてしかも全身筋肉で出来てるみたいな見た目だけど、性格は凄くいい。現に俺の数少ない友達だった。ウチの高校自慢である強豪ラグビー部のレギュラーをしている傍ら色んな委員会にも手を出してる多忙なやつで、その流れで出会って友達になった。最初は怖かったけど、ただの陽キャじゃなくて、大きくて優しいアニメのキャラみたいなそいつに俺はあっという間に絆されて、気が付けばふじやんなんて愛称で呼んでいた。
異世界に来てからというもの、話す機会はめっきりと減ってしまったが、それでも俺はふじやんと友達のつもりだった。しかしふじやんはそう思っていなかったようだ。見上げればよく知っているあの優しくてユーモアのあるジェントルマンのような姿はどこにもなく、明らかに興奮したような目で俺を見下ろしていた。拘束する腕が俺が痛いと思わない絶妙な力加減なのが少しだけ腹がたった、何が俺のためだよ、馬鹿野郎。
「ねえ梓、俺とヤッてんだから少しは俺の方見て欲しいな。ほらお前の中、前立腺より深いところきちゃうよ?」
「ヒャ!?!?あきぃひこぉ、まっでぇ!お、おぐ……ふがすぎぃ……!」
「すっげぇ……気持ちいいよ、梓」
「あ、あずさ……」
深すぎる。仁ですら俺への気遣いかまだ一度もしたことがない最奥への責めを容赦なくしてやがる。勝手がわからんのかもしれんが限度がある、こんなにガツガツ付かなくても気持ちいいから。そんなのずっとされてたらマジに壊れちまう……
「俺、やっぱ諦めらねぇよ……嫌われてもいい、この後殴られてもいい。一度だけでいいからセックスさせてほしかった……」
暁彦は泣きそうな顔で俺を見下ろしている、重力のせいで次の瞬間には涙が俺の顔にこぼれ落ちそうだ。今更そんな謝罪されても許す気もないし、しばらくは暁彦と話すのも怖くなるかもしれない。でも俺は確かにあの時、明確に可哀想だと思った。そうだよな。コイツも元を辿れば俺の犠牲者だよな。
……ペロリと、心の中で声がした。混乱する暁彦、呆気に取られる外野達。少ししょっぱい水が舌を刺激した、これでもう大丈夫。暁彦の涙はこぼれない。そしてそれと共に、俺の中に入っている暁彦のアレは、最高レベルに大きくなった。
「うぁ、ご、ごめん! 梓、あずさ、もう出る!お、おぉ……」
「ぁきひ、こ、気持ちいいよぉ……中に、出していぃからなぁ♡」
身体が、声が、心が、全力で暁彦に媚を売るように甘くなる。中に出されたそれは本当に熱くて、決して久し振りではなくても慣れることはないその気持ちいい熱さに思考を奪われた。身体がガクガクしてどうしようもない、ふじやんの支えがないとまともに座る事すらままならない。すっかり疲れた顔をした暁彦がそれを抜くと、気が抜けたように甲高い声が喉笛から出る。
しかし、試練はまだ終わらない。
「まだまだ倒れんなよ梓。まだお前は三人相手しなきゃだからな」
「え……? ウソ……」
間髪入れずに今度は薫が俺に覆い被さる。ああどうして……この世界には神も仏もないのか、いるのは魔王だけだった。俺の頭の中にまだいるあの初恋の不良は、まだ助けに来ない。俺助けてもらうことしか考えてないな本当に、でも許してくれ。本当今回ばかりは。初めてなんだよ、仲間に裏切られるなんて。
巳陽梓はまだ知らない。これから起こる地獄は勿論、真田仁の無限の愛情、そして味方してくれる尊い仲間も。特に真田仁は、今にも気づいてみせる、
「なんだぁ? 胸がザワザワすんな……」
俺の部屋、本来なら1番安心できるテリトリーはすでに陥落して、何人もの男がいるのは誰のせいなのか、俺のせいだな。4人。薫も入れて俺以外の男は4人いた。話し声に耳を傾けたいが、後ろから手を回している大男と目と鼻の先にいる男によって鳴り響くパンパンや水音でうまく聞き取れない。ただ俺の身体はいつからマグマとの共生を始めたんだってぐらい熱い、熱すぎる。
「ど、どうだ、気持ちいいか?」
「う、あアア! 気、持ちいぃ……」
「おい高林、梓のやつちょっと苦しそうなんじゃ……」
「いいんじゃねえか? 梓は魔王に求婚レイプされてイキまくってた変態だぜ、藤屋ももうちっとキツく抱いとかないと暴れられるぞ」
「中学ん時から梓には才能があると思ってたんだけど、まさかこれほどとは……もう絶対女の子抱けねえ身体だな」
なんだか不名誉なこと散々言われてる気がするが、この快楽の前では何も言えない。声のおかげで俺を囲んでいた4人の男の全貌が分かってしまったが、それはそれはもうショックだった。高林暁彦、雨月明、藤屋勝、そして羽原薫。ああ、やばいどうしよう。俺は今この見知った顔の連中にレイプされてる。衝撃が計り知れない、なんで俺こんな目にあってんだ。もう自分のせいだと考えたくもない。何より俺はふじやんの存在が一番悲しかった。
「ふじ、やん……どうしてぇ?」
「すまない梓、お前のためなんだ……」
藤屋勝、愛称はふじやん。身体は大きくてしかも全身筋肉で出来てるみたいな見た目だけど、性格は凄くいい。現に俺の数少ない友達だった。ウチの高校自慢である強豪ラグビー部のレギュラーをしている傍ら色んな委員会にも手を出してる多忙なやつで、その流れで出会って友達になった。最初は怖かったけど、ただの陽キャじゃなくて、大きくて優しいアニメのキャラみたいなそいつに俺はあっという間に絆されて、気が付けばふじやんなんて愛称で呼んでいた。
異世界に来てからというもの、話す機会はめっきりと減ってしまったが、それでも俺はふじやんと友達のつもりだった。しかしふじやんはそう思っていなかったようだ。見上げればよく知っているあの優しくてユーモアのあるジェントルマンのような姿はどこにもなく、明らかに興奮したような目で俺を見下ろしていた。拘束する腕が俺が痛いと思わない絶妙な力加減なのが少しだけ腹がたった、何が俺のためだよ、馬鹿野郎。
「ねえ梓、俺とヤッてんだから少しは俺の方見て欲しいな。ほらお前の中、前立腺より深いところきちゃうよ?」
「ヒャ!?!?あきぃひこぉ、まっでぇ!お、おぐ……ふがすぎぃ……!」
「すっげぇ……気持ちいいよ、梓」
「あ、あずさ……」
深すぎる。仁ですら俺への気遣いかまだ一度もしたことがない最奥への責めを容赦なくしてやがる。勝手がわからんのかもしれんが限度がある、こんなにガツガツ付かなくても気持ちいいから。そんなのずっとされてたらマジに壊れちまう……
「俺、やっぱ諦めらねぇよ……嫌われてもいい、この後殴られてもいい。一度だけでいいからセックスさせてほしかった……」
暁彦は泣きそうな顔で俺を見下ろしている、重力のせいで次の瞬間には涙が俺の顔にこぼれ落ちそうだ。今更そんな謝罪されても許す気もないし、しばらくは暁彦と話すのも怖くなるかもしれない。でも俺は確かにあの時、明確に可哀想だと思った。そうだよな。コイツも元を辿れば俺の犠牲者だよな。
……ペロリと、心の中で声がした。混乱する暁彦、呆気に取られる外野達。少ししょっぱい水が舌を刺激した、これでもう大丈夫。暁彦の涙はこぼれない。そしてそれと共に、俺の中に入っている暁彦のアレは、最高レベルに大きくなった。
「うぁ、ご、ごめん! 梓、あずさ、もう出る!お、おぉ……」
「ぁきひ、こ、気持ちいいよぉ……中に、出していぃからなぁ♡」
身体が、声が、心が、全力で暁彦に媚を売るように甘くなる。中に出されたそれは本当に熱くて、決して久し振りではなくても慣れることはないその気持ちいい熱さに思考を奪われた。身体がガクガクしてどうしようもない、ふじやんの支えがないとまともに座る事すらままならない。すっかり疲れた顔をした暁彦がそれを抜くと、気が抜けたように甲高い声が喉笛から出る。
しかし、試練はまだ終わらない。
「まだまだ倒れんなよ梓。まだお前は三人相手しなきゃだからな」
「え……? ウソ……」
間髪入れずに今度は薫が俺に覆い被さる。ああどうして……この世界には神も仏もないのか、いるのは魔王だけだった。俺の頭の中にまだいるあの初恋の不良は、まだ助けに来ない。俺助けてもらうことしか考えてないな本当に、でも許してくれ。本当今回ばかりは。初めてなんだよ、仲間に裏切られるなんて。
巳陽梓はまだ知らない。これから起こる地獄は勿論、真田仁の無限の愛情、そして味方してくれる尊い仲間も。特に真田仁は、今にも気づいてみせる、
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