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前を向いて歩こう
独占欲 ★
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「ぅう……全部入ったぞ、大丈夫か」
「お、お前ぇ……ゆっくりしすぎだ!」
心に余裕ができた。仁の動きが止まった瞬間を逃す事なくすかさずデコピンをかましてやった。痛いと言ってでこを押さえているが知ったこっちゃねえよ。チンコを入れられるちょっと触るだけで軽い絶頂を迎える俺は、前立腺をゆっくり抉られるだけでも軽くお花畑が見えてしまう。
どうやら俺が別の意味で苦しんでいたことをようやっと理解してくれたらしい。何故わかったかって? めちゃめちゃ嬉しそうな顔をしているからだ。表向きは申し訳なさ一辺倒とはいえ、素直な顔の筋肉が隠しきれていないあー梓は可愛いなーと言った感情を物語っている。表情筋仕事してるんだろうけど仕事しろよ。
「ゆっくりが嫌ならさ、もうちょっとだけ早くしていいか?」
「ん、でも痛くするなよ」
「したらデコピンしてくれ」
「あいわかった目にしてやるよ」
「そこは視界を司っている……」
他愛もない会話で緊張がほぐれた。言ってはなんだけど中の刺激は全て快楽として読み取ってしまうから、余程雑にしないと痛くはならない上に、仁がそんなに雑に扱うとは思えない。ただ大きなその身体に身を任せていれば仁に気持ち良くしてくれる、その事実は俺の心にあるはずの恐怖を拭い取るには十分すぎた。
「まあとにかく……腰振れよ、中出しも3発までならチャラにしてやる」
「うえ? えっと、が、頑張ります……」
恐怖が無くなった俺には恐れるものとか魔王と薫ぐらいしかいない。もっとやる気になるように少しいやらしく誘ってやれば、中に入っているそれが大きくなったのを感じる。俺が誘うと頑張りますって絶対言うけど、俺はAVに出てくる女王様じゃないんだからそんな下僕ムーヴ出さなくてもいいのに……。
こんな余裕ぶっこいてる俺なのだが、次の瞬間この頑張りますの真の意味を身をもって知ることとなる。
「俺頑張るから逃げないでくれよ」
「……なんで逃げると思った」
「いやその……ちゃんと手加減して3発に抑えるし、何より無理させない。腰振るのもちゃんとゆっくりやるからな……」
「ヒェッ」
これは俺悪くない、仁側の言い方に問題がある。そうだったこいつ天然なんだ。俺学習しねーな、毎回そうなんだよ。仁より優位に立てると後先考えずに余裕面してしまうもんで、そのまま油断したらこいつの天然な部分に隙つかれて刺されるんだ。
腰をがっちり掴まれて、それにより今までの油断していた行動をいくら反省しようがアフターフェスティバル。この狼みたいな顔はやっぱり怖いな……今ギュッとしたら邪魔だって思われるかな? いやもうそう思われてもいいや。寂しい、こんな獣にガツガツ突かれて1人でイくよりも、目の前の大好きな人《けもの》にしがみつきながらイきたい。
「ごめん仁……邪魔だろうけどさ、我慢出来ない」
衝動のままに抱きしめて顔を埋めたその胸板には、じっとりと汗が滲んでいる。ドクドクとまだまだうるさい心臓の音を愛おしく思って、スリスリと全裸の体をひたすら雄に擦り付けた。
「じん、1人にしないでよぉ……ちゃんと一緒にイこ?」
何も言ってくれないもんだからすっかり焦ってしまった俺は、欲望に従うように遂に仁も動き出す。何も言ってくれなくてもいてくれるだけでいい、そう思っていた。しかしいざこうしてこの場になると、愛して欲しいと望んでしまう俺は相当な欲しがり屋さんだろうな。するとようやく仁が、正確には仁のチンコが動きだす。
「ん? ふぅあ、おっきぃ、むりむりぃちょっと待てよぉ……」
「フー……」
いつか聞いた事がある仁の唸り声と共に、大きくなっていくそれを身体で感じている。さっきで十分でかくなったろ、まだ起爆剤隠したたんかい。ひょっとして邪魔するよりもさらにやばいことしてしまったのか? 落ち着け、そう言おうとした瞬間に、大きな動きでピストンが始まった。前立腺は勿論、その奥も平気な顔して穿った。
「はやぁ! いいっ、む、りぃ……もう…うイ……ぐぅぅ!」
「前から思ったたけどさッ、お前ちょっと煽りすぎじゃねえか? 他の男にもそんなことしてんのか、犯されて当然だっつうの!」
「知らなぁいぃ、しぃらない! もううイ、きたく…なあいぃいっ!」
「イけよイッちまえよ! 恋人とのセックス大好きだもんな、エロ可愛いお前はこうして貰えるの楽しみにしたたもんな!」
違うと言ってやりたい、でも事実だから否定はできない。心身ともに仁に泥酔しきった俺にとって、この行為は最上級のご褒美だ。間も無く来るであろう中に出される熱いのも、感じているだけで天にも登るような心地になるに違いない。
……いっその事こと孕めないだろうか。このまま気持ちいい事をして仁の子供を産む、想像するだけでも幸せだと脳が訴えている。仁に似るかな、俺に似るのかな。自分が産む事前提の考えをしてしまうが、今の俺にはそれすらも許されない。
「ほらほら何考えたんだ、ちゃんと大好きな彼氏のちんこだけ感じてろ、俺の方だけ見てろ」
「ひぃやあ!ご、めんなさあいぃい……」
「いい子だ。俺のことだけ見てろよ、大丈夫だ。前に約束したもんな、お前のこと一生守るって!」
あれひょっとして俺束縛されてる? いや確かに嬉しいけど、ちょっと怖いな。でも仁に言われるんなら何故だか許してしまう頭ゆるゆるの自分を恨みながら、目の前の男を大きな存在として感じていた。
「お、お前ぇ……ゆっくりしすぎだ!」
心に余裕ができた。仁の動きが止まった瞬間を逃す事なくすかさずデコピンをかましてやった。痛いと言ってでこを押さえているが知ったこっちゃねえよ。チンコを入れられるちょっと触るだけで軽い絶頂を迎える俺は、前立腺をゆっくり抉られるだけでも軽くお花畑が見えてしまう。
どうやら俺が別の意味で苦しんでいたことをようやっと理解してくれたらしい。何故わかったかって? めちゃめちゃ嬉しそうな顔をしているからだ。表向きは申し訳なさ一辺倒とはいえ、素直な顔の筋肉が隠しきれていないあー梓は可愛いなーと言った感情を物語っている。表情筋仕事してるんだろうけど仕事しろよ。
「ゆっくりが嫌ならさ、もうちょっとだけ早くしていいか?」
「ん、でも痛くするなよ」
「したらデコピンしてくれ」
「あいわかった目にしてやるよ」
「そこは視界を司っている……」
他愛もない会話で緊張がほぐれた。言ってはなんだけど中の刺激は全て快楽として読み取ってしまうから、余程雑にしないと痛くはならない上に、仁がそんなに雑に扱うとは思えない。ただ大きなその身体に身を任せていれば仁に気持ち良くしてくれる、その事実は俺の心にあるはずの恐怖を拭い取るには十分すぎた。
「まあとにかく……腰振れよ、中出しも3発までならチャラにしてやる」
「うえ? えっと、が、頑張ります……」
恐怖が無くなった俺には恐れるものとか魔王と薫ぐらいしかいない。もっとやる気になるように少しいやらしく誘ってやれば、中に入っているそれが大きくなったのを感じる。俺が誘うと頑張りますって絶対言うけど、俺はAVに出てくる女王様じゃないんだからそんな下僕ムーヴ出さなくてもいいのに……。
こんな余裕ぶっこいてる俺なのだが、次の瞬間この頑張りますの真の意味を身をもって知ることとなる。
「俺頑張るから逃げないでくれよ」
「……なんで逃げると思った」
「いやその……ちゃんと手加減して3発に抑えるし、何より無理させない。腰振るのもちゃんとゆっくりやるからな……」
「ヒェッ」
これは俺悪くない、仁側の言い方に問題がある。そうだったこいつ天然なんだ。俺学習しねーな、毎回そうなんだよ。仁より優位に立てると後先考えずに余裕面してしまうもんで、そのまま油断したらこいつの天然な部分に隙つかれて刺されるんだ。
腰をがっちり掴まれて、それにより今までの油断していた行動をいくら反省しようがアフターフェスティバル。この狼みたいな顔はやっぱり怖いな……今ギュッとしたら邪魔だって思われるかな? いやもうそう思われてもいいや。寂しい、こんな獣にガツガツ突かれて1人でイくよりも、目の前の大好きな人《けもの》にしがみつきながらイきたい。
「ごめん仁……邪魔だろうけどさ、我慢出来ない」
衝動のままに抱きしめて顔を埋めたその胸板には、じっとりと汗が滲んでいる。ドクドクとまだまだうるさい心臓の音を愛おしく思って、スリスリと全裸の体をひたすら雄に擦り付けた。
「じん、1人にしないでよぉ……ちゃんと一緒にイこ?」
何も言ってくれないもんだからすっかり焦ってしまった俺は、欲望に従うように遂に仁も動き出す。何も言ってくれなくてもいてくれるだけでいい、そう思っていた。しかしいざこうしてこの場になると、愛して欲しいと望んでしまう俺は相当な欲しがり屋さんだろうな。するとようやく仁が、正確には仁のチンコが動きだす。
「ん? ふぅあ、おっきぃ、むりむりぃちょっと待てよぉ……」
「フー……」
いつか聞いた事がある仁の唸り声と共に、大きくなっていくそれを身体で感じている。さっきで十分でかくなったろ、まだ起爆剤隠したたんかい。ひょっとして邪魔するよりもさらにやばいことしてしまったのか? 落ち着け、そう言おうとした瞬間に、大きな動きでピストンが始まった。前立腺は勿論、その奥も平気な顔して穿った。
「はやぁ! いいっ、む、りぃ……もう…うイ……ぐぅぅ!」
「前から思ったたけどさッ、お前ちょっと煽りすぎじゃねえか? 他の男にもそんなことしてんのか、犯されて当然だっつうの!」
「知らなぁいぃ、しぃらない! もううイ、きたく…なあいぃいっ!」
「イけよイッちまえよ! 恋人とのセックス大好きだもんな、エロ可愛いお前はこうして貰えるの楽しみにしたたもんな!」
違うと言ってやりたい、でも事実だから否定はできない。心身ともに仁に泥酔しきった俺にとって、この行為は最上級のご褒美だ。間も無く来るであろう中に出される熱いのも、感じているだけで天にも登るような心地になるに違いない。
……いっその事こと孕めないだろうか。このまま気持ちいい事をして仁の子供を産む、想像するだけでも幸せだと脳が訴えている。仁に似るかな、俺に似るのかな。自分が産む事前提の考えをしてしまうが、今の俺にはそれすらも許されない。
「ほらほら何考えたんだ、ちゃんと大好きな彼氏のちんこだけ感じてろ、俺の方だけ見てろ」
「ひぃやあ!ご、めんなさあいぃい……」
「いい子だ。俺のことだけ見てろよ、大丈夫だ。前に約束したもんな、お前のこと一生守るって!」
あれひょっとして俺束縛されてる? いや確かに嬉しいけど、ちょっと怖いな。でも仁に言われるんなら何故だか許してしまう頭ゆるゆるの自分を恨みながら、目の前の男を大きな存在として感じていた。
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