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船上でのすったもんだ
俺vs晴雄vs心の俺 ⭐︎
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熱い風呂場の温度がさらに高くなりそうな、それぐらいの心の熱量を抑える。とにかく健吾の時みたいに、まずはチンコを触ろう。もう何も考えず作業のようにしてしまえばいいという悟りの域に無理矢理己を立たせた。本来なら間違っても自分からは立たないだろうが、今は仕方がない。俺のせいだし自己責任なんだから、文句言ってられないぜ。
これからこいつを軽くイかせて、その後俺のケツに入れて、そんでイかせればいいんだ。それで万事解決、さっきの文面をおかしいと思ったら負けだ。不幸中の幸い、晴雄のチンコはそこまでデカくない。健吾より小さい普通の大きさだ、まあそれでも俺は負けてるけどそんなのは上を見たらキリがないからやめにしよう。
「……すっごい真顔だな」
「うっせ。竿は黙って喘いでろ」
「それ健吾にも同じこと言ったん?」
まさか。健吾相手にそんなことないってない筈だ。いやごめん言ったかもしれない。あの時の記憶は曖昧だが、油断していたのは覚えている。自分のことだ、大方健吾は大丈夫とかいう意味不明な自信で優しくして、ほんで自分の発情体質で自滅したんだろう。
しかしもう俺はあの時とは違う、とにかく自分から虎の尾を踏むようなことはしない。無心でやる。あんまり意識しないために言葉遣いが荒くなってしまうのはこの際仕方がない、後で謝る。ロボットみたく感情を無にしてやり切るしかない。
「でも気持ちいい、ありがとう」
シュチュエーション的にはこれ逆レイプのはずなのにすっかり恋人セックスみたいな雰囲気になってる。むず痒くて恋しくて、飲まれてしまいそうな俺はこのままではいかん、なんとか主導権を取り戻さねばと更なる覚悟を持った。扱うだけでは埒があかない、なんとかこいつのペースを崩そうと必死で、気がつけば俺は抵抗なく晴雄のチンコを咥えていた。
じゅるじゅると音を立てる自分の方が恥ずかしい。今回は流石に間違っても美味しいなどとは思わなかったが、ツンとくる雄特有の匂いには逆らえない。健吾より小さいし、どこまで入るんだろうと口の奥の奥までゆっくりどころかゆっぬりって感じで苦しくなるまで入れた。ゆっぬりとかいう表現方法編み出したのは世界でただ一人俺しかいないという文学家気取りの俺と、もっとしゃぶりたいと考える売春夫のような俺が初対面の挨拶をしているような、そんな心境だ。
「うぇ? それもすんの?」
「うっひぇえ。イかせてやるから覚悟しろ」
さっきまで涼しい顔して俺の頭撫でてた晴雄も流石に驚いたようだ、撫でる手が止まってやがるぞ、ざまあみろ。まあ驚いてんのは俺も一緒だ。晴雄に驚いてるんじゃない、俺自身の行動に驚いている。1回目はあれだけ頭おかしくならないと出来なかったフェラが、今は正気の沙汰な考えができるこの状態で出来ていることに驚いている。
相手のペースを崩す為にしたことが、自分のペースをも乱してしまう。字面はこれ以上滑稽なことないぐらいの悲惨なものだ。しかもあの時は無我夢中にしゃぶってるだけだったから良かったが、こうして正気の状態であると、どうでも良いことばかり考えてしまう。例えばどうやったらもっと気持ち良くなってくれるのかだとか、この恥ずかしさをどう間際せば良いのかとかだ。そして何より、
「んー……イかせてやるねぇ、ちょっと難しいかもな」
この余裕な反応が戻ってきたことが悔しい。驚きが過ぎ去ったと思えば、また飄々とした顔に戻ったのがなんとも気に入らない。こいつとしては、俺に気に入られないと言われても痛くも痒くもないかもしれないが、それでも俺は勝手に絶対イかせると闘志を燃やす。その微笑に隠された悲しみの色を見つけられないままに。
これもイかせる手段だとすっかり乗り気になった身体は、冷静な心を無視して、そのまま誘うように自身の尻を弄り始める。晴雄のチンコがまた大きくなったのをしめしめと思いながら、俺の心は叫んだ。あくまで体が乗り気なだけで、間違っても俺は全然そんな気は無いと誰もいない心の中で訴えた。
♢
「……なんでだよ」
「ん? ごめん何が言いたいんだ」
「なんでイかないんだよ!」
フェラと手コキを繰り返すこと約15分、俺はついに不満をぶちまけた。なんだこいつなんでイかないんだ、いや仁や健吾が早かっただけなのか? 特に健吾とか早漏とかそんな次元じゃなかったし、ひょっとしたら男同士ってのはこれが普通なのかも。
手応えはある、だが勃起するばかりでイきやしない。気持ちいいのは確からしいが、もう一押し足りない的なやつなのか? 頭がぼーっとして考えがまとまらない。まてよ、これは熱に浮かされたからぼーっとしてんじゃ無いな。なんと言ったらいいのか、これは昔経験したことがある。風呂に入ってたら、なんか風呂の熱さが鏡写みたいに自分に伝染して……やばい、立っていられない。
「ん!? さてはお前逆上せてるな!? ちょっとこっちこい!」
前に倒れた俺をスパダリかってぐらい楽にキャッチした晴雄は、フルチンのまま俺を抱えて脱衣所まで走った。
これからこいつを軽くイかせて、その後俺のケツに入れて、そんでイかせればいいんだ。それで万事解決、さっきの文面をおかしいと思ったら負けだ。不幸中の幸い、晴雄のチンコはそこまでデカくない。健吾より小さい普通の大きさだ、まあそれでも俺は負けてるけどそんなのは上を見たらキリがないからやめにしよう。
「……すっごい真顔だな」
「うっせ。竿は黙って喘いでろ」
「それ健吾にも同じこと言ったん?」
まさか。健吾相手にそんなことないってない筈だ。いやごめん言ったかもしれない。あの時の記憶は曖昧だが、油断していたのは覚えている。自分のことだ、大方健吾は大丈夫とかいう意味不明な自信で優しくして、ほんで自分の発情体質で自滅したんだろう。
しかしもう俺はあの時とは違う、とにかく自分から虎の尾を踏むようなことはしない。無心でやる。あんまり意識しないために言葉遣いが荒くなってしまうのはこの際仕方がない、後で謝る。ロボットみたく感情を無にしてやり切るしかない。
「でも気持ちいい、ありがとう」
シュチュエーション的にはこれ逆レイプのはずなのにすっかり恋人セックスみたいな雰囲気になってる。むず痒くて恋しくて、飲まれてしまいそうな俺はこのままではいかん、なんとか主導権を取り戻さねばと更なる覚悟を持った。扱うだけでは埒があかない、なんとかこいつのペースを崩そうと必死で、気がつけば俺は抵抗なく晴雄のチンコを咥えていた。
じゅるじゅると音を立てる自分の方が恥ずかしい。今回は流石に間違っても美味しいなどとは思わなかったが、ツンとくる雄特有の匂いには逆らえない。健吾より小さいし、どこまで入るんだろうと口の奥の奥までゆっくりどころかゆっぬりって感じで苦しくなるまで入れた。ゆっぬりとかいう表現方法編み出したのは世界でただ一人俺しかいないという文学家気取りの俺と、もっとしゃぶりたいと考える売春夫のような俺が初対面の挨拶をしているような、そんな心境だ。
「うぇ? それもすんの?」
「うっひぇえ。イかせてやるから覚悟しろ」
さっきまで涼しい顔して俺の頭撫でてた晴雄も流石に驚いたようだ、撫でる手が止まってやがるぞ、ざまあみろ。まあ驚いてんのは俺も一緒だ。晴雄に驚いてるんじゃない、俺自身の行動に驚いている。1回目はあれだけ頭おかしくならないと出来なかったフェラが、今は正気の沙汰な考えができるこの状態で出来ていることに驚いている。
相手のペースを崩す為にしたことが、自分のペースをも乱してしまう。字面はこれ以上滑稽なことないぐらいの悲惨なものだ。しかもあの時は無我夢中にしゃぶってるだけだったから良かったが、こうして正気の状態であると、どうでも良いことばかり考えてしまう。例えばどうやったらもっと気持ち良くなってくれるのかだとか、この恥ずかしさをどう間際せば良いのかとかだ。そして何より、
「んー……イかせてやるねぇ、ちょっと難しいかもな」
この余裕な反応が戻ってきたことが悔しい。驚きが過ぎ去ったと思えば、また飄々とした顔に戻ったのがなんとも気に入らない。こいつとしては、俺に気に入られないと言われても痛くも痒くもないかもしれないが、それでも俺は勝手に絶対イかせると闘志を燃やす。その微笑に隠された悲しみの色を見つけられないままに。
これもイかせる手段だとすっかり乗り気になった身体は、冷静な心を無視して、そのまま誘うように自身の尻を弄り始める。晴雄のチンコがまた大きくなったのをしめしめと思いながら、俺の心は叫んだ。あくまで体が乗り気なだけで、間違っても俺は全然そんな気は無いと誰もいない心の中で訴えた。
♢
「……なんでだよ」
「ん? ごめん何が言いたいんだ」
「なんでイかないんだよ!」
フェラと手コキを繰り返すこと約15分、俺はついに不満をぶちまけた。なんだこいつなんでイかないんだ、いや仁や健吾が早かっただけなのか? 特に健吾とか早漏とかそんな次元じゃなかったし、ひょっとしたら男同士ってのはこれが普通なのかも。
手応えはある、だが勃起するばかりでイきやしない。気持ちいいのは確からしいが、もう一押し足りない的なやつなのか? 頭がぼーっとして考えがまとまらない。まてよ、これは熱に浮かされたからぼーっとしてんじゃ無いな。なんと言ったらいいのか、これは昔経験したことがある。風呂に入ってたら、なんか風呂の熱さが鏡写みたいに自分に伝染して……やばい、立っていられない。
「ん!? さてはお前逆上せてるな!? ちょっとこっちこい!」
前に倒れた俺をスパダリかってぐらい楽にキャッチした晴雄は、フルチンのまま俺を抱えて脱衣所まで走った。
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