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8章

恥ずかしさに顔をそむけたい

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カァーー。菜々実とひろの顔が赤くなった。

「え、あっそういうことじゃなくて・・・。」

菜々実は、とても恥ずかしくなり、家の中へ、走っていった。

          ~菜々実の家~
ドタドタドタドタ、バタン!
菜々実は、自分の部屋に走り込みドアを閉め、そのドアに背中を預けたままヘナヘナッと座り込んでしまった。
「私、何て事を言ったんだ。」
と、いって顔が赤いことに気付き、赤い顔がもっと赤くなった。

      ~一方その頃のひろは~

ドタドタドタドタ、ガチャッ!
「ひろ~、おやつは~?」
「今はいいよ!母さん!」
「そうなの。分かったわ!あ、母さんちょっと買い物にいってくるわ!」
ガチャン
ひろもドアに背中を預けたままヘナヘナッと座り込んでいた。
「はぁー。俺、どうしたんだ?なぜか、さっきから胸がドキドキしてる。俺、お、おかしくなったんだろうか。」


              ~夜~
菜々実は、
「明日、ひろに合わせる顔がない。・・・・・・。」
と落ち込んでいた。
けれど菜々実は、ぐっすりと朝まで寝ていた。

              ~朝~
「ふぁ~あ。今日は、少し早く起きすぎたな。まあ暇だし学校にでも行きますか!」

昨日の事などキレイさっぱりすっきり忘れた菜々実だった。
トコトコトコトコ
「あらっ!菜々実ちゃん今日ははやいねー!」
「あ、おばさん。おはようございます。」
などといろいろしてるうちに、学校についた。
そして、教室に入り黒板をちらっと見た。

「おー。まじか。ホントに?」
そこには、


『今日は、転校生が二人来ます。』


と書かれていた。
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