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風俗初体験物語
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その頃の江本耕一郎はもうそろそろ童貞を卒業したいと焦り心の晴れない日々を送っていたのだった。その彼は既に二十四歳となっていた。が未だ女体を生で見た経験はなく、風俗へ行く金も度胸もない彼がそれを目視出来る機会はAVの類に限られている寂しい現実であった。耕一郎も東京在住(と云ってもそれは北多摩地区の埼玉県との隣接地区だったが)のシティーボーイなのだし、二十代の若さがあるのだから十人並みの容貌を備えた彼女が、彼の性欲を満足させてくれる優しい彼女が、居ても良さそうなものだったが、何故か彼には彼女と云う存在がこれまでの人生の中で一度も居た事がないのだった。いや、この書き方だと耕一郎自身は何か被害者で、耕一郎に惚れない世の女性達が加害者であるような印象を与えかねないが、詰まる所彼に彼女が居ないのは自業自得の所業だと思えるのである。
やはり高校は進学校に通っていたくせに大学に進学しなかった事が大きな人生の間違いであったと今更ながらに彼はしみじみと思うのだった。耕一郎が大学へ進学しなかった理由は高校生活を送る中で親友をある理由で失い、精神的に落ち込んで勉強に集中出来なくなったり、文系人間のくせに理系の進学コースを誤って選択していたり、と云った事があるが、一番の理由は高校三年生の時に彼は突然プロレスラーになると言い出し、そしてそれを実現させるべく、受験勉強を一切辞めてプロレスラーの養成所へ通い出した事だろう。しかし結局は当初の意気込みと決意も悲しいかな半年間しか続かず、プロレスの練習が過酷だったために最後は脱走という形で彼はケツを割ったのである。そして高校卒業後は同級生の中で一人だけ進路未定と云う形で社会へ放り出されて今に至るのだった。
そんな今彼はどう考えても大学には進学していれば良かったと思うのである。高校を卒業してから五年が経ったが、スーパーや本屋や宅配会社などのアルバイト業務に励んでいた際、同僚のアルバイトの男の大学生達が「合コン」やら「サークル」やら「彼女と卒業旅行」やらと話している様子を何度も目撃したが、彼らを銃殺してやりたい程彼らが羨ましかったし、妬ましかった。本当は耕一郎も大学へ進学して彼らと共に「合コン」だの「コンパ」だのに勤しみたかったのである。少しでも偏差値の高い大学へ進学し、大学名のブランドを大いに利用して「ヤリサー」なんかに入り馬鹿なFランの女子大生を弄んでSEX大学生「性活」を楽しみたかったのである。そんな事を思いながら生きていたら、もうあっという間に五年の歳月が経ってしまった。
で耕一郎は二十四歳の誕生日を先々月の五月に迎えた時、ある決意を胸に秘め、それを実行に移すために金を稼ぎに静岡県の茶工場へと赴いたのだった。ある決意とは風俗へ生まれて初めて行く事、よりはっきりと云えばソープランドへ忍び込む事だった。耕一郎は本当に焦っていたのだった。同級生は皆順調に大学へ進学し、今は一年留年した奴らも無事就職をした時節となっていた。また、この年(平成二十八年)耕一郎は携帯電話を従来のガラケーからスマートフォンへと変更した事でSNSを始めたのだが、友人のLINEやFacebookのプロフィール画面にはその友人の子供と見られる画像がアップロードされていて、耕一郎の嫉妬心に大きく火を点ける始末だった。年収でも子孫繁栄でもあらゆる点でも、彼らと非常な差を付けられた思いだった。それに引き換え耕一郎は彼女を持つはおろか一度も性行為を行わずして二十代の半ばを迎えてしまった形なのである。だからこそ彼は先月の頭から二週間静岡県のド田舎で住み込みのアルバイトに励み、十四万円の金を作ったのであった。それを元金としてソープランドへ赴き、果てて童貞を捨て去るのである。(しかし使えるのは約半分の七万円が上限である。残りは携帯代、アパートの家賃代で消えるのである。)年収で追いつけなくても、子孫繁栄で追い越せなくても、とりあえずは童貞を捨てた点で彼らと同じ水準に達したかったのだった。
七月某日、「ほのかであっさりした味わい」と云う吉祥寺にあるソープランドのうたい文句に惹かれ、彼は中央線に乗り吉祥寺へと向かっていた。インターネットのその店に関するレビューでは「一回三万円以上しますが、二十代のなかなか食べ頃な時期の子が揃っています」とか「初回でも指名出来ます」とか書かれ、耕一郎はそこが所謂高級ソープランドの類だったとしても、吉祥寺と云う土地の池袋や新宿に比べての安全性に重きを置いた結果そこで妥協する事としたのだ。
店は吉祥寺の北口から徒歩で五分程の所にあった。外観は五階建ての雑居ビルで一階にそのソープランドはあるようだった。耕一郎は意を決して扉を開き入店した。すると、中はオレンジ色の電飾に彩られたちょっと風俗店ではなく中華料理店と見紛うような異国情緒な趣きであった。何だか異世界に迷い込んだ気もした耕一郎だったが、受付の見るからにヤクザとしか思えない男が丁寧な口ぶりで「いらっしゃいませ」と声を掛けてくる。これに耕一郎の方も「初めてなんですが、一回おいくらですか?」と言うと、受付の男は「四万円になります」とだけ言い、耕一郎が金を支払うのを待っているようだった。耕一郎は値段についてはインターネットのレビューで「三万円以上する」と記されてあったのを記憶していたからさしたる驚きもなくその金を支払った。受付の男からは受付のカウンター近くのソファーで「待っているように」と言われ、耕一郎は粛然とそこに座り込んだ。「なんだ。初めてのソープランドだったから気負って来たが、そんな仰々しいものでもなさそうだな」耕一郎はプレイをまだ終えていないのにもう既にそれをし終えたが如く落ち着き払って座っているのだった。
ところがである。なかなか耕一郎の元に指名の注文を承りに来る店員が姿を見せないのである。いくら風俗オンチの耕一郎と雖も指名が出来る場合、店員が店に所属している女の子の写真を持って来て、客に決断を仰ぐ光景は容易く耕一郎の脳内にも浮かんでいたが、一向にその店員が彼の元に来ないのである。少し不安を感じた耕一郎は近くに居る受付の男にその旨を聞き質してみたら、あっさりとかの男は怪訝な顔をして「そんな指名なんてうちの店では出来ませんよ」とだけ言い、彼の希望を見事打ち砕いたのである。
これにはいくら頭の思考回路とその構造がゆるく出来過ぎている耕一郎と雖も一抹以上の不安と怒りが込み上げてきたが、もう金を支払った以上どうする事も出来ない。「まぁいいか、指名出来なかったとしても、この店には二十代の女の子が揃っているって書いてあったからなぁ」などと耕一郎は淡い期待をしつつも、「指名が出来る」と云うレビューは嘘だったのだから、「二十代の女の子ばかりが居る」と云うレビューも嘘なのでは?と疑心暗鬼に打ちひしいだ。そんな時間がしばし流れた後、受付の男から四番の部屋に入るように指示を受け、耕一郎は案内されるがままに四番の部屋まで行き、それは期待と不安で胸がいっぱいになる思いだった。そして勇気を振り絞って彼は扉を開いた。
が中に居たのは二十代のピチピチした初々しいギャルではなく、胸が貧相に萎み、顔の皮膚はしわしわに寄り特に頬の肉とその皮膚がただれているように元気がない四十代後半か五十代前半の女だった。しかも、日本人ですらない。そのサイケデリックな顔立ちと服装から察するに東南アジアのフィリピン人かベトナム人の類であろう。この意想外な対面に思わず息を飲み思考停止に陥った彼は何か話そうにも言葉が出てこなかった。と、耕一郎の動揺を嗅ぎ取ったらしいその女は何とも意外な事を口走ってきたのだった。「お兄さん、キャンセルしますか?」と如何にも外国人風のアクセントで言ってきたのである。これに耕一郎は初っ端頭が「?」となったが、「それをしてもらえるのであればしてもらいたい」と強く思い、大きく頷くと女は「じゃ、受付の人にそう伝えてね」とだけ言い彼を押し出す形で女は扉を閉めたのだった。
で何か絶望的な気持ちになりつつ、耕一郎は女に言われたがままに受付まで行き男にその旨を伝えると、男は顔を真っ赤にして耕一郎を詰り始め、「困るんですよねぇ。こんな事をされると女の子が機嫌を損ねるんだよ」と呟いた。これに耕一郎は「何が女の子だ。五十近いババアじゃねぇか。しかも外国人の。ほのかでもねぇしあっさりもしてねぇじゃねぇか」と心の中で毒づきつつも、金を返してもらいたかったから猛省している風を装い、金の返金を要求してみた。すると男は暫し沈思黙考したような様子をした後「しょうがないねぇ、お客さん。普通はこんな事はしないんだけど、今回は特別に全額返金してあげますよ。もう二度とうちの店には来ないで下さいね」と嘆息しながら、しかし鋭い視線を耕一郎に向けて吐き捨てるように言うのだった。これに大変申し訳ない事をしたな、と青ざめた耕一郎は瞬時に「はい、ありがとうございます」とだけ言い、返してもらった四万円を握りしめ、店の扉を思いっきり開いて走って逃げたのだった。
成蹊大学のキャンパスの近くまで走り抜け、息を切らした耕一郎は、受付の男が追って来ていそうな気がして辺りを確認したが、男は居なかった。しかし、彼の視界にはある意味ではもっと目障りな、成蹊大学の男女の学生達がキャンパスで騒いでいる様子が映り込み、「人生とはあらゆる意味で不公平なのだな」と耕一郎は感じざる得ないのだった。
やはり高校は進学校に通っていたくせに大学に進学しなかった事が大きな人生の間違いであったと今更ながらに彼はしみじみと思うのだった。耕一郎が大学へ進学しなかった理由は高校生活を送る中で親友をある理由で失い、精神的に落ち込んで勉強に集中出来なくなったり、文系人間のくせに理系の進学コースを誤って選択していたり、と云った事があるが、一番の理由は高校三年生の時に彼は突然プロレスラーになると言い出し、そしてそれを実現させるべく、受験勉強を一切辞めてプロレスラーの養成所へ通い出した事だろう。しかし結局は当初の意気込みと決意も悲しいかな半年間しか続かず、プロレスの練習が過酷だったために最後は脱走という形で彼はケツを割ったのである。そして高校卒業後は同級生の中で一人だけ進路未定と云う形で社会へ放り出されて今に至るのだった。
そんな今彼はどう考えても大学には進学していれば良かったと思うのである。高校を卒業してから五年が経ったが、スーパーや本屋や宅配会社などのアルバイト業務に励んでいた際、同僚のアルバイトの男の大学生達が「合コン」やら「サークル」やら「彼女と卒業旅行」やらと話している様子を何度も目撃したが、彼らを銃殺してやりたい程彼らが羨ましかったし、妬ましかった。本当は耕一郎も大学へ進学して彼らと共に「合コン」だの「コンパ」だのに勤しみたかったのである。少しでも偏差値の高い大学へ進学し、大学名のブランドを大いに利用して「ヤリサー」なんかに入り馬鹿なFランの女子大生を弄んでSEX大学生「性活」を楽しみたかったのである。そんな事を思いながら生きていたら、もうあっという間に五年の歳月が経ってしまった。
で耕一郎は二十四歳の誕生日を先々月の五月に迎えた時、ある決意を胸に秘め、それを実行に移すために金を稼ぎに静岡県の茶工場へと赴いたのだった。ある決意とは風俗へ生まれて初めて行く事、よりはっきりと云えばソープランドへ忍び込む事だった。耕一郎は本当に焦っていたのだった。同級生は皆順調に大学へ進学し、今は一年留年した奴らも無事就職をした時節となっていた。また、この年(平成二十八年)耕一郎は携帯電話を従来のガラケーからスマートフォンへと変更した事でSNSを始めたのだが、友人のLINEやFacebookのプロフィール画面にはその友人の子供と見られる画像がアップロードされていて、耕一郎の嫉妬心に大きく火を点ける始末だった。年収でも子孫繁栄でもあらゆる点でも、彼らと非常な差を付けられた思いだった。それに引き換え耕一郎は彼女を持つはおろか一度も性行為を行わずして二十代の半ばを迎えてしまった形なのである。だからこそ彼は先月の頭から二週間静岡県のド田舎で住み込みのアルバイトに励み、十四万円の金を作ったのであった。それを元金としてソープランドへ赴き、果てて童貞を捨て去るのである。(しかし使えるのは約半分の七万円が上限である。残りは携帯代、アパートの家賃代で消えるのである。)年収で追いつけなくても、子孫繁栄で追い越せなくても、とりあえずは童貞を捨てた点で彼らと同じ水準に達したかったのだった。
七月某日、「ほのかであっさりした味わい」と云う吉祥寺にあるソープランドのうたい文句に惹かれ、彼は中央線に乗り吉祥寺へと向かっていた。インターネットのその店に関するレビューでは「一回三万円以上しますが、二十代のなかなか食べ頃な時期の子が揃っています」とか「初回でも指名出来ます」とか書かれ、耕一郎はそこが所謂高級ソープランドの類だったとしても、吉祥寺と云う土地の池袋や新宿に比べての安全性に重きを置いた結果そこで妥協する事としたのだ。
店は吉祥寺の北口から徒歩で五分程の所にあった。外観は五階建ての雑居ビルで一階にそのソープランドはあるようだった。耕一郎は意を決して扉を開き入店した。すると、中はオレンジ色の電飾に彩られたちょっと風俗店ではなく中華料理店と見紛うような異国情緒な趣きであった。何だか異世界に迷い込んだ気もした耕一郎だったが、受付の見るからにヤクザとしか思えない男が丁寧な口ぶりで「いらっしゃいませ」と声を掛けてくる。これに耕一郎の方も「初めてなんですが、一回おいくらですか?」と言うと、受付の男は「四万円になります」とだけ言い、耕一郎が金を支払うのを待っているようだった。耕一郎は値段についてはインターネットのレビューで「三万円以上する」と記されてあったのを記憶していたからさしたる驚きもなくその金を支払った。受付の男からは受付のカウンター近くのソファーで「待っているように」と言われ、耕一郎は粛然とそこに座り込んだ。「なんだ。初めてのソープランドだったから気負って来たが、そんな仰々しいものでもなさそうだな」耕一郎はプレイをまだ終えていないのにもう既にそれをし終えたが如く落ち着き払って座っているのだった。
ところがである。なかなか耕一郎の元に指名の注文を承りに来る店員が姿を見せないのである。いくら風俗オンチの耕一郎と雖も指名が出来る場合、店員が店に所属している女の子の写真を持って来て、客に決断を仰ぐ光景は容易く耕一郎の脳内にも浮かんでいたが、一向にその店員が彼の元に来ないのである。少し不安を感じた耕一郎は近くに居る受付の男にその旨を聞き質してみたら、あっさりとかの男は怪訝な顔をして「そんな指名なんてうちの店では出来ませんよ」とだけ言い、彼の希望を見事打ち砕いたのである。
これにはいくら頭の思考回路とその構造がゆるく出来過ぎている耕一郎と雖も一抹以上の不安と怒りが込み上げてきたが、もう金を支払った以上どうする事も出来ない。「まぁいいか、指名出来なかったとしても、この店には二十代の女の子が揃っているって書いてあったからなぁ」などと耕一郎は淡い期待をしつつも、「指名が出来る」と云うレビューは嘘だったのだから、「二十代の女の子ばかりが居る」と云うレビューも嘘なのでは?と疑心暗鬼に打ちひしいだ。そんな時間がしばし流れた後、受付の男から四番の部屋に入るように指示を受け、耕一郎は案内されるがままに四番の部屋まで行き、それは期待と不安で胸がいっぱいになる思いだった。そして勇気を振り絞って彼は扉を開いた。
が中に居たのは二十代のピチピチした初々しいギャルではなく、胸が貧相に萎み、顔の皮膚はしわしわに寄り特に頬の肉とその皮膚がただれているように元気がない四十代後半か五十代前半の女だった。しかも、日本人ですらない。そのサイケデリックな顔立ちと服装から察するに東南アジアのフィリピン人かベトナム人の類であろう。この意想外な対面に思わず息を飲み思考停止に陥った彼は何か話そうにも言葉が出てこなかった。と、耕一郎の動揺を嗅ぎ取ったらしいその女は何とも意外な事を口走ってきたのだった。「お兄さん、キャンセルしますか?」と如何にも外国人風のアクセントで言ってきたのである。これに耕一郎は初っ端頭が「?」となったが、「それをしてもらえるのであればしてもらいたい」と強く思い、大きく頷くと女は「じゃ、受付の人にそう伝えてね」とだけ言い彼を押し出す形で女は扉を閉めたのだった。
で何か絶望的な気持ちになりつつ、耕一郎は女に言われたがままに受付まで行き男にその旨を伝えると、男は顔を真っ赤にして耕一郎を詰り始め、「困るんですよねぇ。こんな事をされると女の子が機嫌を損ねるんだよ」と呟いた。これに耕一郎は「何が女の子だ。五十近いババアじゃねぇか。しかも外国人の。ほのかでもねぇしあっさりもしてねぇじゃねぇか」と心の中で毒づきつつも、金を返してもらいたかったから猛省している風を装い、金の返金を要求してみた。すると男は暫し沈思黙考したような様子をした後「しょうがないねぇ、お客さん。普通はこんな事はしないんだけど、今回は特別に全額返金してあげますよ。もう二度とうちの店には来ないで下さいね」と嘆息しながら、しかし鋭い視線を耕一郎に向けて吐き捨てるように言うのだった。これに大変申し訳ない事をしたな、と青ざめた耕一郎は瞬時に「はい、ありがとうございます」とだけ言い、返してもらった四万円を握りしめ、店の扉を思いっきり開いて走って逃げたのだった。
成蹊大学のキャンパスの近くまで走り抜け、息を切らした耕一郎は、受付の男が追って来ていそうな気がして辺りを確認したが、男は居なかった。しかし、彼の視界にはある意味ではもっと目障りな、成蹊大学の男女の学生達がキャンパスで騒いでいる様子が映り込み、「人生とはあらゆる意味で不公平なのだな」と耕一郎は感じざる得ないのだった。
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