恬然として居座れ、茅屋の隅に

根本外三郎

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最終章

再会

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 そしてあれから四年が経った平成二十八年の春、光彦は仲見世通りを浅草寺の方へ向かって歩いていた。実は光彦は今でも西洋館の舞台に立っている。しかし漫才師としてではなく、ピンで行う漫談を披露しているのだ。漫才ではなく漫談を披露するようになったのは一年前一馬がいきなり蒸発した事がきっかけであった。その日の朝目が覚めると、いつもは隣でグースカグースカ寝ている一馬の姿が消えており、ちゃぶ台には「悪い、もう限界」とだけ書かれた紙が置かれてもい、普段舞台で使用している一馬のスーツもなくなっていたのである。その時でコンビを組んで三年が過ぎていたが、決して順調とは言えないものの、確実にファンを増やして漫才の技量も上げていた事は事実であったが、一馬にとっては思うような成果ではなかったのかもしれない。だから一馬が蒸発した事で秋風光太・一太も解散する運命なのかもしれなかったが、光彦としては一馬に直接会ってから解散の意志を聞いて全てを終わりにしたいと思ったのだった。漫才師の世界に誘い込んだのは紛れもなく一馬なのだから一馬の口からけじめを伝えて欲しかったのである。

 浅草寺の境内は桜見物をしている為か何時になく外国人観光客とカップルで埋め尽くされていたので、居心地の悪さを感じた光彦は久方振りに木馬館へと足を運ぶ事にした。ふと光彦はそこへ至る道中に四年前の事を思い返してしまった。島田紫織に弟子入りしようと思った時の事である。実はあれから木馬館で漫才を披露する機会に度々恵まれたものの、光彦は講談師の誰にも声を掛ける事をしなかった。理由は単純で一馬と一緒に漫才をしている方が楽しくそれに遣り甲斐を感じていたからだった。だから講談師の事などは既にアウトオブ眼中だったのである。そして一年前からは漫才も出来なくなってしまったので、当然この一年間は木馬館の舞台に立つ事も入場する事もなかったのであった。やがて木馬館の前で足を止めた光彦は久しぶりに木馬館へと入場する事にした。勿論客としてである。しかしこれが結果として運命の再会となる事を光彦は知る由もなかったのだった。それでその時光彦が一階の講談や浪曲が演じられる木馬亭に入った時にはめくりには「島田瞳月」という文字が書き記されてあった。「一年前までにはいなかった芸人だな」と思って舞台上を見てみると光彦は思わず仰天してしまった。何とそこには着物を来た進藤瞳が修羅場調子で物語を語っていたからである。

 終演後光彦は木馬館の知り合いの関係者に話を通し、講談師達の控室まで出向いていった。そんな事が許されたのも一年前まで木馬館で漫才をしていたからである。そして控室に入り島田瞳月を見つけるや光彦は「進藤さん、俺だよ、川野光彦だよ」と告げたのだった。瞳は「か、川野君!どうしてここに」と言い、光彦が「それはこっちのセリフだよ」と言えば瞳は「ここではなんだから、近くの喫茶店で話しましょうよ」と言ってきたのである。それで瞳が洋服に着替えた後瞳が言うその喫茶店へと共に足を運んでみるとそこはひさご通りにあるミルソーレであった。ここに入るのは四年前に秋風こうた・ふくたの弟子入りの際に来て以来であり、店内の雰囲気は当時とあまり変わっていないように光彦には映った。その秋風こうた・ふくたは一馬が蒸発した事を心底がっかりしているらしく、「見つかったら早く俺達に知らせるように破門になんてしないから」と言ってくる始末であった。
ここで光彦は四年前と同じようにバナナジュースを頼むと開口一番進藤瞳に対してこう尋ねたのだった。「どうして講談師なんかしているの?」と。対して瞳は一言一言丁寧にその光彦の問いに答えたのである。瞳が言うには彼女も和服が好きで、日本史も好きだったからと云う事であったが、本心は別の所にあるらしかった。何でも瞳が入門した師匠は島田紫織であって、その島田紫織を選んだのは光彦が四年前に入門したいと思っていた師匠だからだと云うのであった。そして瞳は何を勘違いしたのか光彦に対して「今から講談師にならないか?」とも勧めてくるのである。

「いや、何を言い出すかと思えば、俺はもう講談師になるつもりはないよ」
「それはどうして?四年前までは講談師になりたいと言っていたじゃない?川野君が好きな和服が着れるのよ。私も前座だけど川野君に講談を教えてあげられると思うし、それに私が紫織師匠に話を付けてあげるから思い切って入門しちゃいなさいよ」
「何だよそれは。勝手に俺の事を入門させないでよ。俺は今は漫才師なんだから」
「でも私が一年前に紫織師匠に入門してから全く木馬館に漫才をしに来ないのは何故なの?西洋館の色んな漫才師達が木馬館で漫才をしているわよ。私はここに来る漫才師の人をよく調べているんだから」
「それは・・・・」
「それは?」
「それは今相方が行方不明になってるから、漫才が出来ない状態にあるだけなんだよ」
「それは逃げられたって事じゃないの?」
「勝手に相方は逃げないよ!進藤さんに俺達の一体何が分かるんだよ」光彦は声を荒げてそう言っていた。
「そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないの」瞳は周りの客の反応を気にしながらそう言った。
「ごめん・・・・」
「とにかく気が変わって紫織師匠の下に入門したいと思ったらいつでも連絡してね。別に私は怒らないから」瞳はそう言って自身の携帯番号を書いた紙をテーブルの上に差し出して店を後にした。残された光彦は彼女に弄ばれたような気がし悔しさで拳を握りしめていたのだった。瞳が島田紫織にわざわざ入門したのは言わずもがな光彦の事を意識しての事だったに違いないと彼は思うのだった。本当に講談師になりたいだけであるなら島田紫織以外の師匠に入門するはずなのである。やはり彼女は何処かでまだ光彦の事を好いていて漫才が出来なくなった光彦の事を助けたいと思っているのだろう。だから自身が口利きをしてあげるから島田紫織師匠に入門しないか?などと言って来たのだろう。普段から木馬館に来る漫才師を調べていると云った言葉からもそれは裏付けられた。何度も書くが光彦は進藤瞳の事が好きでも嫌いでもないし、そもそも瞳に限らず女に恋愛感情を持つ事はほとんどないのである。かと言って同性に恋愛感情を抱く訳でもない。彼はお見合いによって結婚をしたかったし、子供も人一倍欲しかった。もっと言えば彼は恋愛以上に好きなものがあり、それが和服であり、今は漫才であった。センターマイク一本で笑いを客席に届ける漫才が彼にはなくてはならぬものとなっていたのである。だから恋愛などに現を抜かしている暇はないのだ。結局ミルソーレから第一梅倉荘までの帰り道に彼は瞳から貰った彼女の携帯番号が書かれた紙を粉々に破いて捨てたのだった。

 それから半年程が経った頃、光彦は浅草の老舗中古呉服店である「吉丸」のレジにいた。客としてではない。店長としてここにいたのである。実は彼は百年を越える老舗中古呉服店「吉丸」の一人娘である美咲とお見合い結婚をし、婿養子に入ったのだった。きっかけは西洋館から足を洗っていた新井であった。新井はその特技であるナンパやホストでの人間観察力を活かして結婚相談所に二年前に就職しており、その新井に半年前光彦はお見合い結婚をしたい旨を伝え、また婿養子になってでもいいから早く結婚がしたい事をも伝えたのである。理由は進藤瞳であった。光彦は自分が早く結婚しないと瞳との腐れ縁が切れないと思ったのである。ただ二十四歳での結婚は余りに早く相手が見つからないようにも感じられたが、僥倖にも浅草の老舗呉服店の二十二歳の一人娘と結ばれる事が出来たのであった。一方で光彦は新井とは異なり未だ西洋館から足を洗ってはいなかった。漫談をする時だけ「吉丸」を抜け六区の西洋館に出向き、舞台がない時は「吉丸」に居付いて仕事をしているのである。それは「吉丸」を長年経営されてきた美咲の両親も納得済みの事だったし、西洋館の了解も得ていたので彼は気恥ずかしさもなく芸人と中古呉服店店長を兼務するのであった。しかし職業柄気になる事もあった。この「吉丸」はひさご通りにあったのであるが、木馬館で一席終えて来た講談師や浪曲師などがやって来て着物を買い取るのである。今の所進藤瞳事島田瞳月は来店して来なかったが、やはりと云うべきかある日彼女は忽然と彼の前に姿を見せたのであった。
「ごめんなさいね。何か川野君の事をストーカーしているみたいで。でもこの吉丸で婿養子になって社長になっている事なんて知らなかったから」
「いや別に・・・・。それより気に入った着物はあるの?」
「うん、でもやっぱり今日はいいや。ごめんね。もう帰ります。彼氏もそこで待たせているし・・・・」
「彼氏が出来たんだ。それは良かったね」
「そうなんだ。あっ今店の前に彼氏を待たせているの。そうだ!今日は私に合う着物はなかったけど、さっき見た久留米絣の着物なんて彼氏に合うかもしれないわ。ここって試着は出来るのかしら」
「勿論出来るよ?角帯を貸そうか?」
「ありがとう。じゃちょっと店の外の彼氏を呼んでくるわ」やがて店の外へと言った瞳が「かずまくーん!」と云うのが聞こえた。その声を聞き反射的にその店の入り口へとレジにいる光彦が視線を移すとそこにいたのは紛れもないあの一馬なのであった。これを見て光彦は「一馬ァ」と叫ぶや一馬は「光彦・・・・」と呆然と答えてくる。
「どこに行ってたんだよ、一馬。随分と探したんだぞ。オイ漫才をもう一度やるぞ、西洋館へ戻って師匠に謝ろう」
「ごめん、光彦・・・・。俺は漫才が好きだけど、彼女の為にももっと堅実な仕事に就きたいんだ」
「えッ?」
「瞳さんを幸せにする為にもう漫才からは足を洗いたいんだよ」ここで光彦は一馬と瞳が付き合っている事実に漸く気が付き、はっとなった。
「ごめん、ごめん光彦。俺から漫才師になろうなんて言い出したのにいきなり蒸発したりして。でももう俺は漫才よりも瞳さんを取るって決めたんだ。だから俺は漫才師を引退するよ」
「何言ってんだよ、一馬・・・・」
「そうよ、一馬君。あたしの事は心配しないでこの人と漫才を続けてよ」
「えッ」光彦も一馬も思わずお互いにそう唸ってしまった。
「私は一度でいいから一馬君の漫才を見てみたかったし、それにお金の事なら気にしないで。私もアルバイトをするし・・・・」
「瞳さん・・・・」一馬はぽかんと口を開けてそう言った。「それより本当に漫才師を辞めるなら、私は一馬君と別れるから。面白い事をしていない一馬君なんて私が好きな一馬君じゃないし・・・・」
「瞳さん・・・・」この時光彦は瞳の事を素晴らしい女だと思った。恐らく光彦の事も気遣って一馬に対してそう言ってくれたのであろう。その優しさには今更ながら惚れ惚れとしてしまった。そして光彦はこの一瞬を見逃さなかった。
「一馬、これから西洋館へ行けるか?素直に師匠に謝るんだ」
「分かった。行こう。また漫才を一緒にやろう」二人は六区へ向かって駆け出していた。

 それから二人はまた漫才をするようになった。あの日師匠に一馬は叱られ拳骨を貰った事で破門となる事はなかったし、また秋風光太・一太の名前を使用して舞台に立つ事を許されたのであった。しかしながら許されない関係も芽生えようとしていた。どうやら光彦はあの日以来進藤瞳に惚れてしまったようなのである。瞳があんなにも男の事を立てる献身的な女性である事を見抜けなかった事は大きな節穴であった。しかし今更婿入り養子にもなってしまったし、どうする事も出来なかった。一方既に漫才コンビを組んで三年以上が経過していたので、秋風光太・一太は興行のトリを飾る事も珍しくなくなっていたが、そういう日に限って瞳が秋風光太・一太の漫才を西洋館に観に来るから光彦としては堪らない気持ちになってしまった。そうなると光彦は一馬と漫才コンビを解散してでも瞳の事を手に入れたいとも思ったが、時既に遅しであって彼女はもう光彦には興味はなく飽くまでも漫才を行っている一馬の事が好きなのだろう。ならばその一馬が漫才をし続けられるようにするには漫才コンビを解散させてはならない事は火を見るよりも明らかであった。しかしその客席から見える進藤瞳の麗しい顔を眺めるにつけ「俺は恋愛よりも和服や漫才が好きなはずだったのに・・・・こんなはずじゃなかったのに・・・・」と後悔せずにはいられない光彦なのであった。
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