主人公ちゃんのところへ行ってください。

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「……今日の日程についてだが……」


んー!今日もいい天気だ。朝会で隊長の声を聞き流しながら昨日のことを思い出し、ニヤつく頬を頑張って元に戻す。


日に二回、朝会と夕会は隊の日課である。


ぶっちゃけ前日の夕会と内容は変わんないんだよねー


昨日久しぶりにお世話になったベットちゃんと寝具ちゃんは温かく私を迎えてくれた


もうソファーに浮気なんかしないよ!!私が寝るのはあなたとだけよ!!


そんな事を叫びながら布団に抱きつく私はどう見られていたのか……


「……いいな、シエル」


例の如く自分の世界に入っていたのだが何かに無理矢理引き戻される


前の方から名前を呼ばれた気がした。しかも一番前で朝会仕切ってる人に。……気のせいか。


「因みに返事はハイ以外認めねーからな」


「え、あ、はい…………え、何が？」


やっぱり気のせいじゃ無かったかー。


てへ、と舌でも出しておこうかと思ったが、やめた。あれは可愛い子がやるからいいのであって私がやったら公害だ。下手したらセクハラで訴えられる。


「よし、では朝会は以上だ。解散。」


隊長の合図で図体のでかい男共がぞろぞろと訓練場に向かい始める。


……ああー。絶対何か命令されてたっぽいのに聞き逃したやつだなこれは。しかも結構重要なやつ。


その場でうーんと唸る。ポーズはまさに考える人。これで頭からコンクリートでも被ったら女版考える人ができると思う。


大体は昨日の夕会と同じはずなんだけど……



「よお、姫。また随分と上の空だったなあ？」