13 / 15
雪斗視点
しおりを挟む
雪乃は俺達と同じ高校に去年入学し
すばると両思いになり
高校入学してから付き合い始め
楽しい高校生活を送っていた。
俺は、やっと二人が付き合ってくれたと大喜びした。
そんな二人が付き合って1年たった春に雪乃は突然心臓発作で倒れたんだ。
集中治療室に運ばれ
担当医の田中先生から
「次、発作が起きたら心臓は持たないだろう。心臓移植手術するのが良いけど待ってる状態で間に合うかわからない・・・覚悟はして下さい」と言われた。
「雪乃はそんなに悪くなっていたんですね。気付いてあげられなかった・・・」
「雪乃ちゃんは、しんどかったはず。だけど定期検診では毎日楽しいって言っていたよ。みんなに心配かけたくなかったんじゃないかな」
「そうですか。俺が代わってあげられたらよかったのに・・・」
「雪斗くん、あんまり落ち込まないで、心臓移植が出来ると願っていこう。私も諦めないから」
「はい・・・」
その後ロビーで
すばるに話しかけられるまで俺は泣いていた。
すばるに雪乃の心臓が持たないことを伝えた。
すばるは号泣しパニックになるのを見て俺は逆に落ち着きを取り戻した。
雪乃の前では笑ってくれると言ってくれた。
二人には幸せになって欲しいと思うのに運命は、なんて残酷なのだろう。
俺には心臓移植手術に間に合うことを願うしか出来ない。
どうか・・・どうか間に合いますようにと・・・。
すばると両思いになり
高校入学してから付き合い始め
楽しい高校生活を送っていた。
俺は、やっと二人が付き合ってくれたと大喜びした。
そんな二人が付き合って1年たった春に雪乃は突然心臓発作で倒れたんだ。
集中治療室に運ばれ
担当医の田中先生から
「次、発作が起きたら心臓は持たないだろう。心臓移植手術するのが良いけど待ってる状態で間に合うかわからない・・・覚悟はして下さい」と言われた。
「雪乃はそんなに悪くなっていたんですね。気付いてあげられなかった・・・」
「雪乃ちゃんは、しんどかったはず。だけど定期検診では毎日楽しいって言っていたよ。みんなに心配かけたくなかったんじゃないかな」
「そうですか。俺が代わってあげられたらよかったのに・・・」
「雪斗くん、あんまり落ち込まないで、心臓移植が出来ると願っていこう。私も諦めないから」
「はい・・・」
その後ロビーで
すばるに話しかけられるまで俺は泣いていた。
すばるに雪乃の心臓が持たないことを伝えた。
すばるは号泣しパニックになるのを見て俺は逆に落ち着きを取り戻した。
雪乃の前では笑ってくれると言ってくれた。
二人には幸せになって欲しいと思うのに運命は、なんて残酷なのだろう。
俺には心臓移植手術に間に合うことを願うしか出来ない。
どうか・・・どうか間に合いますようにと・・・。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。


【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

今日は私の結婚式
豆狸
恋愛
ベッドの上には、幼いころからの婚約者だったレーナと同じ色の髪をした女性の腐り爛れた死体があった。
彼女が着ているドレスも、二日前僕とレーナの父が結婚を拒むレーナを屋根裏部屋へ放り込んだときに着ていたものと同じである。

〖完結〗幼馴染みの王女様の方が大切な婚約者は要らない。愛してる? もう興味ありません。
藍川みいな
恋愛
婚約者のカイン様は、婚約者の私よりも幼馴染みのクリスティ王女殿下ばかりを優先する。
何度も約束を破られ、彼と過ごせる時間は全くなかった。約束を破る理由はいつだって、「クリスティが……」だ。
同じ学園に通っているのに、私はまるで他人のよう。毎日毎日、二人の仲のいい姿を見せられ、苦しんでいることさえ彼は気付かない。
もうやめる。
カイン様との婚約は解消する。
でもなぜか、別れを告げたのに彼が付きまとってくる。
愛してる? 私はもう、あなたに興味はありません!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
沢山の感想ありがとうございます。返信出来ず、申し訳ありません。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる