僕らの初恋

雪苺

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メール

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「すばるくんおはよう。今日ね、友達と買い物に行くの♪なかなか、すばるくんと会えなくて寂しい・・・。早く会いたいな」


雪乃ちゃんと連絡先を交換してから
毎日雪乃ちゃんとメールのやり取りをしている。

「雪乃ちゃんおはよう。買い物楽しんできてね。僕も雪乃ちゃんに会えなくて寂しいよ。来週の土曜日って予定ある?土曜日なら会えるんだけど・・・」

「土曜日大丈夫。すばるくんに会いたい 」

「よかったー。じゃあ土曜日会おうよ。待ち合わせどうしようか?雪乃ちゃんの家まで迎えに行くよ」

「迎えにきてくれるの?嬉しい♪13時とかどうかな?」

「13時だね。迎えに行くから待っててね」

「すばるくんありがとう。楽しみに待ってる」

土曜日雪乃ちゃんに会える。
すごく楽しみだ。

そう思っていると雪斗からメールが届いた。

「雪乃が、すばると会えなくて寂しがってるから会ってやってほしい」

まだ雪乃ちゃんから聞いてないのか。

「さっき雪乃ちゃんとメールして、来週の土曜日に会うことになったから心配しなくて大丈夫だよ雪斗」

「そうなのか。それだったらよかった。雪乃が毎日、すばるくんと会えなくて寂しい寂しいって言うもんだから」

「雪乃ちゃんが僕とそんなに会いたいって思ってくれてるなんて思わなかったよ。嬉しい」

「すばる、雪乃のこと好きなんだよな?」

「もちろん。はじめて会ったときから好きだよ。なんだよ急に?」

「いや、それならいいんだ。雪乃に気持ち伝えたらどうだ?」

「告白していいんだろうか・・・。もし、雪乃ちゃんに振られたら僕、立ち直れないよ・・・」

「雪乃も、すばるのこと好きだから大丈夫だって。きっとうまくいくよ」

「そりゃ、すばるくん好きって言われるけど、お兄ちゃんみたいで好きってことかもしれないだろ?」

「すばる、随分ネガティブだな。うまくいくはずなのに。」

「もうちょっと伝える勇気がなくて・・・。考えとくわ」

「そうか。伝えたくなったら伝えたらいい」

「うん、そうする」


雪斗は本当に心配性だな。
妹思いで友達思いで、そんな雪斗が僕は好きだ。
こんなこと本人には絶対言えないけど。

自分に自信が持てたら雪乃ちゃんに気持ちを伝えよう。
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