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第二十三話 酒はどこでも共通なのか?
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ティナは夕飯が終わってから(簡単なものだったけどね)ベッドで胡坐をかいて、タブレットの漫画の続きを読んでる。
俺のリュックに手回し式のUSB充電器があるのがバレてしまった。
疲れるけど、案外便利だから昔買ったのをただ突っ込んできたんだが。
こっちに長居するつもりがなかったこともあって、電池式のバッテリーは持ってこなかったんだよね。
重たいし。
ティナは己が欲望のためには労力を惜しまないタイプだった。
一度バッテリーが切れたタブレットを手回しで充電しちまったからな。
確かに疲れることはないよ。
でも、根性いるんだよ。
それをティナはくるくる回しながら、次のページにスワイプして、またくるくる回してる。
そんな感じに、ティナと遅い夕食を終えて部屋でまったりとしていたときだった。
スマホの時間を見ると、もう零時を余裕で回っていた。
ただ時差ぼけなのか、全く眠くはならないんだよな。
ティナの部屋のドア。
俺たちがいるところだな。
コンコンという音が鳴った。
「武士」
「ん?」
「誰か来たみたい」
「あのなぁ、ここ、ティナの部屋だろう?」
「武士はあたいの旦那様」
「……はいはい。了解です、お姫様」
「えへへー」
俺はベッドの端に座ってたけど、よっこらしょと立ってドアに近づいた。
「はいはい」
すると扉の向こうから女性の声が聞こえた。
「失礼いたします。武士様でございますね」
「はい。そうですけど」
扉を開けると、そこには見たかもしれないドワーフの女性。
彼女は、俺が開けるタイミングに合わせてか会釈をしてから顔をあげた。
「夜分遅く申し訳ございません。わたくし、侍女長をさせていただいております、マロリージェムリスアンナと申します」
長げぇよ。
ってツッコミ入れられないのが辛い。
「はい。マロリーさん、でいいのかな?」
「いいえ、アンナとお呼びください」
「そっちかよっ!」
あ、いけね。
ついマジツッコミいれちまったよ。
「そうだよねー。アンナったらひどいんだ」
「ティナ様。そのような恰好は──」
「はいはいはい。どうせ母さんが呼んでるんでしょ? 今から行くからって伝えてくれる?」
「はい。武士様もご一緒にと」
「俺も?」
「はい。では、お待ちしています」
ティナから聞いた話。
ティナも同じ手に引っかかったんだそうだ。
アンナはティナの教育係でもあり、ティナが生まれてからずっと面倒を見てくれていたらしい。
俺とティナが呼ばれた場所は、食堂のような場所だった。
いや、ちょっと違うか?
何だろうな、ボックス席みたいなところにアリエスさんとクレイさんが座ってる。
テーブルの上にはグラスとワインか?
俺たちの姿を見つけたのか。
アリエスさんは、飲んでいたグラスをテーブルに置いて俺たちを見た。
「こらっ、武士っ!」
「は、はいっ」
「こっちに来て座りなさい」
「はい、今行きます。……あれ?」
ほぼ条件反射だった。
なんせ、なぁ。
麗華さんと同じ調子だぞ?
声が違うからって、そっくりだもんな。
「ぷぷぷぷ、やっぱりね」
「ティナ、知ってたな?」
「ティナっ!」
「はいっ」
「あなたもこっちに来て座りなさい」
「はいっ……。こういうのを藪蛇って言うんだよね……」
アリエスさんの横ではクレイさんが平謝りしていた。
両手を合わせて謝る習慣は、あっちの世界から伝わったのか。
それとも、元々同じような習慣があったのだろうか。
どっちにしても、顔には『すまないね』という文字が書いてあるかのように、申し訳なさそうな表情をしていた。
しかしまぁ、あれだけ優雅で優しそうだったアリエスさんが。
酒でこれだけ変わるんだな。
褐色の肌だからわからないかもしれないが、結構酒の匂いがしてくる。
言動がしっかりしている。
ただなんて言うか、性格が反転してるみたいな感じだ。
きっとアリエスさんは『虎』まではいかないだろうが、絡み酒なんだろうな。
俺たちの分のグラスをアンナさんが持ってきてくれる。
ちょっと。
逃げるように下がっていったぞ。
アリエスさんはトポトポと並々グラスに酒を注いでしまう。
香りはいい。
琥珀色の旨そうな酒だ。
「飲みなさい」
「はい。いただきます」
ワインの匂いはしない。
どちらかというとブランデーみたいな感じだ。
口をつける前に香りを確かめる。
うん、すっげーいい香りだ。
ブランデーというより、ちょっと癖の強いバーボンみたいなものか。
俺はスコッチもバーボンも大好きだ。
もちろんストレートで飲むほど好物だったりする。
「うま──。ぐっはぁあああああっ! なんじゃこりゃ」
物凄く強い。
軽く六十度以上はあるだろう。
けど、味はいいんだよな。
香りも申し分ない。
「武士。それ、アルフエルジャーノンの四十年物。この国の名物のビンテージ」
「古酒か。それにしてもどんだけ強いんだよ」
「あら? 美味しかったでしょう?」
ケロッとしてアリエスさんはちびりちびりと飲み続けてる。
なるほどな。
そういう飲み方が正しいのか。
「あのですね。私は息子がいないから。こうしてティナの旦那さんとお酒を飲むのが夢だったんです」
クレイさんの顔には『不甲斐なくてすまない』と書いてあるようだった。
「そうですね。俺の父も母も。俺が成人する前に亡くなりましたから。こうして親と酒を酌み交わすなんて。あ、麗華さんとは飲んだか。一度だけ」
「麗華さん?」
「はい。俺の育ての親です。あちらに移り住んだ鬼人の二世だと聞いてます」
「あら。世間は狭いわね。そう、武士は鬼人さんに育てられたのね」
もはや呼び捨て状態。
クレイさん、もういいです。
謝らないでください。
よく見ると申し訳なさそうにしているクレイさん。
右目が金色で左目が碧眼なんだな。
てことは王家に婿入りしたってことなんだ。
きっと右目がアリエスさんの目なんだろうな。
なんとなく親近感を感じるような。
同じくらい飲んでそうなんだけど、全く崩れないというかブレないというか。
綺麗な酒の飲み方するんだな。
俺のリュックに手回し式のUSB充電器があるのがバレてしまった。
疲れるけど、案外便利だから昔買ったのをただ突っ込んできたんだが。
こっちに長居するつもりがなかったこともあって、電池式のバッテリーは持ってこなかったんだよね。
重たいし。
ティナは己が欲望のためには労力を惜しまないタイプだった。
一度バッテリーが切れたタブレットを手回しで充電しちまったからな。
確かに疲れることはないよ。
でも、根性いるんだよ。
それをティナはくるくる回しながら、次のページにスワイプして、またくるくる回してる。
そんな感じに、ティナと遅い夕食を終えて部屋でまったりとしていたときだった。
スマホの時間を見ると、もう零時を余裕で回っていた。
ただ時差ぼけなのか、全く眠くはならないんだよな。
ティナの部屋のドア。
俺たちがいるところだな。
コンコンという音が鳴った。
「武士」
「ん?」
「誰か来たみたい」
「あのなぁ、ここ、ティナの部屋だろう?」
「武士はあたいの旦那様」
「……はいはい。了解です、お姫様」
「えへへー」
俺はベッドの端に座ってたけど、よっこらしょと立ってドアに近づいた。
「はいはい」
すると扉の向こうから女性の声が聞こえた。
「失礼いたします。武士様でございますね」
「はい。そうですけど」
扉を開けると、そこには見たかもしれないドワーフの女性。
彼女は、俺が開けるタイミングに合わせてか会釈をしてから顔をあげた。
「夜分遅く申し訳ございません。わたくし、侍女長をさせていただいております、マロリージェムリスアンナと申します」
長げぇよ。
ってツッコミ入れられないのが辛い。
「はい。マロリーさん、でいいのかな?」
「いいえ、アンナとお呼びください」
「そっちかよっ!」
あ、いけね。
ついマジツッコミいれちまったよ。
「そうだよねー。アンナったらひどいんだ」
「ティナ様。そのような恰好は──」
「はいはいはい。どうせ母さんが呼んでるんでしょ? 今から行くからって伝えてくれる?」
「はい。武士様もご一緒にと」
「俺も?」
「はい。では、お待ちしています」
ティナから聞いた話。
ティナも同じ手に引っかかったんだそうだ。
アンナはティナの教育係でもあり、ティナが生まれてからずっと面倒を見てくれていたらしい。
俺とティナが呼ばれた場所は、食堂のような場所だった。
いや、ちょっと違うか?
何だろうな、ボックス席みたいなところにアリエスさんとクレイさんが座ってる。
テーブルの上にはグラスとワインか?
俺たちの姿を見つけたのか。
アリエスさんは、飲んでいたグラスをテーブルに置いて俺たちを見た。
「こらっ、武士っ!」
「は、はいっ」
「こっちに来て座りなさい」
「はい、今行きます。……あれ?」
ほぼ条件反射だった。
なんせ、なぁ。
麗華さんと同じ調子だぞ?
声が違うからって、そっくりだもんな。
「ぷぷぷぷ、やっぱりね」
「ティナ、知ってたな?」
「ティナっ!」
「はいっ」
「あなたもこっちに来て座りなさい」
「はいっ……。こういうのを藪蛇って言うんだよね……」
アリエスさんの横ではクレイさんが平謝りしていた。
両手を合わせて謝る習慣は、あっちの世界から伝わったのか。
それとも、元々同じような習慣があったのだろうか。
どっちにしても、顔には『すまないね』という文字が書いてあるかのように、申し訳なさそうな表情をしていた。
しかしまぁ、あれだけ優雅で優しそうだったアリエスさんが。
酒でこれだけ変わるんだな。
褐色の肌だからわからないかもしれないが、結構酒の匂いがしてくる。
言動がしっかりしている。
ただなんて言うか、性格が反転してるみたいな感じだ。
きっとアリエスさんは『虎』まではいかないだろうが、絡み酒なんだろうな。
俺たちの分のグラスをアンナさんが持ってきてくれる。
ちょっと。
逃げるように下がっていったぞ。
アリエスさんはトポトポと並々グラスに酒を注いでしまう。
香りはいい。
琥珀色の旨そうな酒だ。
「飲みなさい」
「はい。いただきます」
ワインの匂いはしない。
どちらかというとブランデーみたいな感じだ。
口をつける前に香りを確かめる。
うん、すっげーいい香りだ。
ブランデーというより、ちょっと癖の強いバーボンみたいなものか。
俺はスコッチもバーボンも大好きだ。
もちろんストレートで飲むほど好物だったりする。
「うま──。ぐっはぁあああああっ! なんじゃこりゃ」
物凄く強い。
軽く六十度以上はあるだろう。
けど、味はいいんだよな。
香りも申し分ない。
「武士。それ、アルフエルジャーノンの四十年物。この国の名物のビンテージ」
「古酒か。それにしてもどんだけ強いんだよ」
「あら? 美味しかったでしょう?」
ケロッとしてアリエスさんはちびりちびりと飲み続けてる。
なるほどな。
そういう飲み方が正しいのか。
「あのですね。私は息子がいないから。こうしてティナの旦那さんとお酒を飲むのが夢だったんです」
クレイさんの顔には『不甲斐なくてすまない』と書いてあるようだった。
「そうですね。俺の父も母も。俺が成人する前に亡くなりましたから。こうして親と酒を酌み交わすなんて。あ、麗華さんとは飲んだか。一度だけ」
「麗華さん?」
「はい。俺の育ての親です。あちらに移り住んだ鬼人の二世だと聞いてます」
「あら。世間は狭いわね。そう、武士は鬼人さんに育てられたのね」
もはや呼び捨て状態。
クレイさん、もういいです。
謝らないでください。
よく見ると申し訳なさそうにしているクレイさん。
右目が金色で左目が碧眼なんだな。
てことは王家に婿入りしたってことなんだ。
きっと右目がアリエスさんの目なんだろうな。
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