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第19話 大公閣下から呼び出し。
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カーミリアさんと友達になって、一段落したと思ったんだけど。
翌日、朝早くから珍客というか、予想もしなかった人が家に来たんだよ。
コンコン
んぁ、どうしたんだろう、こんなに朝早くから。
「旦那様、起きていらっしゃいますカ?」
「あぁ。入っていいよ」
「失礼いたしまス」
オルティアはその丸い眼鏡と眼鏡にかかった切り揃えられた前髪から、表情が読みにくいんだ。
それでも彼女が焦っているのが手に取るようにわかる。
それは首元から黒いいつものが少しだけ漏れ出していたからなんだ。
「どうかしたの? 何やら慌ててるみたいだけど」
「はイ。あの、大公様からの使いの方がお見えなのでス……」
「大公っていうと、あれ? ここはグランケイット公国。あ、王様じゃなくて大公が治めてるんだっけ?」
「はイ。その通りでス」
「その大公さんが俺に何の用だろう? わかったよ、着替えてからすぐに行くから」
「お着換えお手伝いいたしましょうカ?」
「それは遠慮させてください……」
さすがに恥ずかしいわ。
慌てて着替えて、居間に出ることにする。
そこには、何やら固っ苦しそうな年配の男性。
俺を見るなり、頭からつま先をじろっと確認して。
「ふんっ」
と鼻息を吐いた瞬間だった。
後ろにいたはずのオルティアが男性の後ろへ移動していた。
オルティア、そのポールアックス、どっから出したのよ?
器用に首筋に、それじゃまるで死神じゃないのさ。
あ、そういえばデュラハンって死を予言する者として『死神』とか『黒い妖精』とか言われてるんだっけか?
あれって死神の鎌みたいなものなのかな?
「このような朝早くからの不躾な訪問。国を救った我が家の旦那様に対してその態度はなんですか? 用がおありでなければお帰り願えると有難いのですが」
首から黒い例のものが染み出ているのに、『みょぉおおおおおおおん』って鳴ってないよ。
イントネーションが標準語になってるし……。
あぁ、これはまずいな。
かなり腹を立ててる。
こりゃ、メイドさんじゃなく『冥途さん』だわ。
そりゃこんなさえないおっさんが出てきたら困るわな。
かといって、人を見た目だけで判断するとこうなることもあるんだよ。
特にオルティアは、デュラハーヌだし。
ヴァンパイアのカーミリアさんだって、涙滲ませるくらいまで怖いんだよ?
「オルティア。まぁ、落ち着いて。要件だけでも聞こうじゃないのさ」
「旦那様がそうおっしゃるのであれば。ほら、早く要件を言いなさい」
いやそれもう、取り調べレベルだから。
「は、はい。そ、その。大公閣下からの呼び出しがありまして。是非お会いしたいとの……」
「それを早く言いなさい。旦那様、どうされますか?」
「そうだね。『了解しました。後ほどお伺いします』と伝えてください」
「わかりましたか? 戻って伝えなさい。いいですね?」
「は、はい。失礼しましたっ」
ポールアックスの切っ先から解放されると、脱兎のように逃げ帰っていったよ。
「なんだったんだろうね?」
「私もわかりかねまス。あのような者が大公様の使いとは、実に嘆かわしいものでス」
「あ、そういえば。俺、こんな服しか持ってないけど。どうしよう」
「このようなこともあろうと思いましテ。縫っておきましタ。今お持ちしますネ」
「助かるよ。ありがとう」
「いエ……」
朝食が済むと、オルティアが用意した服に袖を通した。
「旦那様。よくお似合いでス」
「いやこれ。セバスレイさんの着ていたものとそっくりなんだけど」
セバスレイさんはダークグレーのものを着ていたが、俺のは黒が基調になっている。
そう。
教えていないはずなのに、俺が副支配人時代に着ていたスーツにそっくりなんだ。
おかしいだろう?
シャツも、あの頃珍しいボタンダウンのものだし。
ネクタイなんてセバスレイさん、してなかったぞ?
それも俺の好きな幅が広く、白のものだ。
のし紙のように、斜めに赤くラインが一本だけ入った。
あのときのそのままのデザイン。
何も頼んでいないのに、俺の髪をオールバックに整えてくれる。
一瞬怖く感じたのだけれど、『みょぉおおおおおおおん』という音が漏れていることで、オルティアの機嫌が物凄くいいことがわかってしまった。
彼女は実に楽しそうに俺の世話をしてくれている。
だからこそ、俺も嬉しくなってきたんだよね。
オルティアには、もしかしたら記憶を覗けるような能力があるのかもしれない。
主人に尽くすため。
主人を支えるための、メイドとしての必須能力。
俺もそんなものがあれば、もっとお客様に喜んでもらえるなと、冗談で思ったことはあるんだ。
「うん。気に入った。ありがとう、オルティア」
「いエ。喜んでいただけたのなら、私も嬉しいでス」
居間に戻ってくると、クレーリアちゃんとジェラル君が驚いた表情をしていたね。
「ソウジロウおじさま。とてもお似合いでですね」
「うん、かっけぇ」
「どちらかへお出かけですか?」
「あぁ、これから大公さんにお呼ばれしててね」
「えっ? そうだったのですか?」
「すげぇっ! おっさんなのに」
おっさんいうなし。
この町には乗り合い馬車というのがある。
停留所のようなものはなく、どうやって停めたものかと思ったら。
横についてきていたオルティアが、右手を軽く上げると、馬車は目の前で停まってくれた。
タクシーじゃんか。
これ考えたの、絶対あっちの人だよ。
オルティアが客車のドアを開けてくれる。
「どうゾ、旦那様」
「あ、ありがとう」
俺が乗り込むと、あれ?
隣にオルティアも乗ったんだけど。
オルティアはドアを閉めると。
「大公閣下の館へお願いいたします」
あ、標準語のイントネーション。
表向きと使い分けてるのかな?
御者さんは無言で頷くと、馬車を進めてくれる。
「オルティア」
「はイ」
「君も来るの? ってもう乗っちゃってるから遅いかもだけど」
「はイ。旦那様にお付きの人がいないと恥をかかせてしまいますのデ」
「そうかなぁ。俺、ただの探検者なんだけどね」
「いエ。旦那様は、アルドバッハ辺境伯家のご令嬢と、知己があるのをお忘れですカ?」
「あぁ、カーミリアさんのことね」
「はイ。それに、『ソウジロウ・カツラ』の名は、最近広まっているのですヨ」
「えぇっ?」
「公国の騎士団ができなかったことですから。今、旦那様は時の人になりつつあるのですけれどモ」
「嘘だろう……。俺、目立ちたくないのに」
「諦めてくださイ」
「まじか……」
とかなんとか、話してるうちに馬車は停まった。
「あ、オルティア、これ。お金も少し入ってるから。さすがにこの格好ではつけられないからね」
俺はオルティアにポーチを預けた。
「はイ。お預かりしまス」
俺は気づいてたんだよ。
ポーチが特別じゃないってことにね。
家を買ったその日、風呂に入ってるとき『石鹸』ってやったら、格納できちゃったんだよ。
多分『設定』だったんだろうね。
ただ、同じようなポーチに女神様はお金を入れて持たせてくれてるんだよな。
ちゃんと感謝はしたよ。
教えてくれなかったことは呪いそうになったけど。
オルティアは俺のポーチからお金を出して支払いを終えると、ドアを開けて先に降りた。
俺が降りると同時に、深く会釈をしてくれる。
俺はある意味、堂々としてなきゃいけないんだろうな。
それこそ、オルティアに恥をかかせないように、ね。
翌日、朝早くから珍客というか、予想もしなかった人が家に来たんだよ。
コンコン
んぁ、どうしたんだろう、こんなに朝早くから。
「旦那様、起きていらっしゃいますカ?」
「あぁ。入っていいよ」
「失礼いたしまス」
オルティアはその丸い眼鏡と眼鏡にかかった切り揃えられた前髪から、表情が読みにくいんだ。
それでも彼女が焦っているのが手に取るようにわかる。
それは首元から黒いいつものが少しだけ漏れ出していたからなんだ。
「どうかしたの? 何やら慌ててるみたいだけど」
「はイ。あの、大公様からの使いの方がお見えなのでス……」
「大公っていうと、あれ? ここはグランケイット公国。あ、王様じゃなくて大公が治めてるんだっけ?」
「はイ。その通りでス」
「その大公さんが俺に何の用だろう? わかったよ、着替えてからすぐに行くから」
「お着換えお手伝いいたしましょうカ?」
「それは遠慮させてください……」
さすがに恥ずかしいわ。
慌てて着替えて、居間に出ることにする。
そこには、何やら固っ苦しそうな年配の男性。
俺を見るなり、頭からつま先をじろっと確認して。
「ふんっ」
と鼻息を吐いた瞬間だった。
後ろにいたはずのオルティアが男性の後ろへ移動していた。
オルティア、そのポールアックス、どっから出したのよ?
器用に首筋に、それじゃまるで死神じゃないのさ。
あ、そういえばデュラハンって死を予言する者として『死神』とか『黒い妖精』とか言われてるんだっけか?
あれって死神の鎌みたいなものなのかな?
「このような朝早くからの不躾な訪問。国を救った我が家の旦那様に対してその態度はなんですか? 用がおありでなければお帰り願えると有難いのですが」
首から黒い例のものが染み出ているのに、『みょぉおおおおおおおん』って鳴ってないよ。
イントネーションが標準語になってるし……。
あぁ、これはまずいな。
かなり腹を立ててる。
こりゃ、メイドさんじゃなく『冥途さん』だわ。
そりゃこんなさえないおっさんが出てきたら困るわな。
かといって、人を見た目だけで判断するとこうなることもあるんだよ。
特にオルティアは、デュラハーヌだし。
ヴァンパイアのカーミリアさんだって、涙滲ませるくらいまで怖いんだよ?
「オルティア。まぁ、落ち着いて。要件だけでも聞こうじゃないのさ」
「旦那様がそうおっしゃるのであれば。ほら、早く要件を言いなさい」
いやそれもう、取り調べレベルだから。
「は、はい。そ、その。大公閣下からの呼び出しがありまして。是非お会いしたいとの……」
「それを早く言いなさい。旦那様、どうされますか?」
「そうだね。『了解しました。後ほどお伺いします』と伝えてください」
「わかりましたか? 戻って伝えなさい。いいですね?」
「は、はい。失礼しましたっ」
ポールアックスの切っ先から解放されると、脱兎のように逃げ帰っていったよ。
「なんだったんだろうね?」
「私もわかりかねまス。あのような者が大公様の使いとは、実に嘆かわしいものでス」
「あ、そういえば。俺、こんな服しか持ってないけど。どうしよう」
「このようなこともあろうと思いましテ。縫っておきましタ。今お持ちしますネ」
「助かるよ。ありがとう」
「いエ……」
朝食が済むと、オルティアが用意した服に袖を通した。
「旦那様。よくお似合いでス」
「いやこれ。セバスレイさんの着ていたものとそっくりなんだけど」
セバスレイさんはダークグレーのものを着ていたが、俺のは黒が基調になっている。
そう。
教えていないはずなのに、俺が副支配人時代に着ていたスーツにそっくりなんだ。
おかしいだろう?
シャツも、あの頃珍しいボタンダウンのものだし。
ネクタイなんてセバスレイさん、してなかったぞ?
それも俺の好きな幅が広く、白のものだ。
のし紙のように、斜めに赤くラインが一本だけ入った。
あのときのそのままのデザイン。
何も頼んでいないのに、俺の髪をオールバックに整えてくれる。
一瞬怖く感じたのだけれど、『みょぉおおおおおおおん』という音が漏れていることで、オルティアの機嫌が物凄くいいことがわかってしまった。
彼女は実に楽しそうに俺の世話をしてくれている。
だからこそ、俺も嬉しくなってきたんだよね。
オルティアには、もしかしたら記憶を覗けるような能力があるのかもしれない。
主人に尽くすため。
主人を支えるための、メイドとしての必須能力。
俺もそんなものがあれば、もっとお客様に喜んでもらえるなと、冗談で思ったことはあるんだ。
「うん。気に入った。ありがとう、オルティア」
「いエ。喜んでいただけたのなら、私も嬉しいでス」
居間に戻ってくると、クレーリアちゃんとジェラル君が驚いた表情をしていたね。
「ソウジロウおじさま。とてもお似合いでですね」
「うん、かっけぇ」
「どちらかへお出かけですか?」
「あぁ、これから大公さんにお呼ばれしててね」
「えっ? そうだったのですか?」
「すげぇっ! おっさんなのに」
おっさんいうなし。
この町には乗り合い馬車というのがある。
停留所のようなものはなく、どうやって停めたものかと思ったら。
横についてきていたオルティアが、右手を軽く上げると、馬車は目の前で停まってくれた。
タクシーじゃんか。
これ考えたの、絶対あっちの人だよ。
オルティアが客車のドアを開けてくれる。
「どうゾ、旦那様」
「あ、ありがとう」
俺が乗り込むと、あれ?
隣にオルティアも乗ったんだけど。
オルティアはドアを閉めると。
「大公閣下の館へお願いいたします」
あ、標準語のイントネーション。
表向きと使い分けてるのかな?
御者さんは無言で頷くと、馬車を進めてくれる。
「オルティア」
「はイ」
「君も来るの? ってもう乗っちゃってるから遅いかもだけど」
「はイ。旦那様にお付きの人がいないと恥をかかせてしまいますのデ」
「そうかなぁ。俺、ただの探検者なんだけどね」
「いエ。旦那様は、アルドバッハ辺境伯家のご令嬢と、知己があるのをお忘れですカ?」
「あぁ、カーミリアさんのことね」
「はイ。それに、『ソウジロウ・カツラ』の名は、最近広まっているのですヨ」
「えぇっ?」
「公国の騎士団ができなかったことですから。今、旦那様は時の人になりつつあるのですけれどモ」
「嘘だろう……。俺、目立ちたくないのに」
「諦めてくださイ」
「まじか……」
とかなんとか、話してるうちに馬車は停まった。
「あ、オルティア、これ。お金も少し入ってるから。さすがにこの格好ではつけられないからね」
俺はオルティアにポーチを預けた。
「はイ。お預かりしまス」
俺は気づいてたんだよ。
ポーチが特別じゃないってことにね。
家を買ったその日、風呂に入ってるとき『石鹸』ってやったら、格納できちゃったんだよ。
多分『設定』だったんだろうね。
ただ、同じようなポーチに女神様はお金を入れて持たせてくれてるんだよな。
ちゃんと感謝はしたよ。
教えてくれなかったことは呪いそうになったけど。
オルティアは俺のポーチからお金を出して支払いを終えると、ドアを開けて先に降りた。
俺が降りると同時に、深く会釈をしてくれる。
俺はある意味、堂々としてなきゃいけないんだろうな。
それこそ、オルティアに恥をかかせないように、ね。
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