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第十六話 アーシェの夢。
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アーシェリヲンは、自室の書物をすべて読み込んでいる。もちろん、わからないところをピックアップし、調べがつかないところは家庭教師をしている従者に質問していた。そうすることである程度は理解できているのだ。
そのおかげで初等学舎へ入学と同時に、中等学舎へスキップするほどに。もしかしたら、それすら乗り越えて高等学舎でやっていける知能を持ち合わせているのかもしれない。
アーシェリヲンはあのとき自分の加護を知り、ヴェルミナが混乱し、エリシアとフィリップが取り乱したのを見てしまった。つい先ほどまで気になって自ら調べたのち、話を聞いてもらおうとここへ来た際、こうして今二人の話を立ち聞きしてしまったのだ。
こんな状況のアーシェリヲンだから、答え合わせができてしまったのだろう。
「立ち聞きしてごめんなさい。でもね僕、さっきの話、理解できてるんだ。僕はもしかしたらね、この家にいたらいけないんじゃないかな? って思うんだ」
「そんなことはない。いつまでもいていいんだ、なぁ? エリシア」
エリシアは強く抱きついていた腕を緩めて、アーシェリヲンの両脇に手を差し入れて、自分から少しだけ離すとじっと見つめて、視線を外さずに無理に笑顔を作ってくれた。だからこそ彼女の目から、涙が零れそうになっているのに気づいてしまう。
「えぇそうよ。アーシェの家なんだから、ずっといても、ね?」
エリシアが瞬いたときに涙が零れてしまった。アーシェルドは頭を振ると、ポケットに入っていたハンカチを渡す。エリシアはアーシェリヲンからハンカチを受け取って目元を拭った。
「ううん。僕、知ってるよ。僕はね、貴族に相応しい加護を授からなかった。このまま僕がお父さんの跡取りになったらさ、誰かに悪く言われちゃうんだよね?」
「そんなわけ、ないだろう?」
「お爺ちゃんはさ、侯爵家のご当主様なわけじゃない? お母さんと一緒になったお父さんは、大変だったんでしょう?」
それは否定できなかっただろう。フィリップは確かに、疎まれるだけでは済まなかった。それでも耐えて、ここまでやってこれたのだ。
「そうだ。その通り。……だからだよ。アーシェは俺以上に辛い立場になるだろう」
「あなた……」
「いいんだ。もう、隠しごとはできないよ」
「えぇ、そうね」
「でもな、そんな輩が現れたら、俺がこの手で叩き斬ってやる」
「あははは。本当にやりそうで怖いかもね。でもありがとう、僕、それだけで十分だよ」
エリシアはアーシェルドを再度抱きしめ、そのまま声を絞り出した。
「……アーシェ、ごめんね。ほんとうにごめんなさい」
エリシアの肩越しに、アーシェリヲンは袖で涙を拭う。そのあと彼女の背中をぽんぽんと優しく叩く。すると腕の力を緩めてくれた。
「もういいよ、ありがとうお母さん。お父さんの跡取りはさ、フィールズがいるから大丈夫」
フィリップは十歳になったばかりの息子に、ここまで言わせてしまったことを後悔していくだろう。
貴族や王族の子女たちは、年齢よりも大人びていることがある。だが、アーシェリヲンはそれが顕著に出ていた。
テレジアをからかうようなときは十歳の子供に見える。だが、勉強をしているときなどは年相応に見えないときがある。質問をする姿はまさにそうだったと、家庭教師の従者も言っていた。
アーシェリヲンは、この部屋にある窓の外を指さした。
「僕ね、外に行きたいんだ。ここだけじゃなくね、もっと色々なところも見てみたい」
十歳のアーシェリヲンが生きていく手段がなくはない。十歳といえば、一般庶民であれば家業の手伝いをする子もいるくらいだから。
「僕ね、昨日調べたんだ。だからね、お願いがあるんだけど」
「あぁ、何でも言ってごらん。大概のことは聞いてあげるから」
フィリップは胸をどんと叩いてみせる。
「そうね、いってごらんなさい。お母さんも協力するわ」
アーシェリヲンは作っているとは思えないほど、今日一番の笑顔になった。
「あのね、僕ね。もし、お父さんの後を継がなかった場合を考えたことがあるんだ。そのときはね、探索者になりたいと思っていたんだ」
探索者とは、薬の材料になるものを採取したり、迷宮に潜ったりと、文字通り探索する者のことをいうのを、二人も常識程度には知っている。
アーシェリヲン自身の知識量は、一般の大人を凌駕するほどのものである。貴族としていきていかないのであれば、成人の年齢に達しさえすれば十分暮らしていけるだけの器量はある。
それにアーシェリヲンは独学だが、薬草学と生物学を修めていると言えるほどだ。彼は『薬草の採取だけでね、有名になった人もいるんだって』と力説する。
それらの知識を生かすような仕事があるならば、探索者になるのも決して悪い選択肢ではないのだろう。
この国にも探索者協会という組織がある。それはユカリコ教のように、国には属さない単独の組織だ。
探索者として仕事をする場合、きちんとルールさえ守っていたなら、協会が身分を証明してくれることによってどの国でも仕事をすることができる。有名な上位の探索者になると、貴族以上に裕福な生活をしている人もいるらしい。
「なるほど、その手があったか……」
「アーシェでも通用するの?」
「あぁ。未成年の場合、身元保証が必要だったと思うけど」
「あら、それならおそらく大丈夫だと思うわ。あのね……」
エリシアとフィリップの二人は、何やらごそごそと耳元で内緒話を始める。その間もアーシェリヲンはどれほど可能性のある職業なのかを力説しているのだ。
その中には、協会員である探索者には序列があるということ。銅、青銅、鉄、鋼鉄、銀、金、白金と認められ次第序列が上がっていくそうだ。
「あのね、鋼鉄や銀の序列になればね、貴族とか王家とかの依頼も受けられるんだって」
「そうなんだね。よく勉強したな」
フィリップはなぜアーシェリヲンが探索者への道を選ぼうとしているのかが、なんとなくわかってきた。それはエリシアも同じだっただろう。だから少しだけ希望が見えてきた。二人の表情が柔らかなものになってきている。
「うん。探索者になったならきっと、『お披露目』しなくても、外で生きていけると思うんだ」
「えぇ。私もそう思うわ」
エリシアには何やら考えがあるようだ。フィリップも納得しているからか、心配そうな様子は見られない。
そのおかげで初等学舎へ入学と同時に、中等学舎へスキップするほどに。もしかしたら、それすら乗り越えて高等学舎でやっていける知能を持ち合わせているのかもしれない。
アーシェリヲンはあのとき自分の加護を知り、ヴェルミナが混乱し、エリシアとフィリップが取り乱したのを見てしまった。つい先ほどまで気になって自ら調べたのち、話を聞いてもらおうとここへ来た際、こうして今二人の話を立ち聞きしてしまったのだ。
こんな状況のアーシェリヲンだから、答え合わせができてしまったのだろう。
「立ち聞きしてごめんなさい。でもね僕、さっきの話、理解できてるんだ。僕はもしかしたらね、この家にいたらいけないんじゃないかな? って思うんだ」
「そんなことはない。いつまでもいていいんだ、なぁ? エリシア」
エリシアは強く抱きついていた腕を緩めて、アーシェリヲンの両脇に手を差し入れて、自分から少しだけ離すとじっと見つめて、視線を外さずに無理に笑顔を作ってくれた。だからこそ彼女の目から、涙が零れそうになっているのに気づいてしまう。
「えぇそうよ。アーシェの家なんだから、ずっといても、ね?」
エリシアが瞬いたときに涙が零れてしまった。アーシェルドは頭を振ると、ポケットに入っていたハンカチを渡す。エリシアはアーシェリヲンからハンカチを受け取って目元を拭った。
「ううん。僕、知ってるよ。僕はね、貴族に相応しい加護を授からなかった。このまま僕がお父さんの跡取りになったらさ、誰かに悪く言われちゃうんだよね?」
「そんなわけ、ないだろう?」
「お爺ちゃんはさ、侯爵家のご当主様なわけじゃない? お母さんと一緒になったお父さんは、大変だったんでしょう?」
それは否定できなかっただろう。フィリップは確かに、疎まれるだけでは済まなかった。それでも耐えて、ここまでやってこれたのだ。
「そうだ。その通り。……だからだよ。アーシェは俺以上に辛い立場になるだろう」
「あなた……」
「いいんだ。もう、隠しごとはできないよ」
「えぇ、そうね」
「でもな、そんな輩が現れたら、俺がこの手で叩き斬ってやる」
「あははは。本当にやりそうで怖いかもね。でもありがとう、僕、それだけで十分だよ」
エリシアはアーシェルドを再度抱きしめ、そのまま声を絞り出した。
「……アーシェ、ごめんね。ほんとうにごめんなさい」
エリシアの肩越しに、アーシェリヲンは袖で涙を拭う。そのあと彼女の背中をぽんぽんと優しく叩く。すると腕の力を緩めてくれた。
「もういいよ、ありがとうお母さん。お父さんの跡取りはさ、フィールズがいるから大丈夫」
フィリップは十歳になったばかりの息子に、ここまで言わせてしまったことを後悔していくだろう。
貴族や王族の子女たちは、年齢よりも大人びていることがある。だが、アーシェリヲンはそれが顕著に出ていた。
テレジアをからかうようなときは十歳の子供に見える。だが、勉強をしているときなどは年相応に見えないときがある。質問をする姿はまさにそうだったと、家庭教師の従者も言っていた。
アーシェリヲンは、この部屋にある窓の外を指さした。
「僕ね、外に行きたいんだ。ここだけじゃなくね、もっと色々なところも見てみたい」
十歳のアーシェリヲンが生きていく手段がなくはない。十歳といえば、一般庶民であれば家業の手伝いをする子もいるくらいだから。
「僕ね、昨日調べたんだ。だからね、お願いがあるんだけど」
「あぁ、何でも言ってごらん。大概のことは聞いてあげるから」
フィリップは胸をどんと叩いてみせる。
「そうね、いってごらんなさい。お母さんも協力するわ」
アーシェリヲンは作っているとは思えないほど、今日一番の笑顔になった。
「あのね、僕ね。もし、お父さんの後を継がなかった場合を考えたことがあるんだ。そのときはね、探索者になりたいと思っていたんだ」
探索者とは、薬の材料になるものを採取したり、迷宮に潜ったりと、文字通り探索する者のことをいうのを、二人も常識程度には知っている。
アーシェリヲン自身の知識量は、一般の大人を凌駕するほどのものである。貴族としていきていかないのであれば、成人の年齢に達しさえすれば十分暮らしていけるだけの器量はある。
それにアーシェリヲンは独学だが、薬草学と生物学を修めていると言えるほどだ。彼は『薬草の採取だけでね、有名になった人もいるんだって』と力説する。
それらの知識を生かすような仕事があるならば、探索者になるのも決して悪い選択肢ではないのだろう。
この国にも探索者協会という組織がある。それはユカリコ教のように、国には属さない単独の組織だ。
探索者として仕事をする場合、きちんとルールさえ守っていたなら、協会が身分を証明してくれることによってどの国でも仕事をすることができる。有名な上位の探索者になると、貴族以上に裕福な生活をしている人もいるらしい。
「なるほど、その手があったか……」
「アーシェでも通用するの?」
「あぁ。未成年の場合、身元保証が必要だったと思うけど」
「あら、それならおそらく大丈夫だと思うわ。あのね……」
エリシアとフィリップの二人は、何やらごそごそと耳元で内緒話を始める。その間もアーシェリヲンはどれほど可能性のある職業なのかを力説しているのだ。
その中には、協会員である探索者には序列があるということ。銅、青銅、鉄、鋼鉄、銀、金、白金と認められ次第序列が上がっていくそうだ。
「あのね、鋼鉄や銀の序列になればね、貴族とか王家とかの依頼も受けられるんだって」
「そうなんだね。よく勉強したな」
フィリップはなぜアーシェリヲンが探索者への道を選ぼうとしているのかが、なんとなくわかってきた。それはエリシアも同じだっただろう。だから少しだけ希望が見えてきた。二人の表情が柔らかなものになってきている。
「うん。探索者になったならきっと、『お披露目』しなくても、外で生きていけると思うんだ」
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