2 / 80
第二話 プロローグ 後半。
しおりを挟む「辰様……」
「陽葉瑠、探しました。無事でよかった……。でも、どうしてここへ……?」
辰様のほうへ行こうとしたが、風名に腕を掴まれてしまい、あと数歩のところで立ち止まった。
緑の瞳を見上げる。
「教えてください。青帝が風名さんを愛しているのであって、辰様が彼女を愛しているわけじゃない。そうですよね?」
「え、ええ……そうですが……?」
辰様は戸惑うように、眉をひそめた。
胸がどきどきしている。息が苦しくて、浅い呼吸を素早く繰り返す。
辰様と風名が天界に還れば、この世界から夜魔はいなくなる。辰様も毎年別の神様を食べるという罪をおかさずにすむ。
でも、風名は辰様を愛しているわけじゃない。死んでも構わないとさえ思っている。辰様は風名を愛しているわけじゃない。私を愛してくれている。
いいやもうそんな理屈なんてどうでもよかった。
そばにいたい。離れたくない。もうほかの女性なんて抱かないでほしい。風名と寄り添うところなんて二度と見たくない。風名の嫉妬で光の雨を使わされて、死んでいくところなんか見たくない。
だから私は罪をおかす。
あなたを苦しめることになるかもしれないとわかっていても。
衝動が私を突き動かす。いま手を伸ばさないと永久に失われてしまうものが目の前にあって、私は何よりそれが欲しい。迷いはまだある。そのくせ自分を止められない。
「私は辰様に命令します」
辰様が驚愕に目を見開く。
あなたに捧げた私の血が、きちんとあなたを縛りますように。強く強く念じながら、言葉を発する。
「風名さんを愛さないでください。風名さんと天界に還らないでください」
「陽葉瑠……っ!」
「これは命令です。私だけを、愛してください」
これは世界を滅ぼす呪いの言葉となるのかもしれない。
「辰様、私はあなたが思うほど優しくもなければ、正しくもありませんでした。私も……醜い」
もう既に後悔で胸が苦しい。言わなければ良かった、でも言わずにいられなかった。目が熱い。苦しい。心がぐちゃぐちゃだ。
「はは……は……」
辰様は目を真っ赤にして泣きながら笑っていた。胸を押さえて、大声で叫ぶように笑う。時折痙攣したように肩を震わせ、喘いだ。口から唾液を垂らし、手の甲で口元をぬぐった。
「は……はは……あはは! 私の気持ちがわかりますか。ふふ、自分が壊れてしまいそうなほど嬉しくて、……っふ、自分が壊れそうなそうなほど絶望しています。ああでも、いいのです、全ての罪は私が背負いましょう。陽葉瑠が私の愛を欲しがってくれた、それだけで私は幸せすぎて死んでしまいそうです。永遠にそばにいます、陽葉瑠!」
碧の目は異様にぎらつき、ひきつった笑みを浮かべる口元はこれから起こる凶事を予感させた。風名は異様なものでも見るような目つきで私と辰様を見た。
「嘘でしょう、私と天界に戻ってくれるわよね? ねえ!」
風名の叫びに辰様は冷笑を返した。
「私はもう天界には還りません」
「そんな、どうして……だって、あなたは青帝なのだから……神の血の制約なんて無視できるはずでしょう?」
「いいえ。青帝と私では私のほうが優位なんです。ですので私が縛られるものは何であれ青帝も縛られます。残念ですが諦めてください。私も青帝も、あなたを愛することを禁じられてしまいました。もう風名に心動かされることはない」
「そんな……」
風名はがっくりと頭を垂れた。
「痛っ……」
私の腕を掴んだ爪が肉に食い込んでいる。離そうとしたが、力が強い。この小さな手の一体どこからそんな力が湧くのか。
ゆらり、顔を上げた。美しく整った童顔であるがゆえに、怒りや嫉妬といった感情が不釣り合いで、まるで別人のように人相が変わってしまっていた。
「許さない、こんなの……絶対に許さないわ……!」
「……っく!」
腕を引っ張られて、地面にたたきつけられた。とても人間の力とは思えない怪力だ。腰を打ったけれど、でも爪が食い込む痛みから解放されてほっとする。
彼女は一歩、一歩、大地に呪いをかけながら歩くかのようにじわじわと進んだ。
「風名、どこに行く気ですか」
辰様は立ちふさがり、両手を伸ばして、行く手を遮った。
「行かせるわけにはいきません。あなたがやろうとしていることが私にはわかります。それだけはいけません」
しかし、風名は目にもとまらぬ早さで身をひるがえし、手を広げた辰様の横をすり抜けた。
「私を裏切ったあなたたち二人が幸せになることだけは、許さない!」
振り返りざまにそう吐き捨てると、広場のほうへ駆けていった。
辰様は追いかけようと数歩駆け出したものの、すぐ引き返してきて、私の肩を掴んだ。
「あまり時間がありません。これから言うことをよく聞いてください。風名はおそらく神産みの箱に入る気です。でも天界に戻るためじゃない。強力な夜魔を産むために入るのです」
「どういうことですか……」
「相手を乗っ取って自分のものとする夜魔の力を使い、神産みの箱を乗っ取る気なのです。あの箱は夜魔を生む装置に変えられてしまう。それもただの夜魔ではなく、箱の中で眠っている次なる神々と合体させた夜魔、つまり私のような者を産む気なのです」
「辰様と同じ者ならば、心配はいらないのでは……」
辰様はかぶりを振った。
「夜魔は風名の支配下にあります。半分が神であっても、風名が命じるままに人々を殺そうとするでしょう。ああ、安心してください、私は支配を受けません。私は特殊なのです。青帝と一体化しているから風名の力は及びません。でも、ほかの神たちはそうはいかない……私たちは天女より格下ですから」
「夜魔に侵された神様が、これから人を襲うと……」
「ええ。神の喜びごとが、凶事に変じ、人々に災いが降りかかるのです」
ことの重大さが飲み込めてきた。
あの緑色の神秘の箱が、恐ろしい災いの元にされてしまう。
それと同時に、これか、と思った。以前、紅飛斗長が予感していた、神産みの箱に迫る危機。
紅飛斗長が感じた不吉な予言は……おそらく現実になる。
「陽葉瑠。これから話すことをよく聞いてください」
嫌な予感がした。
「陽葉瑠、探しました。無事でよかった……。でも、どうしてここへ……?」
辰様のほうへ行こうとしたが、風名に腕を掴まれてしまい、あと数歩のところで立ち止まった。
緑の瞳を見上げる。
「教えてください。青帝が風名さんを愛しているのであって、辰様が彼女を愛しているわけじゃない。そうですよね?」
「え、ええ……そうですが……?」
辰様は戸惑うように、眉をひそめた。
胸がどきどきしている。息が苦しくて、浅い呼吸を素早く繰り返す。
辰様と風名が天界に還れば、この世界から夜魔はいなくなる。辰様も毎年別の神様を食べるという罪をおかさずにすむ。
でも、風名は辰様を愛しているわけじゃない。死んでも構わないとさえ思っている。辰様は風名を愛しているわけじゃない。私を愛してくれている。
いいやもうそんな理屈なんてどうでもよかった。
そばにいたい。離れたくない。もうほかの女性なんて抱かないでほしい。風名と寄り添うところなんて二度と見たくない。風名の嫉妬で光の雨を使わされて、死んでいくところなんか見たくない。
だから私は罪をおかす。
あなたを苦しめることになるかもしれないとわかっていても。
衝動が私を突き動かす。いま手を伸ばさないと永久に失われてしまうものが目の前にあって、私は何よりそれが欲しい。迷いはまだある。そのくせ自分を止められない。
「私は辰様に命令します」
辰様が驚愕に目を見開く。
あなたに捧げた私の血が、きちんとあなたを縛りますように。強く強く念じながら、言葉を発する。
「風名さんを愛さないでください。風名さんと天界に還らないでください」
「陽葉瑠……っ!」
「これは命令です。私だけを、愛してください」
これは世界を滅ぼす呪いの言葉となるのかもしれない。
「辰様、私はあなたが思うほど優しくもなければ、正しくもありませんでした。私も……醜い」
もう既に後悔で胸が苦しい。言わなければ良かった、でも言わずにいられなかった。目が熱い。苦しい。心がぐちゃぐちゃだ。
「はは……は……」
辰様は目を真っ赤にして泣きながら笑っていた。胸を押さえて、大声で叫ぶように笑う。時折痙攣したように肩を震わせ、喘いだ。口から唾液を垂らし、手の甲で口元をぬぐった。
「は……はは……あはは! 私の気持ちがわかりますか。ふふ、自分が壊れてしまいそうなほど嬉しくて、……っふ、自分が壊れそうなそうなほど絶望しています。ああでも、いいのです、全ての罪は私が背負いましょう。陽葉瑠が私の愛を欲しがってくれた、それだけで私は幸せすぎて死んでしまいそうです。永遠にそばにいます、陽葉瑠!」
碧の目は異様にぎらつき、ひきつった笑みを浮かべる口元はこれから起こる凶事を予感させた。風名は異様なものでも見るような目つきで私と辰様を見た。
「嘘でしょう、私と天界に戻ってくれるわよね? ねえ!」
風名の叫びに辰様は冷笑を返した。
「私はもう天界には還りません」
「そんな、どうして……だって、あなたは青帝なのだから……神の血の制約なんて無視できるはずでしょう?」
「いいえ。青帝と私では私のほうが優位なんです。ですので私が縛られるものは何であれ青帝も縛られます。残念ですが諦めてください。私も青帝も、あなたを愛することを禁じられてしまいました。もう風名に心動かされることはない」
「そんな……」
風名はがっくりと頭を垂れた。
「痛っ……」
私の腕を掴んだ爪が肉に食い込んでいる。離そうとしたが、力が強い。この小さな手の一体どこからそんな力が湧くのか。
ゆらり、顔を上げた。美しく整った童顔であるがゆえに、怒りや嫉妬といった感情が不釣り合いで、まるで別人のように人相が変わってしまっていた。
「許さない、こんなの……絶対に許さないわ……!」
「……っく!」
腕を引っ張られて、地面にたたきつけられた。とても人間の力とは思えない怪力だ。腰を打ったけれど、でも爪が食い込む痛みから解放されてほっとする。
彼女は一歩、一歩、大地に呪いをかけながら歩くかのようにじわじわと進んだ。
「風名、どこに行く気ですか」
辰様は立ちふさがり、両手を伸ばして、行く手を遮った。
「行かせるわけにはいきません。あなたがやろうとしていることが私にはわかります。それだけはいけません」
しかし、風名は目にもとまらぬ早さで身をひるがえし、手を広げた辰様の横をすり抜けた。
「私を裏切ったあなたたち二人が幸せになることだけは、許さない!」
振り返りざまにそう吐き捨てると、広場のほうへ駆けていった。
辰様は追いかけようと数歩駆け出したものの、すぐ引き返してきて、私の肩を掴んだ。
「あまり時間がありません。これから言うことをよく聞いてください。風名はおそらく神産みの箱に入る気です。でも天界に戻るためじゃない。強力な夜魔を産むために入るのです」
「どういうことですか……」
「相手を乗っ取って自分のものとする夜魔の力を使い、神産みの箱を乗っ取る気なのです。あの箱は夜魔を生む装置に変えられてしまう。それもただの夜魔ではなく、箱の中で眠っている次なる神々と合体させた夜魔、つまり私のような者を産む気なのです」
「辰様と同じ者ならば、心配はいらないのでは……」
辰様はかぶりを振った。
「夜魔は風名の支配下にあります。半分が神であっても、風名が命じるままに人々を殺そうとするでしょう。ああ、安心してください、私は支配を受けません。私は特殊なのです。青帝と一体化しているから風名の力は及びません。でも、ほかの神たちはそうはいかない……私たちは天女より格下ですから」
「夜魔に侵された神様が、これから人を襲うと……」
「ええ。神の喜びごとが、凶事に変じ、人々に災いが降りかかるのです」
ことの重大さが飲み込めてきた。
あの緑色の神秘の箱が、恐ろしい災いの元にされてしまう。
それと同時に、これか、と思った。以前、紅飛斗長が予感していた、神産みの箱に迫る危機。
紅飛斗長が感じた不吉な予言は……おそらく現実になる。
「陽葉瑠。これから話すことをよく聞いてください」
嫌な予感がした。
398
お気に入りに追加
758
あなたにおすすめの小説

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

「魔王のいない世界には勇者は必要ない」と王家に追い出されたので自由に旅をしながら可愛い嫁を探すことにしました
夢幻の翼
ファンタジー
「魔王軍も壊滅したし、もう勇者いらないよね」
命をかけて戦った俺(勇者)に対して魔王討伐の報酬を出し渋る横暴な扱いをする国王。
本当ならばその場で暴れてやりたかったが今後の事を考えて必死に自制心を保ちながら会見を終えた。
元勇者として通常では信じられないほどの能力を習得していた僕は腐った国王を持つ国に見切りをつけて他国へ亡命することを決意する。
その際に思いついた嫌がらせを国王にした俺はスッキリした気持ちで隣町まで駆け抜けた。
しかし、気持ちの整理はついたが懐の寒かった俺は冒険者として生計をたてるために冒険者ギルドを訪れたがもともと勇者として経験値を爆あげしていた僕は無事にランクを認められ、それを期に国外へと向かう訳あり商人の護衛として旅にでることになった。
といった序盤ストーリーとなっております。
追放あり、プチだけどざまぁあり、バトルにほのぼの、感動と恋愛までを詰め込んだ物語となる予定です。
5月30日までは毎日2回更新を予定しています。
それ以降はストック尽きるまで毎日1回更新となります。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる