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第一章 大森林の開拓地
第21話 大きな商談をしよう②
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ベネディクト・マイルズはこのノエイン・アールクヴィストという若い貴族の提案をどう捉えるべきか考えていた。
彼の領地で見つかったというラピスラズリの鉱脈。そこから採掘できる原石を独占的に卸してもらう契約。確かにとても魅力的な話だ。この契約を受けるだけで一財産築けるのは間違いない。
だからこそ訝しむ。恵まれ過ぎた話には何か裏があると考えなければならない。
マイルズ商会は、アールクヴィスト士爵とはこの数か月それなりに親しくしてきた。まだ叙爵したての開拓貴族である彼が、他に伝手がなく今回うちに声をかけてきたのは分かる。
だが何故わざわざ原石の状態で売る? 領内で加工して売ればその分利益は大きくなるのに……原石を扱える職人を集める伝手がないのか? しかしそれだけの理由で?
「アールクヴィスト士爵閣下……大変嬉しい申し出ですが、私には閣下のお考えのほどを理解する頭がないようでして。よろしければ原石のままお売りしたい理由をお伺いしても?」
やや大げさにへりくだって聞いてくるのは警戒心の表れか、とノエインは思った。
「分かりました。まず、私は貴族としては若輩もいいところで、ラピスラズリ原石を加工できる職人などに当てがないという理由があります。そして、これまでの取引からマイルズ商会が信用できると感じました。なのであなた方に声をかけました」
「はい」
ベネディクトの反応を見るに、彼もこの点については理解しているらしい。
「そして次に、最大の理由として……身に余る富や事業は危険を呼ぶ、と私は考えています」
「危険を呼ぶ、ですか」
まだベネディクトは要領を得ない様子だ。
「我が領はまだ人口30人ほど。村とも呼べない規模の小領です。そんな場所で数千万、下手をしたら数億レブロに達する規模のラピスラズリ採掘・加工事業を行うのは大きな危険を伴うと考えています」
ベネディクトも何となく理由を察し始めた表情になる。
「仮に無理をしてでも職人を大勢かき集めて抱え込み、膨大な富を生む事業を形成したところで、それを適切に維持・管理し守る力が私にはありません。うちのような小領では当然ろくな武力もありません。そんなところで扱いに困るほどの富を抱えれば、それは外から招かれざる客を呼び寄せるきっかけになるかもしれません」
「なるほど、ご事情はお察しいたしました」
ここまで説明される途中で、ベネディクトもノエインの考える「危険」を完全に理解した。要するに彼は、ラピスラズリ鉱脈がケーニッツ子爵との争いの火種になることを危惧しているのだと。
ケーニッツ子爵とアールクヴィスト士爵は、今のところ不仲だという話は聞いていない。正確には「不和を起こす理由がない」関係と言うべきか。これはアールクヴィスト士爵領がケーニッツ子爵にとって取るに足らない小領であるという点が大きいのだろう。
そんな状況で、アールクヴィスト士爵がいきなり「ラピスラズリの加工販売」などという大事業を始めようとしたらどうなるか。ケーニッツ子爵が自身の息のかかった職人を紛れ込ませるなり、販路に重い関税を課して圧力をかけるなりして、利益を少しでも分捕ろうとする可能性がある。
下手をすれば軍事的に圧力をかけることすらあり得る。
そんなことになれば、アールクヴィスト領が経済的に乗っ取られたり、悪い場合だと領地の消滅すら起こりかねない。
そこまで悪い事態にならなかったとしても、「運よく金の生る鉱脈を手に入れた若造」としてケーニッツ子爵や近隣の他貴族から目をつけられるのは彼にとって望ましくないのだろう。
ベネディクトの知る当代ケーニッツ子爵は他領を本気で潰すほど冷酷な貴族ではないが、それは子爵領内でも屈指の大商会の長として、子爵と長年の繋がりがあるから分かること。数か月前に王国北西部に来たアールクヴィスト士爵では、ケーニッツ子爵の人柄など知る由もないだろう。
他方で、アールクヴィスト士爵がそこまで事業を自ら広げようとせず、「ラピスラズリ原石の販売」に留めたらどうか。
これは簡単だ。アールクヴィスト士爵は自領の山で石を切り出して、ここレトヴィクのマイルズ商会へ運んでくるだけでいいのだから。それだけでも彼の領にとっては生活を一変させるほど莫大な収入になる。
おまけに原石の加工や、加工で生まれた装飾品・顔料の販売はケーニッツ子爵領内で行われ、そこで大きく金が動くのだ。ケーニッツ子爵の税収が増えて潤うのは間違いない。
ケーニッツ子爵としては、ただ黙っているだけで領内に「ラピスラズリ加工・販売」という新しい事業が生まれ、税で大儲けできることになる。これならケーニッツ子爵もアールクヴィスト士爵もそれぞれ得をする関係として、さらに繋がりを深めることさえできる。
そんな貴族同士のバランス取りの狭間で、マイルズ商会は運よく大儲けできるわけだ。
「……この契約をいただいたら、私はアールクヴィスト閣下に頭が上がらなくなりますな」
「ははは、そう思っていただけるのは幸いです。うちは発展途上の領ですから、今後も何かとベネディクトさんにご相談させていただく場面があると思います。その際にでも積極的なお力添えをいただければ嬉しいです」
ベネディクトが苦笑いで言うと、アールクヴィスト士爵は爽やかな笑顔でそう答えた。
この契約でマイルズ商会が得る利益は凄まじい額になる。その利益をくれたお得意様として、今後もアールクヴィスト士爵には親切にせざるを得ない。
危険を避けて安全策を選びつつ、確実にまとまった資金を稼ぐ。ついでにマイルズ商会という大商会に大きな恩を売る。そのためにこの若者は自分に原石の買い取り契約を持ちかけてきたのだ。
彼から売られる恩を考えても、この契約で得られる利益は莫大だ。それにこうやって相手にもしっかりと利を与えるこの若者の立ち回り方は好ましい。おまけに彼は貴族だ。今後も懇意にするためにも、この契約を逃す手はない。
恵まれた話の裏が明かされたのなら恐れることはないな、とベネディクトは考えた。
「以上のような事情なのですが……契約の詳細について相談させていただいても?」
「はい。是非ともお伺いしたく存じます」
商談が具体的な段階に入り、ノエインもベネディクトもあらためて背筋を正した。
彼の領地で見つかったというラピスラズリの鉱脈。そこから採掘できる原石を独占的に卸してもらう契約。確かにとても魅力的な話だ。この契約を受けるだけで一財産築けるのは間違いない。
だからこそ訝しむ。恵まれ過ぎた話には何か裏があると考えなければならない。
マイルズ商会は、アールクヴィスト士爵とはこの数か月それなりに親しくしてきた。まだ叙爵したての開拓貴族である彼が、他に伝手がなく今回うちに声をかけてきたのは分かる。
だが何故わざわざ原石の状態で売る? 領内で加工して売ればその分利益は大きくなるのに……原石を扱える職人を集める伝手がないのか? しかしそれだけの理由で?
「アールクヴィスト士爵閣下……大変嬉しい申し出ですが、私には閣下のお考えのほどを理解する頭がないようでして。よろしければ原石のままお売りしたい理由をお伺いしても?」
やや大げさにへりくだって聞いてくるのは警戒心の表れか、とノエインは思った。
「分かりました。まず、私は貴族としては若輩もいいところで、ラピスラズリ原石を加工できる職人などに当てがないという理由があります。そして、これまでの取引からマイルズ商会が信用できると感じました。なのであなた方に声をかけました」
「はい」
ベネディクトの反応を見るに、彼もこの点については理解しているらしい。
「そして次に、最大の理由として……身に余る富や事業は危険を呼ぶ、と私は考えています」
「危険を呼ぶ、ですか」
まだベネディクトは要領を得ない様子だ。
「我が領はまだ人口30人ほど。村とも呼べない規模の小領です。そんな場所で数千万、下手をしたら数億レブロに達する規模のラピスラズリ採掘・加工事業を行うのは大きな危険を伴うと考えています」
ベネディクトも何となく理由を察し始めた表情になる。
「仮に無理をしてでも職人を大勢かき集めて抱え込み、膨大な富を生む事業を形成したところで、それを適切に維持・管理し守る力が私にはありません。うちのような小領では当然ろくな武力もありません。そんなところで扱いに困るほどの富を抱えれば、それは外から招かれざる客を呼び寄せるきっかけになるかもしれません」
「なるほど、ご事情はお察しいたしました」
ここまで説明される途中で、ベネディクトもノエインの考える「危険」を完全に理解した。要するに彼は、ラピスラズリ鉱脈がケーニッツ子爵との争いの火種になることを危惧しているのだと。
ケーニッツ子爵とアールクヴィスト士爵は、今のところ不仲だという話は聞いていない。正確には「不和を起こす理由がない」関係と言うべきか。これはアールクヴィスト士爵領がケーニッツ子爵にとって取るに足らない小領であるという点が大きいのだろう。
そんな状況で、アールクヴィスト士爵がいきなり「ラピスラズリの加工販売」などという大事業を始めようとしたらどうなるか。ケーニッツ子爵が自身の息のかかった職人を紛れ込ませるなり、販路に重い関税を課して圧力をかけるなりして、利益を少しでも分捕ろうとする可能性がある。
下手をすれば軍事的に圧力をかけることすらあり得る。
そんなことになれば、アールクヴィスト領が経済的に乗っ取られたり、悪い場合だと領地の消滅すら起こりかねない。
そこまで悪い事態にならなかったとしても、「運よく金の生る鉱脈を手に入れた若造」としてケーニッツ子爵や近隣の他貴族から目をつけられるのは彼にとって望ましくないのだろう。
ベネディクトの知る当代ケーニッツ子爵は他領を本気で潰すほど冷酷な貴族ではないが、それは子爵領内でも屈指の大商会の長として、子爵と長年の繋がりがあるから分かること。数か月前に王国北西部に来たアールクヴィスト士爵では、ケーニッツ子爵の人柄など知る由もないだろう。
他方で、アールクヴィスト士爵がそこまで事業を自ら広げようとせず、「ラピスラズリ原石の販売」に留めたらどうか。
これは簡単だ。アールクヴィスト士爵は自領の山で石を切り出して、ここレトヴィクのマイルズ商会へ運んでくるだけでいいのだから。それだけでも彼の領にとっては生活を一変させるほど莫大な収入になる。
おまけに原石の加工や、加工で生まれた装飾品・顔料の販売はケーニッツ子爵領内で行われ、そこで大きく金が動くのだ。ケーニッツ子爵の税収が増えて潤うのは間違いない。
ケーニッツ子爵としては、ただ黙っているだけで領内に「ラピスラズリ加工・販売」という新しい事業が生まれ、税で大儲けできることになる。これならケーニッツ子爵もアールクヴィスト士爵もそれぞれ得をする関係として、さらに繋がりを深めることさえできる。
そんな貴族同士のバランス取りの狭間で、マイルズ商会は運よく大儲けできるわけだ。
「……この契約をいただいたら、私はアールクヴィスト閣下に頭が上がらなくなりますな」
「ははは、そう思っていただけるのは幸いです。うちは発展途上の領ですから、今後も何かとベネディクトさんにご相談させていただく場面があると思います。その際にでも積極的なお力添えをいただければ嬉しいです」
ベネディクトが苦笑いで言うと、アールクヴィスト士爵は爽やかな笑顔でそう答えた。
この契約でマイルズ商会が得る利益は凄まじい額になる。その利益をくれたお得意様として、今後もアールクヴィスト士爵には親切にせざるを得ない。
危険を避けて安全策を選びつつ、確実にまとまった資金を稼ぐ。ついでにマイルズ商会という大商会に大きな恩を売る。そのためにこの若者は自分に原石の買い取り契約を持ちかけてきたのだ。
彼から売られる恩を考えても、この契約で得られる利益は莫大だ。それにこうやって相手にもしっかりと利を与えるこの若者の立ち回り方は好ましい。おまけに彼は貴族だ。今後も懇意にするためにも、この契約を逃す手はない。
恵まれた話の裏が明かされたのなら恐れることはないな、とベネディクトは考えた。
「以上のような事情なのですが……契約の詳細について相談させていただいても?」
「はい。是非ともお伺いしたく存じます」
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