ウィリアム・アーガイルの憂心 ~脇役貴族は生き残りたい~

国王が崩御した!
大国の崩壊が始まった!

王族たちは次の王位を巡って争い始め、王家に隙ありと見た各地の大貴族たちは独立に乗り出す。
彼ら歴史の主役たちが各々の思惑を抱えて蠢く一方で――脇役である中小の貴族たちも、時代に翻弄されざるを得ない。

アーガイル伯爵家も、そんな翻弄される貴族家のひとつ。
家格は中の上程度。日和見を許されるほどには弱くないが、情勢の主導権を握れるほどには強くない。ある意味では最も危うくて損な立場。

「死にたくないよぉ~。穏やかに幸せに暮らしたいだけなのにぃ~」

ちょっと臆病で悲観的な若き当主ウィリアム・アーガイルは、嘆き、狼狽え、たまに半泣きになりながら、それでも生き残るためにがんばる。

※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載させていただいてます。
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