余命半年のはずが？異世界生活始めます

家族

アイナが、キッチンで作業をしているのをみていると。
　【水魔法会得】とアナウンスされる。

なんやかんや運んでくれようとしているので。

全身にクリーンをかけてから取りに行く。

「運びます」と声をかけると、「ありがとね」と、ボールを渡される。
それを運び。
箸やお皿、お茶に、1人ずつのトッピングを受け取った。

「おいあんたはなんだ？大きな棒かなんかかい？」と、ドアのところに立っているコーパスに向かってアイナが声をかけた。

「あ、いやー久しぶり、ただいま」としどろもどろな感じで返事をした。

「はい、おかえり。早く座りな！でかいんだから邪魔だよ！でてったきり連絡もよこさないわ、帰ってこないわどうしてんのかと思ったよ」

ぐちぐちぐち、としばらくいってから

「さて食べようか」
と食べ始める

具沢山の素麺だ。
真ん中に置かれた大きなボウルから、素麺をつゆの中に入れ。別皿に具材が1人ずつ用意されている。

「いただきます、キョーカ私はロイで妻がアイナだ、よろしく」
と、アイナさんの勢いに押されていたロイが、話し始めた。


「コーパスと仲良くしてくれてるようでよかった、愛想は悪いわ口は悪いわ人相も悪い。良いやつではあるはずだからこれからもよろしく頼むよ」

とだけ言い食べ始める。
「いつもお世話になってます！生きていくだけで必死だったころに服をいただきました。本当に皆さんには感謝しても仕切れません！そうだ！」

と【空間魔法発動】リックを取り出して、用意してきた、お金を取り出した。

「あのコレ受け取ってください」
ロイが受け取り袋の中を見る。その後ろからアイナが覗き込んだ。

「なんだいこれ！こんなもん受け取れないよ！」とすごく怒った顔をした。

ロイさんも袋を閉じて、机の上に置き、こちらに突き出した。

「本当にいろいろ、感謝してるんです。これだけじゃ全然足りないと思ってます」

と、もう一度差し出す。

「あんた、今はいい防具着てるんだ。私のあげた防具どうした？」

と聞かれた。

「ここにあります」カバンから出し、見せると。

それをひったくった。
「空間魔法も使えるんだろ？カバンも返しな、ナイフは？」

机の上にどんどん荷物を出し鞄を返し、ナイフを見せると。
「なんだいこれ？おもちゃがえらい立派になって」

「おい、やめろよ。ナイフは俺がやったんだ、追い剥ぎみたいに何してんだよ」

とコーパスは、呆れたように言った。
「なにって！？借りがあるって言うから返してもらってるんだ！金なんかで終わらせようなんてことはないよ！？」

「すみませんでした」と少し半泣きになりながら謝ると。コーパスが手を引いて隣の部屋に行く。

「やっぱりこんなとこ来る必要なかったんだ」

と言うので首を振る「違うょ、とても暖かいよお金を受け取ってはいどうも、って関係じゃなくてこれからも関係を大切にしてくれようとしてるんだよ」そう言いながら胸がギューっと締め付けられる思いになる。

そっと、コーパスが抱きしめて頭をぽんぽんしてくれる。足元ではＪジェイが、擦り寄っている。

少し落ち着き、

「ありがとう！戻るね」

そう言ってコーパスを置き去りにダイニングに戻った。

「アイナさんありがとうございました！考えのない行動に傷付けてしまってすみませんでした。思い出の詰まった大切な革鎧お返ししますリュックは…」

と少し考えていると。
「使わないなら返してもらおうかね？」と微笑む。

机の上に、新しく買ったものともらったものを分けて。見るが新しく買ったものは保存食ばかりであとは、コーパスにもらった服だった。

「コレかい？もらったって服は？あの子に服の趣味なんてわかるかね？」

とわらっている。そこにロイが来て、何かを合図して出ていった。

荷物を一通り片付け。街に行ってからの話や服をもらった時のことなどを話し盛り上がっていた。
気がつくと３時と言う時間を指していた。３時間も話し込んでいたようだ。

「大変！昼を食べたら出ようって話してたのにこんな時間になっちやった！」
と慌てていると。

「大丈夫、大丈夫。男は男で遊びに行ったみたいだから」と笑っている。
さっき何か合図を送っていたのはそれのようだ。
Ｊジェイの事も忘れていたのを思い出しキョロキョロすると、隅っこのところで、寝ているのを見つけると。
Ｊジェイがこちらを伺ってすぐにまた眠った。

しばらくしてから、男二人が帰ってきた。

キッチにの机の上に大きな魚が３個並べられる。
「アイナ魚をさばいてくれないか？コーパスがオークを倒したそうだからそれをさばいてくる。寿司と山賊焼それにあら汁にしよう」

そう言って、一旦出て行った。

「お魚がこんなにつれて、お肉まであるなんて素敵だわ」と喜んでいる手元ではザクザクと魚が裁かれていく。

「キョーカ、倒したのを外に出してくれ」
「どこに出したらいい？そこに出すよ」

と言いついていく。キッチンの横の入り口から出たすぐ横に解体する台と血抜きする引っ掛けるところがあった。

「とりあえず台の上に」と言うので台の上に出していく。
今刈ったのかと思うぐらいに暖かい？
「空間魔法って時間止まるの？」って聞いてみる。
「俺のはそうだな？いろいろイメージで変えれるし、使いこなせれば転移やらなんやらできると思うが今の俺には無理だ」

もっとちゃんと魔法の基礎が必要かな？