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思っていたよりも重い感じだが、ワクワクしているので実際動いてみるとどんなものかわからない。
試着室を出て、言われる通りに飛んだり捻ったり、動いてみる。
「おーそーじゃったナイフフォルダーを渡し忘れておったわ」
と言われ疑問に思う。今まで使っていた、リュックのように背負って、胸の前で収納するタイプのものを今まで使っていたので、今もそれをつけている。
「これから2本になるんだ、これを返すよ」
調整してもらっていたナイフが、新しいケースに入って帰ってきた。
ベルトについているので腰につける。これでいいのかな?
「こんな感じですか?」と質問すると
「お前利き腕どっちだ?反対じゃないか?」確認すると、ナイフが取れない…なんだか恥ずかしい気持ちになりつつ付直し、下を向くと。
「え!Jそれ何?かっこいいんだけど!」
視界に入ったのは鎧を着たJの姿。
「ちょっと重たいけどかっこいいでしょー」と自慢げにしている。
黒の鎧で頭から背中にかけて細かく分かれて動きやすそうな鱗みたいな鎧を着ている。背骨に合わせてボーンラビットのようなトゲトゲの筋が一本入っている感じだ.胸の辺りは皮でしっかり鎧を支えているようだ。
「わー」とヨシヨシしようと思ったらバッチリ鎧で守られている…
「わーなんてことだ!もふもふの癒しがえられないではないか!」
と嘆きながら、頭にポンポンと乗せた。
「うん、良いな!調整も大丈夫そうか?」
とコーパスが、少しソワソワしている。
「おー大丈夫だ」OKがでた。
「よしじゃー狩りに行こう」ソワソワが見るからにワクワクになっている。
さっさと行こうとするコーパスに「おいおい金は払ってけよ」と鍛冶屋のおじさんが言うと。
足踏みしながら、こちらをみた。
急げと言うことらしい。少し笑いそうになりつつ。
お金を払い、出発した。
適当な、クエストをとり森の中に入っていく。
やはり出てくる、ボーンラビット。
蛇に狼に。
そして初めて入る洞窟…
「ココは?」とコーパスに質問する。
「お前らくるの初めてか?ダンジョンだよ」
「えーダンジョンっていっぱい魔物出るとこじゃないの?」
かなりビビってしまっている。「大丈夫大して変わらないよ。少し種類が変わるだけだ」
どう言われ恐る恐るついていく。
コーパスを前に後ろにJ
コーパスが盾で、キョーカが攻撃、Jが探知という感じだ。
と言っても、みんな探知できるし攻撃ができる。
その時その時で変わるが、今日は大体そんな感じで進んでいく。
はじめの方は見たことのある、狼、蛇、ゴブリン、オーク、と言った感じだった。
しばらく進むと、おっきなコウモリがバサバサと飛んでくる。
しかも5匹、7匹?10匹?
「こいつらは素通りでいい」と、コーパスが声をかけてきた。
良かったーあんなにいたら死んじゃうとこだよー
と、内心嘆きながら進む。
蜘蛛にムカデ、なんかわからんおっきい口のやつやつ。とどんどん出てくる。
虫系が多く気持ちが悪くてゾワゾワしながら進む。
急に広い場所に出た…ワイバーンの巣らしい
洞窟の壁、崖の上に止まっている。
3体…
この場合どうするんだ?ナイフは届かないし飛行に強いものはいない?
上に逃げられたら終わりじゃない?
「キョーカ風の飛ばすやつあっただろ?
アレで攻撃しろ、あっちからの攻撃は俺が受ける」
そう言って、洞窟の壁を背にして見渡しやすいところに位地取りした。
ワイバーンが、こちらに向かってくる。
ナイフを振り風を飛ばす、当たりはするがかすり傷しかつかない…
「え、全然きれないんですけど!?」
ちょっとテンパりながら叫ぶ。
「もっと、魔力を集めてやってみろ」
コーパスに言われ、もう一度、魔力多めで風を飛ばす。
当たったところが、しゅぱっと切レルが浅いので、何発もいく。
ドンドン魔力を込めるがドンドン魔力が削られていく。
1体倒すか、魔力が尽きるかというところだ…
「魔力が足りない!ドンドン、船酔いみたいになってきた」
「これ飲め!魔力回復薬だ」とコーパスが投げてよこした。
それを飲むと即座にアナウンスされる。
【高速魔力回復会得】
そんなことをしていると、コーパスが。しゅぱーっと1発で首を落とす。
「え?全然余裕な感じ?」しかも、空中から大剣を取り出した?
【空間魔法会得】とアナウンスされる。
便利なやつやん、と思いつつ戦闘態勢に戻る。
コーパスは大剣を盾のように使いながら近くにきたところを狙う。
最初の一撃は凄かったものの、やばいと思った相手が距離をとり始めどうにも決めかねている。
「一撃行きまーす!」と全体量の半分の魔力を込める、風の刃を投げつける。
しゅぱっ!どしんと音が鳴った。
飛んでいたワイバーンの首が落ちてきたのだ。
時間差で、体も落ちてくる。
「おーすごーい」と横でJが眺めている。
「Jあんたは何してんのよ」と、後ろの方で見るからにくつろいでいるJに向かってツッコミを入れる。
「えーだって僕は役に立たないよー飛行系に弱いから」
試着室を出て、言われる通りに飛んだり捻ったり、動いてみる。
「おーそーじゃったナイフフォルダーを渡し忘れておったわ」
と言われ疑問に思う。今まで使っていた、リュックのように背負って、胸の前で収納するタイプのものを今まで使っていたので、今もそれをつけている。
「これから2本になるんだ、これを返すよ」
調整してもらっていたナイフが、新しいケースに入って帰ってきた。
ベルトについているので腰につける。これでいいのかな?
「こんな感じですか?」と質問すると
「お前利き腕どっちだ?反対じゃないか?」確認すると、ナイフが取れない…なんだか恥ずかしい気持ちになりつつ付直し、下を向くと。
「え!Jそれ何?かっこいいんだけど!」
視界に入ったのは鎧を着たJの姿。
「ちょっと重たいけどかっこいいでしょー」と自慢げにしている。
黒の鎧で頭から背中にかけて細かく分かれて動きやすそうな鱗みたいな鎧を着ている。背骨に合わせてボーンラビットのようなトゲトゲの筋が一本入っている感じだ.胸の辺りは皮でしっかり鎧を支えているようだ。
「わー」とヨシヨシしようと思ったらバッチリ鎧で守られている…
「わーなんてことだ!もふもふの癒しがえられないではないか!」
と嘆きながら、頭にポンポンと乗せた。
「うん、良いな!調整も大丈夫そうか?」
とコーパスが、少しソワソワしている。
「おー大丈夫だ」OKがでた。
「よしじゃー狩りに行こう」ソワソワが見るからにワクワクになっている。
さっさと行こうとするコーパスに「おいおい金は払ってけよ」と鍛冶屋のおじさんが言うと。
足踏みしながら、こちらをみた。
急げと言うことらしい。少し笑いそうになりつつ。
お金を払い、出発した。
適当な、クエストをとり森の中に入っていく。
やはり出てくる、ボーンラビット。
蛇に狼に。
そして初めて入る洞窟…
「ココは?」とコーパスに質問する。
「お前らくるの初めてか?ダンジョンだよ」
「えーダンジョンっていっぱい魔物出るとこじゃないの?」
かなりビビってしまっている。「大丈夫大して変わらないよ。少し種類が変わるだけだ」
どう言われ恐る恐るついていく。
コーパスを前に後ろにJ
コーパスが盾で、キョーカが攻撃、Jが探知という感じだ。
と言っても、みんな探知できるし攻撃ができる。
その時その時で変わるが、今日は大体そんな感じで進んでいく。
はじめの方は見たことのある、狼、蛇、ゴブリン、オーク、と言った感じだった。
しばらく進むと、おっきなコウモリがバサバサと飛んでくる。
しかも5匹、7匹?10匹?
「こいつらは素通りでいい」と、コーパスが声をかけてきた。
良かったーあんなにいたら死んじゃうとこだよー
と、内心嘆きながら進む。
蜘蛛にムカデ、なんかわからんおっきい口のやつやつ。とどんどん出てくる。
虫系が多く気持ちが悪くてゾワゾワしながら進む。
急に広い場所に出た…ワイバーンの巣らしい
洞窟の壁、崖の上に止まっている。
3体…
この場合どうするんだ?ナイフは届かないし飛行に強いものはいない?
上に逃げられたら終わりじゃない?
「キョーカ風の飛ばすやつあっただろ?
アレで攻撃しろ、あっちからの攻撃は俺が受ける」
そう言って、洞窟の壁を背にして見渡しやすいところに位地取りした。
ワイバーンが、こちらに向かってくる。
ナイフを振り風を飛ばす、当たりはするがかすり傷しかつかない…
「え、全然きれないんですけど!?」
ちょっとテンパりながら叫ぶ。
「もっと、魔力を集めてやってみろ」
コーパスに言われ、もう一度、魔力多めで風を飛ばす。
当たったところが、しゅぱっと切レルが浅いので、何発もいく。
ドンドン魔力を込めるがドンドン魔力が削られていく。
1体倒すか、魔力が尽きるかというところだ…
「魔力が足りない!ドンドン、船酔いみたいになってきた」
「これ飲め!魔力回復薬だ」とコーパスが投げてよこした。
それを飲むと即座にアナウンスされる。
【高速魔力回復会得】
そんなことをしていると、コーパスが。しゅぱーっと1発で首を落とす。
「え?全然余裕な感じ?」しかも、空中から大剣を取り出した?
【空間魔法会得】とアナウンスされる。
便利なやつやん、と思いつつ戦闘態勢に戻る。
コーパスは大剣を盾のように使いながら近くにきたところを狙う。
最初の一撃は凄かったものの、やばいと思った相手が距離をとり始めどうにも決めかねている。
「一撃行きまーす!」と全体量の半分の魔力を込める、風の刃を投げつける。
しゅぱっ!どしんと音が鳴った。
飛んでいたワイバーンの首が落ちてきたのだ。
時間差で、体も落ちてくる。
「おーすごーい」と横でJが眺めている。
「Jあんたは何してんのよ」と、後ろの方で見るからにくつろいでいるJに向かってツッコミを入れる。
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