上 下
22 / 37

再会

しおりを挟む
「えーだって僕は役に立たないよー飛行系に弱いから」

と役に立ちそうにない…
魔力の心配がないからいくらでも風の剣で切れるようになった。

距離とかの調整をしてみたり、速さ強さなどもいろいろ試してみる。

そうこうしているあいだに、敵がいなくなった。
「お疲れー」と呑気なジェイの声がする。

その先に進むと、魔法陣のようなものがあり、その上に乗ると、外に出れた。

「この洞窟は、アレで最後なの?」
「そうだな。この洞窟の売りは、ワイバーンの素材だ」

狼、蛇、ボーンラビット、ゴブリン、オーク、蜘蛛、ムカデ、ビックジャー、

などを50くらいだろうか?
を持ち帰った。

全て、ギルドに任せて。次の日に備えることにした。

ロイさんとアイナさんに会えるのが嬉しく。早起きをしてしまった。
横でジェイは、まだ寝ているが。
 
着替えていると起きてきた。
「ごめん起こしちゃった?」
「んー大丈夫だよーいつもこれぐらいには起きてるんだ布団からは出ないけどね」
と、伸びをしながら答えた。

いつもゆっくり寝かしてくれてたのか?と思い、自分の行動が子供に思えた…
ワクワクしちゃったなー気を引き締めないとなのに。

念入りに服装武器装備などを確認して、ジェイにも鎧を着せ確認する。

部屋に忘れ物などがないかも確認して1階に朝食をとりに向かう。

「コーパス!」
降りていくとまだ人気の少ない店内に、椅子に座ろうとしているコーパスがいた。


「おっはよ~早いね?」とジェイが軽く声をかけて隣の椅子に座る。

ついていき前に腰掛けた。
「おーおはよう、早かったな計画を立てようと早く起きてきたんだが」

「じゃー私にも聞かせてください」
「そうだな、隣町まで5日くらいかかるんだがまず、親のところに行き。お前の用事を済ましてできれば昼までに家を出て出発したいんだが…そうもいくかわからない」

少し考えながら話をするコーパスに向かって質問する。

「隣町までは道って通ってるんですか??ロイさんたちの家までは山でしたけど」

「そうだな、あるにはあるが盗賊と魔獣と土砂に基本は塞がれているからな…親のとこまで行くには道もそれてるから、無理矢理、道に出なくてもいいかと思っている直線距離を行って。帰りは道通って帰ってこよう。今回の依頼は王都にギルドのオークション品を運ぶというものだ7日後にあるから余裕はある」

「なるほどです、ではそれで行きましょう」

朝食を食べ終わり、活気が出始めた水牛亭を後にし、ギルドで依頼の品々を受け取り出発する。

門に向かい歩いていると。「いつも思ってたんだがお前なんでリック背負ってんだ?空間魔法使えないのか?」と、コーパスが問いかけてきた。

あ!そういえばなんか会得してた気がする。

「あ!使えるかも、いつもの癖でなんか不安だし…」そーいえばコーパスはいつも身軽な感じで活動している気がする。

【空間魔法発動】リュックをポイ、おーすごいブラックホールみたいなのに消えていった!
「これってどれだけ入るものなんですか?」と聞いてみる。

「魔力が多ければ多いだけ入るとは思うが、お前の魔力はどれぐらいか?」

「えっとどうやってわかるんですか?」


「は?お前そんなのも知らないで生きてきたのかよ、ステータスでわかんだろ」

「ステータス?」口にすると頭の中に情報が見える。


「おーすごーい、えっと150ってなってますそれに+∞ってなってます」

「は?なんだそれきそ魔力が150で、魔道士レベルとして+∞ってことは、回復し放題ってことか?」

首を傾げコーパスを眺めるとため息をつかれた。

とりあえず門を抜け、気を引き締めて討伐しつつ、「とりあえずどれだけ詰めれるか討伐したの詰めてみれば?」

とコーパスが提案してそうすることにした。

ボーンラビット10、蛇2、オーク3、山犬5、ミノタウロス1、ゴブリンの魔石15を入れて、家に到着した。

「この時点で魔力150よりは多いものが入ってるような気がするけど、微妙だな」

と言いながらコーパスが庭に入っていく。
「誰だ!」と即座におじさんの声がする。
コーパスの後ろからひょこりと覗き込みながら「おじさん!お久しぶりです!?」と声をかけた。

「おーあんたか、よくきたね入れ入れ」
無言のコーパスを放っておいて、おじさんはジェイと私を招き入れてくれた。

「おい、嬢ちゃんが来たぞ」と家の中に向かい大きな声を出す。

「あらあらあら」
そう言って、ドタバタと走る音が聞こえ歓迎ムードに包まれていた。

「お久しぶりです。あの時は名乗れず申し訳ありませんでした。キョーカと言います、本当にありがとうございました」

と頭を下げた。

「そんなのはいいんだよ座りな座りなー疲れたろ?今からちょうど昼なんだ食べるだろ?」

前は、入り口すぐのリビングで食べたが今日は、キッチンの方のダイニングテーブルに引っ張って座らされる。

アイナが、キッチンで作業をしているのをみていると。
 【水魔法会得】とアナウンスされる。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

貴族に転生してユニークスキル【迷宮】を獲得した俺は、次の人生こそ誰よりも幸せになることを目指す

名無し
ファンタジー
両親に愛されなかったことの不満を抱えながら交通事故で亡くなった主人公。気が付いたとき、彼は貴族の長男ルーフ・ベルシュタインとして転生しており、家族から愛されて育っていた。ルーフはこの幸せを手放したくなくて、前世で両親を憎んで自堕落な生き方をしてきたことを悔い改め、この異世界では後悔しないように高みを目指して生きようと誓うのだった。

転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。 全力でお母さんと幸せを手に入れます ーーー カムイイムカです 今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします 少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^ 最後まで行かないシリーズですのでご了承ください 23話でおしまいになります

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく

霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。 だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。 どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。 でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル 異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった 孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。 5レベルになったら世界が変わりました

めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜

ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました 誠に申し訳ございません。 —————————————————   前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。 名前は山梨 花。 他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。 動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、 転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、 休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。 それは物心ついた時から生涯を終えるまで。 このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。 ————————————————— 最後まで読んでくださりありがとうございました!!  

処理中です...