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ギルマス視点
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マイクとキャスから久々に手紙が来た。「アリシアが学校に行くからよろしく、多分やらかす。」とだけ書かれていたその連絡に多分やらかすってなんだよとツッコミを入れる数年前に、出会ったことを思い出した。
初めは、ギルド登録したいとかつて同じパーティメンバーだったマイクとキャスが来た時、こんな子供を冒険者登録するとは、上位ランク冒険者も親バカになるものだと思った。
それがなんと大人びた子で、常識には欠けるが話をすればするほど同年代と話をしているのではないか?と思わせる雰囲気があった、それなのにお願いしたりするときはすごく子供らしくあざとい。
そんなイメージでありながら、この街を救った張本人であったりする。
底が知れない危い存在だと思う。俺に、どうにかすることができるだろうか?と思いながら心に留め日々を暮らしていたところ、何だか騒がしいなと受付に行ってみるとそこには、少し大きくなったが印象が全然変わらないその子が引き返そうとしていた。
「アリシア、久し振りだな話があるから上がってこい」と気がついたら声をかけていた。
特に、今すぐに話さないといけないという事でもなかったが地道にランクを上げていくほうがいいだらうと思った。
話をしていると、昔より年齢相応の子供がそこに居るそんな感じがした。
そんなこんなで、一仕事終え、朝のうちに頼んであった魔獣バーガーをもらいに行くことにした。
普段なら見かけない3人組がキョロキョロソワソワしていて、見るからに慣れていなくて鴨だ。
「よーアリシア、こんなとこで何してんだ」
可愛い顔でどこの串焼きが良いかと聞いてきた。いつも行く信頼できる串焼き屋を紹介して、俺は、魔獣バーガーを買いに行くことにした。
魔獣バーガーを受け取り、紹介した店を見てみると。ニコニコと嬉しそうな姿に反し、後ろの子たちはグッタリしている。
こちら側に気がついた様なので、コイコイと手招きして。ギルド裏に誘ってみたらすごく喜んでくれた様だ。
マイクとキャスが可愛い可愛いと手をかける意味が分かる気がする。と一人みながら思った。
いつも昼飯を食べている特等席に座り、魔獣バーガーを渡した。
いつもは、鍛錬をしてる冒険者を眺めながら食べるが、今日は目の前においしそうに食べる3人がいる。
本当に美味しそうに食べるもんだから、こっちまでいつもより美味しい気がする。
残りの魔獣バーガーを、腹ペコの駆け出し冒険者に提供している。
お腹が空いて力がでず大怪我をしたり死に至ることも多くないからだ。
表まで送り、午後の仕事を始めた。
机の上には毎年送られてくる依頼が届いていた。
どうそんな時期かと学校宛に、送る書類にサインをし、受付嬢に毎年同様依頼を募るように指示を出した。
そして、学校からの依頼当日。
ギルド前に集合したパーティ5組の20人ちょいの冒険者を引き連れ学校に向かった。
外で待っていると、アリシアのチームが呼ばれたので、迎えに出ると。
アリシアが驚いた様子で、先生に怒られてしまった。
苦笑いしながら弁解すると、アリシアが感謝の言葉を向けてきたので。
内容を伝えると、苦笑いしながら納得していて、ドギマギしてしまう。
ふと、アリシアが友達に目を向けたので一緒にそちらを向けると。
「2名凄く緊張してるようなのでとりあえず今日の予定?と言うかどんな場所か聞いておいて良いですか??」と質問された。
説明をして軽く話すと、朝から魔女の弟子を飲んだから気合十分だと言い出した。常識が常識でない事が分かる。
あいつらは、どんな育て方をしたのだろうか?
呆れながらちまちま出てくる魔物の相手をするのか~とマイクとキャスト話をしている気分になり「そうか、端の方は魔物の出現率が高いから面倒だぞ」と伝えると、初心に戻れと怒られてしまった…
少し気合を入れて、気持ちえお切り替える。
アリシア、シシリー、キャロルの順番で攻撃を見せてもらうことにした。
アリシアは、魔物が出てくるとすぐに対応してさすが森に住んでたというだけある。
だいたいスライムを攻撃すると、ぷよぷよしていて突き破ると言う攻撃をする事が多いが、スッと表面に触れただけ滑らしただけで離れた。
あれだ倒せたのか?と思った瞬間弾け魔石が残った。
思わず「切れ味のいいナイフだな」と声をかけていた。
当たり前と言う感じで返事が返ってきたが、冒険者はナイフを手入れするものはほぼいない。
だいたいは、街の防具屋に頼むのが普通だ。
マイクとキャスもそうだったと思うのだが、一緒にパーティーを組んでいた時のことしか知らない。山ではそうなのかも知れないなと考えていると。
次に出てきたスライムを見て、アリシアがキャロルに目配せしている。
これはのんびりと1日を終えられそうだなと思ったのが間違いだと数分後に知る。
あれよあれよと、契約魔獣になって頭が真っ白になっていると。
「なんか、契約しちゃったんだけど」と言われハッとした。
書類を作ったり報告したりと考えながら、アリシアに返事をしていると、納得いたのか?
「スライム狩つ付けましょうか」と暢気な顔をしていた…
なんだか力が抜けるよと思いながら巡回している冒険者に代わってもらいギルドに向かうのであった。
初めは、ギルド登録したいとかつて同じパーティメンバーだったマイクとキャスが来た時、こんな子供を冒険者登録するとは、上位ランク冒険者も親バカになるものだと思った。
それがなんと大人びた子で、常識には欠けるが話をすればするほど同年代と話をしているのではないか?と思わせる雰囲気があった、それなのにお願いしたりするときはすごく子供らしくあざとい。
そんなイメージでありながら、この街を救った張本人であったりする。
底が知れない危い存在だと思う。俺に、どうにかすることができるだろうか?と思いながら心に留め日々を暮らしていたところ、何だか騒がしいなと受付に行ってみるとそこには、少し大きくなったが印象が全然変わらないその子が引き返そうとしていた。
「アリシア、久し振りだな話があるから上がってこい」と気がついたら声をかけていた。
特に、今すぐに話さないといけないという事でもなかったが地道にランクを上げていくほうがいいだらうと思った。
話をしていると、昔より年齢相応の子供がそこに居るそんな感じがした。
そんなこんなで、一仕事終え、朝のうちに頼んであった魔獣バーガーをもらいに行くことにした。
普段なら見かけない3人組がキョロキョロソワソワしていて、見るからに慣れていなくて鴨だ。
「よーアリシア、こんなとこで何してんだ」
可愛い顔でどこの串焼きが良いかと聞いてきた。いつも行く信頼できる串焼き屋を紹介して、俺は、魔獣バーガーを買いに行くことにした。
魔獣バーガーを受け取り、紹介した店を見てみると。ニコニコと嬉しそうな姿に反し、後ろの子たちはグッタリしている。
こちら側に気がついた様なので、コイコイと手招きして。ギルド裏に誘ってみたらすごく喜んでくれた様だ。
マイクとキャスが可愛い可愛いと手をかける意味が分かる気がする。と一人みながら思った。
いつも昼飯を食べている特等席に座り、魔獣バーガーを渡した。
いつもは、鍛錬をしてる冒険者を眺めながら食べるが、今日は目の前においしそうに食べる3人がいる。
本当に美味しそうに食べるもんだから、こっちまでいつもより美味しい気がする。
残りの魔獣バーガーを、腹ペコの駆け出し冒険者に提供している。
お腹が空いて力がでず大怪我をしたり死に至ることも多くないからだ。
表まで送り、午後の仕事を始めた。
机の上には毎年送られてくる依頼が届いていた。
どうそんな時期かと学校宛に、送る書類にサインをし、受付嬢に毎年同様依頼を募るように指示を出した。
そして、学校からの依頼当日。
ギルド前に集合したパーティ5組の20人ちょいの冒険者を引き連れ学校に向かった。
外で待っていると、アリシアのチームが呼ばれたので、迎えに出ると。
アリシアが驚いた様子で、先生に怒られてしまった。
苦笑いしながら弁解すると、アリシアが感謝の言葉を向けてきたので。
内容を伝えると、苦笑いしながら納得していて、ドギマギしてしまう。
ふと、アリシアが友達に目を向けたので一緒にそちらを向けると。
「2名凄く緊張してるようなのでとりあえず今日の予定?と言うかどんな場所か聞いておいて良いですか??」と質問された。
説明をして軽く話すと、朝から魔女の弟子を飲んだから気合十分だと言い出した。常識が常識でない事が分かる。
あいつらは、どんな育て方をしたのだろうか?
呆れながらちまちま出てくる魔物の相手をするのか~とマイクとキャスト話をしている気分になり「そうか、端の方は魔物の出現率が高いから面倒だぞ」と伝えると、初心に戻れと怒られてしまった…
少し気合を入れて、気持ちえお切り替える。
アリシア、シシリー、キャロルの順番で攻撃を見せてもらうことにした。
アリシアは、魔物が出てくるとすぐに対応してさすが森に住んでたというだけある。
だいたいスライムを攻撃すると、ぷよぷよしていて突き破ると言う攻撃をする事が多いが、スッと表面に触れただけ滑らしただけで離れた。
あれだ倒せたのか?と思った瞬間弾け魔石が残った。
思わず「切れ味のいいナイフだな」と声をかけていた。
当たり前と言う感じで返事が返ってきたが、冒険者はナイフを手入れするものはほぼいない。
だいたいは、街の防具屋に頼むのが普通だ。
マイクとキャスもそうだったと思うのだが、一緒にパーティーを組んでいた時のことしか知らない。山ではそうなのかも知れないなと考えていると。
次に出てきたスライムを見て、アリシアがキャロルに目配せしている。
これはのんびりと1日を終えられそうだなと思ったのが間違いだと数分後に知る。
あれよあれよと、契約魔獣になって頭が真っ白になっていると。
「なんか、契約しちゃったんだけど」と言われハッとした。
書類を作ったり報告したりと考えながら、アリシアに返事をしていると、納得いたのか?
「スライム狩つ付けましょうか」と暢気な顔をしていた…
なんだか力が抜けるよと思いながら巡回している冒険者に代わってもらいギルドに向かうのであった。
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