デブの俺、転生

ゆぃ♫

文字の大きさ
上 下
17 / 19

甘いパン

しおりを挟む
もうすぐ年越しだなー裏庭の自分スペースは片付いたし…
お餅も作ったし。正月といえばあとは何があるかな??

あと数日で、出発の日街に旅の準備をしに行かないといけないのか!?
と思いつく。

朝食を食べながら、「父さん今日ロイさん来るかな?もしきたら教えて」
と言っておき、りんご酵母でパン作りをする。今回は、おやつになる甘いパンを作る。ドライフルーツだ、と言っても前に山で見つけた葡萄の種をとって、乾燥しておいたのと、りんごをスライスして乾燥しておいたやつレモンの甘味漬けの乾燥の3種類だけだ。
それをそれぞれ練り込んで作り。昼前には焼き上がりを待つだけと言った感じだ。
まったりと、外の椅子に座りながらレモン漬けをした後の甘味シロップを水で割ったレモン水を飲みながら、コッコとムダ話をしていると。父さんが顔を出した。「ロイさん来てるぞ」
「はい!コッコ、ちょっと行くから、パン焦げないかだけ見てて」

とコッコに伝えて中に入る。
「ロイさんこんにちは、ちょっと聞きたいことあって、食べてからでいいので時間ありますか?」
「大丈夫だよ食べたらどうしようか?」
「裏に来てもらっていいですか?」
「いいよ」
ということで、そそくさと裏に駆け込む。
パンの様子を見ると焦げ目がいい感じ!
ウキウキしながら、全てのパンを机に取り出して、蜘蛛の魔獣に作ってもらった綺麗な袋に半分のパンを入れていると、後ろから声がかかる。「マシューくん何をしているの?」後ろを振り返るとキョロキョロと周りを見回しながら驚顔をしている3人がいた。
「あ、来てくれたんですね。食べますか?」
「すごくいい匂いがするね、いただこうかな」
俺は、ほくほく顔で、木のお皿にパンを並べて配ると
「熱いので気をつけてくださいね」と声をかけ、俺も食べる。
みんなでアチアチと言いながら。食べていると小さな小さな声で、「美味しい」と女の子の声が聞こえた。
スーさんだ!と内心思いながらそちらを見ると、恥ずかしそうに下を向いてしまった。
「これ、とても美味しいね、ふわふわで甘くて」と、ロイさんが褒めてくれた。
「ありがとうございます。お話なんですけど、俺山越えで行くのに何日もかかりますよね?何いるか全然分からなくてそれが聞きたくて」ロイさんに向かって真面目な顔をして聞いた。
「あーそーだね、テントとかは僕たちのを一緒に使ってもらったらいいから…着替えと洗面用品と肉を狩りながら行くけど。食料が足りるかわからないからある程度の食料あとは防具的なのがあればいいんだけど…」
「防具って街に行けばすぐに手に入りますか?」
「大きさが心配だけど、ある程度のものはあると思うよ。今から街に帰るところだけど一緒に防具見に行くかい?」
とロイさんが素敵な提案をしてくれた。
「はい!お願いします!先にギルド行きますよね?すこまっててください用意をします」と残りのパンを父さんと母さんに渡すとロイさんたちのところに戻った。
「行きましょう!」とみんなを近くに集めシュッ!とギルマスの部屋の前。
用事を終わらし。
防具屋さん何軒か周り
甲冑とかは、サイズを合わせないと動きにくいので。いろいろなサイズがあり手に入りやすい虎徹と、
革鎧、ブーツにする事にした。
革鎧の強度が信用できるのか?って思っちゃうけど….帰ったら、いろいろ付与しようかな…

と思いつつ眺めていると、めっちゃかっこいいのを見つけた。なめした皮を重ねたシャツの様なものの上にワックスで煮込まれたがっちりした肩が少し守られる形のベストの様なものである。

これはかっこいいな、とウキウキ買い物。

「武器はいつも腰につけているそれで大丈夫かい??」とロイさんが聴いてくれた。
「はい、これで大丈夫です」
とにこやかにこ答え腰に刺さっているのを確認した。

「防具選ぶのに付き合ってくれてありがとうございました、帰って準備しますね!楽しみです」
と手を振って、シュッと家の裏に飛ぶ。

帰った事を両親に伝えてから、裏の机に防具を並べ、軽量化を付与、追突による衝撃軽減、鋭利なものにより攻撃の軽減、熱、冷気などの耐久性など、思いつくものをいろいろつけてみる。

やりすぎかな?と思いつつ。いろいろやって満足したので晩御飯を食べて寝る事にしよう。
おやすみ



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ダラダラ異世界学校に行く

ゆぃ♫
ファンタジー
「ダラダラ異世界転生」を前編とした 平和な主婦が異世界生活から学校に行き始める中編です。 ダラダラ楽しく生活をする話です。 続きものですが、途中からでも大丈夫です。 「学校へ行く」完結まで書いてますので誤字脱字修正しながら週1投稿予定です。 拙い文章ですが前編から読んでいただけると嬉しいです。エールもあると嬉しいですよろしくお願いします。

余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明… 不運が重なり、途方に暮れていると… 確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

家庭菜園物語

コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。 その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。 異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

オタクな母娘が異世界転生しちゃいました

yanako
ファンタジー
中学生のオタクな娘とアラフィフオタク母が異世界転生しちゃいました。 二人合わせて読んだ異世界転生小説は一体何冊なのか!転生しちゃった世界は一体どの話なのか! ごく普通の一般日本人が転生したら、どうなる?どうする?

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

処理中です...