デブの俺、旅編

ゆぃ♫

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トルティーヤ

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そんなこんなで、3日間の警備の仕事が順調に終わりを迎えるのである。

「さて、今日は1日帰りの準備をして明日そう今日出発する事とした。今日のうちに必要なものは揃えておくように」パーティーメンバーにロイさんが声をかけた。

それぞれ頷き各自重い思いの場所に行くようだ。
どうしようかなと考えていると。「マシューくん、僕今日特に買うものないんだけど、一緒に見て回るかい?いるものあるかもしれないし」と爽やかに聞かれた。

「は、はい!お願いします!王都だったら、魔道具とかあったりしますか?」とキラキラとした目で見つめてしまう。

「あーそういえば、村にはないもんね」と考えながら返事をくれ、一つ頷き歩き出した。
「いろんなものが見れた方がいいよね、中古の魔道具何でも置いてるとこに行ってみようか?」とこちらに相談してくれるがどう言うものがどんな感じであるのか一切わからないので「はい」と答えるしかない。

少し覗き込む様にこちらの様子をみて「魔道具って言ってもいろんなものがあってね、属性によって売ってる店が違ったりするんだよでも、中古屋さんならいろんなものがあって面白いと思うよ。そこでみて、新たらしいのが欲しかったら専門に見せにみに行こうか?」と丁寧に説明をしてくれた、そんなに不満げな顔をしていたらのだろうか?と思いつつも、細かいことは気にしないでおく。

説明を受けて、なるほどと楽しみにルンルンしていると。
「そう言えば王都はどう?」とロイさんに聞かれた。
「僕自身戦闘に専念しているわけではないのでちょっと不安でしたけど来てみてよかったと思います。王都は本当に人が多くて、いろんな種族の人とかもいてみてるだけで楽しいで」と今のワクワクが伝わるかな?という感じで返事をした。
「誘ってよかったよ」と爽やかに笑った。

そこで、店に到着して中に入る。
本当にいろんなものがある様で、何に使うかわからないものがたくさんある。
手のひらサイズの箱に水色の石がはめ込まれているものや、見た目が小さな水筒の様なものだが入れ物に水色の石が埋待っていたり、
一人用の冷蔵庫くらいの大きさ の箱の中を開けてみると水色の石が埋め込まれていたり。

平べったい正四角形の板の真ん中に小さな石が無数に埋め込まれている。
そんな感じで見ていると。ふと前世を思い出し卓上コンロ的なやつではないか??と思い
「これって」と声をかけると。
店主さんが声をあげた「お!いいものに興味を持ったね?でも、それ使い勝手が悪くてみんな買わないんだよ」とあげて落とすスタイルで話し始めた店主、いいものなのか?イマイチなのか?どっちだ?

「横の突起あるだろ?そこに魔力を流してつけるんだが魔力量がそこそこ必要でな、1回つければしばらく使えるんだがなー使う前に疲れたら元も子もない」と笑っている。

「そうなんですね、これいくらですか?」と買うかはさておき聞いてみる。

少し考えているそぶりを見せて「肥やしになってるしやすくして1000りにしようか」と言われ、安いのか?高いのかわあからないなーとむむーと考えていると。
「肥やしになってるなら500りになったりしないの?」と爽やかイケメンのロイさんが首をかしげる。
「え、300にしたら儲けないよー」と困った顔をしている。「1000でこれつけるってのはどうだい?」と奥の方から小さめの平べったいフライパンが出てきた。「それ、いいですね!買いです!」と声を上げる。
いつも、持ち歩いてるものは鍋といった感じ物ばかりで浅いものを今までに見たことがなかった。

いそいそと、カバンから1000り出して
「お願いします!」と差し出した。

その後も色々と見て回ったが早くフライパンが使いたくてウズウズしてしまう。

「今日は、魔道具屋さんに連れて行っいただきありがとうございました!早速使ってみます。」

と、感謝を述べ、ボウルに小麦粉、塩、油、熱湯を入れ捏ねる!
ひとまとまりになったものを、濡れた布巾で蓋をして置いておくその間に。

ケールを千切りにトマトを角切りにして。
肉と玉ねぎを細かく刻み、油を引いたフライパンで炒めるのだが…

机を部屋の窓際に置きその上に魔道コンロをおく。

横で見ていたロイさんに目配せして2人で頷きあった。

いざ!魔力を流し込む魔石が赤く光っている…これは熱いのか?
「成功ですか?」と首を傾げつつ手をかざして熱いか確かめてみた!!
熱い!感動しつつ、細かく切った肉と玉ねぎを入れたフライパンをその上に乗せ炒め始める。そこにニンニクと少しの唐辛子粉適当に買った香辛料的なやつを入れ最後に塩で調整する。
いい感じ。

炒めたものをお皿によそっておいて、次は生地だ。
寝かしておいた生地をみかんくらいの大きさを取り分けながら平らに伸ばし。フライパンで焼く。

それを繰り返し10枚くらい焼けた。

「さて食べましょう!」とウキウキしなが振り返るといつの間にか帰ってきていたジャックさんとスーさんがいた。

「俺たちももらっても大丈夫か?」とロイさんに聞かれたので。

「はい!元々そのつもりで作ったのでどうぞ、足りなかったらまた焼きますよ」と笑顔で、答えるとなぜかほっこりした笑顔を向けられた。

「いただきます」とひらべったく焼いそれに、ケール、トマト、ミンチと載せて軽く折り曲げ落ちない様に食べ始めると。

それを眺めていたロイさんたちが手をのばして同じ様に載せて食べ始めた。
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