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4日目
4-3 新しい漂流者
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あの後、俺の上着を全裸少女に被せてから拠点に戻った。
で、俺のジャージを着させて食事をしている。
「いや~、助かったよ。昨日から飲まず食わずで海を漂ってたからさ」
「まさか昨日か服を着ていなかったのか?」
「うん、だって服を着たままだと死ぬって聞いたから」
ペットボトルの水を一気飲みし、プハーとした後に口を手で拭う。
何とも豪快で思いっきりのある少女だ。
「アタシは上條 理沙。よろしくな」
「俺は高松 真だ」
「沢田 紫苑です。よろしくお願いします」
「真に紫苑な。私のことは理沙でいいよ……ところで、二人とも私と同じ高校なのか?」
その質問をすると言うことは、彼女もクルーズ船に乗っていたのだろう。
「恐らくそうだ。俺は三年一組」
「私は三年三組です」
「二人ともクラス違うんだ~。私は三年六組だよ」
全員クラスがバラバラ。
紫苑の時もそうだが、見覚えがなくて当然である。
まあ、もしかしたら学校ですれ違っているかもしれないが……
「それで、どうして服を脱ぎ捨てたんだ? 昨日から漂流していたらしいが……」
「えぇっと……何だっけ?……救命だこ?」
「救命いかですね?」
「そう、紫苑が言ったそれに脱出したんだけどなかなか助けてくれなかったんだ。そしたら翌日の夜に転覆しちゃったんだよね……あれは死ぬかと思った」
あははっと笑う理沙……
いや、笑いごとではない。
「では他の人たちの行方は……」
「救助されたか、アタシみたいにどこかの島に流れ着いたか……それとも……」
「そこから先はい言わなくていい」
もしかしたら自分が同じ目に遭っていたかもしれない。
そう考えると恐怖を覚えた。
で、俺のジャージを着させて食事をしている。
「いや~、助かったよ。昨日から飲まず食わずで海を漂ってたからさ」
「まさか昨日か服を着ていなかったのか?」
「うん、だって服を着たままだと死ぬって聞いたから」
ペットボトルの水を一気飲みし、プハーとした後に口を手で拭う。
何とも豪快で思いっきりのある少女だ。
「アタシは上條 理沙。よろしくな」
「俺は高松 真だ」
「沢田 紫苑です。よろしくお願いします」
「真に紫苑な。私のことは理沙でいいよ……ところで、二人とも私と同じ高校なのか?」
その質問をすると言うことは、彼女もクルーズ船に乗っていたのだろう。
「恐らくそうだ。俺は三年一組」
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「二人ともクラス違うんだ~。私は三年六組だよ」
全員クラスがバラバラ。
紫苑の時もそうだが、見覚えがなくて当然である。
まあ、もしかしたら学校ですれ違っているかもしれないが……
「それで、どうして服を脱ぎ捨てたんだ? 昨日から漂流していたらしいが……」
「えぇっと……何だっけ?……救命だこ?」
「救命いかですね?」
「そう、紫苑が言ったそれに脱出したんだけどなかなか助けてくれなかったんだ。そしたら翌日の夜に転覆しちゃったんだよね……あれは死ぬかと思った」
あははっと笑う理沙……
いや、笑いごとではない。
「では他の人たちの行方は……」
「救助されたか、アタシみたいにどこかの島に流れ着いたか……それとも……」
「そこから先はい言わなくていい」
もしかしたら自分が同じ目に遭っていたかもしれない。
そう考えると恐怖を覚えた。
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