強制無人島生活

デンヒロ

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3日目

3-3 拠点の強化

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早速ナタを使用して細い木を伐採していく。
ある程度の数が揃ったら杭として加工する。
シェルターの全方位を囲みのはかなりの時間が掛かるので今回は森のある面に横一列にのみ設置。
倒れて来ても困らないようにシェルターから離れた位置に杭を打ち込んでいった。

「本当は二重にしたいが今日だけでは無理だな」

朝食を食べてから作業をし昼休憩を挟んでからも作業し続けた。
そうしてようやくひと段落。
但しまだまだ完成とはほど遠いが……

「旦那様、こちらの作業が終わりました」

声を聞いて紫苑の方へと向かう。
そこには砂浜にある物が出来ていた。

「物干し竿はこれでよろしいでしょうか?」

「あぁ、完璧だ」

木の棒と二本の杭……
それからナタと一緒に入っていた結束バンドを使用して物干し竿を作成して貰っていた。
紫苑みたいな人に備えて衣類を乾かすスペースを用意したのである。
普段は漂着物を乾かすのにも使用するつもりだ。
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