強制無人島生活

デンヒロ

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3日目

3-1 朝のハプニング?

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三日目の朝……
性欲よりも眠気の方が勝ったらしい。
紫苑とは何もなかったようだ。

「……動けない」

現在、紫苑に抱き付かれていた。
背中に柔らかい物を感じ、彼女の息が首元にあたる。
体は正直だ。
自分の下半身がヤバい……

「旦那様の匂い……ふへへ」

「おまえ起きてるだろ?」

すると、紫苑は俺の拘束を解いてムクリと体を起こした。

「バレました?」

「……はぁ」

ため息をついてから俺も起きる。
そして、可愛くベロを出している目の前の女に説教を始めた。

「いいか? 俺は男だ。おまえを襲おうとした連中と変わらない……そこを解っているのか?」

「えぇ、解ってます。他の殿方にはこんなことしません。旦那様だからやるのです」

全然解ってないな。

「紫苑、今は生きることを優先したい。そう言うのは……きちんと帰ってからだ」

「……言質取りましたからね?」

「あぁ、約束する」

もしかしたら彼女はこれが目的だったのかもしれない。
そう思う俺であった。
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