16 / 55
その14 左町さんは笑い方がキモい
しおりを挟む
偵察を始めて三日が経った。
拓光はけん玉が上手くなり、ルービックキューブも全面揃えられるようになった。
オレが出歯亀キットでヨシミツを監視しながらグチャグチャにしたルービックキューブを投げると、受け取った拓光が無言で揃えようとするが……
「いや……ガキじゃねえんだから……」
仲村さんが用意したヒマ潰しグッズに文句を垂れる。
そのわりにどちらも上達してるあたり、如何にヒマであるか察しがつくだろう。
ちなみにオレは未だにルービックキューブは2面までしか揃えられていない。
当初、拓光はヒマ潰しグッズとして仲村さんにスマホか携帯ゲーム機を要求していたが「無理」と一蹴されてしまった。
「ただでさえ高度な処理してる空間でそんなのできるわけないじゃん……まあ、どうしてもって言うなら……」
と、渡されたのがルービックキューブとけん玉だった。
「アナログなヤツならって……これ……なんすかこれ……」
「でもお前めっちゃやってんじゃん」
ホント……文句言うワリに……カチャカチャ、カチャカチャ……
「で? 今日もいつも通りっすか?」
「……いつも通りだな」
出歯亀キットは超優秀なツールだった。
ピントを合わせた空間だけを覗けるのだ。壁を透かし、対象を捉えるとその場の音まで拾える。
すごい。
こんなん作れるならゲーム機も作れん?
しかしこの出歯亀キット……優秀すぎるゆえの欠点がある。
ずっと見えてるというのは、監視する側からするとしんどい。ずっと見えてるからずっと追い続けなきゃだし、ピントも合わせ続けないと見えなくなるし、聞こえなくなるし……しんどい。
結論から言うと……
セブンはヨシミツにずっーー…………っと張り付いてる!
「おっかしいだろ!? まあ一緒に寝るのはね、まだ分かるわ! うーん……風呂もね、分からんでもないわ! でも、お前……トイレまで一緒って! ウ〇コん時まで一緒って……異常だろ!」
「ラヴラヴカップルにはありえる現象らしいっすよー」
ラヴラヴって……若いヤツも使うんか? それともオレのことちょいバカにしてる?
しかし、マジかよ……最近の若いのはヤバいんか?
「つーか、あれっすね。女神はウ〇コしないんすねー……」
「ウ〇コどころか、トイレにゃ用はないみたいだな」
80、90年代のアイドルを素で体現している。
まあ、よかった。女性のそういう場面を覗く気はないからな。
いや、野郎のウ〇コ覗く趣味もないが……
「はぁ……ヨシミツ自身が一人になるってことはないみたいだな」
二人を監視しはじめて丸3日……本来ならもうちょい粘るべきだが……
「もういいか……これ以上監視しても一緒だろ」
女神セブンのヨシミツへの執着具合をからみるに、ヨシミツを一人の時を狙うってのは無理そうだ。
ならば早めに切り替えて別の手を思案するべきだろう。
「あれ? 諦めるんすか」
「本体がヘッポコヒモ野郎でも、化け物女神があれだけベッタリじゃ他の世界のヤツらと変わらん! 諦めよう」
それに……ちょうどキリがいいとこだしな。
「もう風呂も入って。後は、その……アレして寝るだけだしな」
「ああ……『おせっせせ』の時間すか」
「そう。『おせっせせ』の時間」
毎日、毎日、飽きもせず……
くそっ! 羨まっ!
オレみたく結婚7年目にもなると……くそっ!
「じゃ、帰るぞ」
立ち上がって帰ろうとすると持っていた出歯亀キットを拓光が手に取る。
「一応寝るまでは見ときますよ……先に帰ってていいっすよ」
「おう……そっか」
拓光……見るんか? 人のおせっせせ。
まあ……いいか。若いもんな……
「テッシュいるか?」
「しねえっすよ……そういうのマジキモいっすよ」
お、おう……淡々と静かに返されるとキツいな。
「おせっせせ中はなるべく見ないようにしてたっしょ。でも……最中になんか情報聞き出せることもあるかもっすよ。ま、一応最後に……ってとこっす」
「あっそ。じゃ、お先ぃ~」
仕事熱心な後輩だななぁ……そんなことを考えながら部屋を出て塔を後にする。まあ、すぐ帰ってくるだろ。
────
「ふぅ……じゃあもうちょい頑張るっすかねー」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「ォ……スッゲ……」
「……。」
「……。」モソ……
「……。」モソモソ……
「……。」モソモソ……
「……。」モソモソ……
「……ん?」
────
はぁ……夜は冷えるんだなぁ……
しかし、時間のムダだったか。
いや……奇襲は通用しないと分かった。これは立派な進歩だ。
後はやっぱり女神の力を分散させるってヤツだな。
でも、どうするか……同時多発テロでも起こして……力を分散させるとか……
ん?
目の前の暗がりからヌッと人影が現れる。
拓光……じゃないな。
「サマチ様……でよろしいですね」
「いや、違います」
どうせロクでもない用事だ。とりあえず人違いってことにできないだろうか……
見ると人影は女性のようで随分と薄着……いや、もう半裸だ。
ただの痴女? ならいいが……右手に持っている物騒な獲物を見るとそうではないようだ。
「大賢者様と二人ともなると手出し出来ませんでしたが……不用意でしたね」
どうやら監視していたようで、監視されていたらしい。
え!? アイツら、監視されてるの分かってて『おせっせせ』を!? イヤ! 変態!
っていうか、この女! 違うっつってんのに話進めんなよな。
「行儀いいね……黙って後ろからやっちゃえば、それで終わったんじゃない?」
「私……女神ですよ? 暗殺者ではありませんから……
321柱序列8位女神オクトーと申します」
「あー……はじめまして……えーっと……でも人違いですよ。じゃあ、急いでるんで」
アゴにヒジをつけ「身体能力2倍……」を唱える。
「まあ、そうですね。構いませんよ、人違いでも!」
そう言うと地を蹴って、もの凄い勢いでこちらに突っ込んでくると手に持っていた短剣をこちらの喉に向けて横に薙いできた。
上半身をねじらせ、すんでのところで避けると今度は横に薙いだその手で脇腹を突き刺そうとしてきた。
「ぐうっ……」
情けない悲鳴をあげながら捩らせた体をそのまま回転させて短剣を避ける。身体能力が倍になってなければ出来ない芸当だ。
そのまま距離をとり、身構える。
そこで初めて自分の心音がバクバクとエンジンのように鼓動していることに気付いた。
こ、怖ぇ~……
ヤバい……ここまで明確な殺意を向けられたのなんて生まれて初めてで……ど、どうする。逃げ……
る暇など与えてくれそうにない。相手は回転しながら態勢を低くし、今度は足下を狙ってきた。
出していた前足で地面を蹴り、後ろに下がりながら足を上げて回避する。それを見透かしていたようにオクトーは回転を止めることなく短剣を逆手に持ち替えながら腰を狙う。
キリがねえ!
が、避けられる! 不思議と!
とんでもないスピードのはずだがなぜだかキチンと対処出来ている。
身体能力倍化というのはもしかしたら動体視力や反射神経まで倍化しているのかもしれない。相手の動きが分かるし、どう動けばいいか分かる。
腰を狙った一刺し。その後の連続攻撃もさらに後ろに飛ぶことで避ける。
ふぅ……対処出来ると分かって落ち着いてきた。
「ふへへ」
意図しない笑いがこみ上げてくる。我ながらキモい。
「ここまで見事に避けられるとらちがあきませんね……」
相手にはまだ焦りの色は見えない……これくらいは想定内ってか?
こちらは落ち着いてきたところで色々なことが見えてきた。
相手の顔色だったり、半裸だがそんなに胸は大きくないなってことだったり、まつ毛が超長いなってことだったり……あと、この女神……
この女神……魔法を使ってこない!
魔法が使えないのか……それとも街中での使用を控えているのか……一度も使ってこない。
「へへ……魔法を使ってこないな。街中じゃ外した時が怖いのか?」
相変わらず気持ち悪い笑いがもれる。
いや……怖いんだよ!
「ええ……控えるようにと言われています。まあ……」
?
そこまで、言うと短剣とは反対の手をこちらにかざし
「『なるべく』控えるようにとのことですが!」
かざしていた手が光り、目の前にとてつもない業火が現れこちらに迫って来た。
拓光はけん玉が上手くなり、ルービックキューブも全面揃えられるようになった。
オレが出歯亀キットでヨシミツを監視しながらグチャグチャにしたルービックキューブを投げると、受け取った拓光が無言で揃えようとするが……
「いや……ガキじゃねえんだから……」
仲村さんが用意したヒマ潰しグッズに文句を垂れる。
そのわりにどちらも上達してるあたり、如何にヒマであるか察しがつくだろう。
ちなみにオレは未だにルービックキューブは2面までしか揃えられていない。
当初、拓光はヒマ潰しグッズとして仲村さんにスマホか携帯ゲーム機を要求していたが「無理」と一蹴されてしまった。
「ただでさえ高度な処理してる空間でそんなのできるわけないじゃん……まあ、どうしてもって言うなら……」
と、渡されたのがルービックキューブとけん玉だった。
「アナログなヤツならって……これ……なんすかこれ……」
「でもお前めっちゃやってんじゃん」
ホント……文句言うワリに……カチャカチャ、カチャカチャ……
「で? 今日もいつも通りっすか?」
「……いつも通りだな」
出歯亀キットは超優秀なツールだった。
ピントを合わせた空間だけを覗けるのだ。壁を透かし、対象を捉えるとその場の音まで拾える。
すごい。
こんなん作れるならゲーム機も作れん?
しかしこの出歯亀キット……優秀すぎるゆえの欠点がある。
ずっと見えてるというのは、監視する側からするとしんどい。ずっと見えてるからずっと追い続けなきゃだし、ピントも合わせ続けないと見えなくなるし、聞こえなくなるし……しんどい。
結論から言うと……
セブンはヨシミツにずっーー…………っと張り付いてる!
「おっかしいだろ!? まあ一緒に寝るのはね、まだ分かるわ! うーん……風呂もね、分からんでもないわ! でも、お前……トイレまで一緒って! ウ〇コん時まで一緒って……異常だろ!」
「ラヴラヴカップルにはありえる現象らしいっすよー」
ラヴラヴって……若いヤツも使うんか? それともオレのことちょいバカにしてる?
しかし、マジかよ……最近の若いのはヤバいんか?
「つーか、あれっすね。女神はウ〇コしないんすねー……」
「ウ〇コどころか、トイレにゃ用はないみたいだな」
80、90年代のアイドルを素で体現している。
まあ、よかった。女性のそういう場面を覗く気はないからな。
いや、野郎のウ〇コ覗く趣味もないが……
「はぁ……ヨシミツ自身が一人になるってことはないみたいだな」
二人を監視しはじめて丸3日……本来ならもうちょい粘るべきだが……
「もういいか……これ以上監視しても一緒だろ」
女神セブンのヨシミツへの執着具合をからみるに、ヨシミツを一人の時を狙うってのは無理そうだ。
ならば早めに切り替えて別の手を思案するべきだろう。
「あれ? 諦めるんすか」
「本体がヘッポコヒモ野郎でも、化け物女神があれだけベッタリじゃ他の世界のヤツらと変わらん! 諦めよう」
それに……ちょうどキリがいいとこだしな。
「もう風呂も入って。後は、その……アレして寝るだけだしな」
「ああ……『おせっせせ』の時間すか」
「そう。『おせっせせ』の時間」
毎日、毎日、飽きもせず……
くそっ! 羨まっ!
オレみたく結婚7年目にもなると……くそっ!
「じゃ、帰るぞ」
立ち上がって帰ろうとすると持っていた出歯亀キットを拓光が手に取る。
「一応寝るまでは見ときますよ……先に帰ってていいっすよ」
「おう……そっか」
拓光……見るんか? 人のおせっせせ。
まあ……いいか。若いもんな……
「テッシュいるか?」
「しねえっすよ……そういうのマジキモいっすよ」
お、おう……淡々と静かに返されるとキツいな。
「おせっせせ中はなるべく見ないようにしてたっしょ。でも……最中になんか情報聞き出せることもあるかもっすよ。ま、一応最後に……ってとこっす」
「あっそ。じゃ、お先ぃ~」
仕事熱心な後輩だななぁ……そんなことを考えながら部屋を出て塔を後にする。まあ、すぐ帰ってくるだろ。
────
「ふぅ……じゃあもうちょい頑張るっすかねー」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「ォ……スッゲ……」
「……。」
「……。」モソ……
「……。」モソモソ……
「……。」モソモソ……
「……。」モソモソ……
「……ん?」
────
はぁ……夜は冷えるんだなぁ……
しかし、時間のムダだったか。
いや……奇襲は通用しないと分かった。これは立派な進歩だ。
後はやっぱり女神の力を分散させるってヤツだな。
でも、どうするか……同時多発テロでも起こして……力を分散させるとか……
ん?
目の前の暗がりからヌッと人影が現れる。
拓光……じゃないな。
「サマチ様……でよろしいですね」
「いや、違います」
どうせロクでもない用事だ。とりあえず人違いってことにできないだろうか……
見ると人影は女性のようで随分と薄着……いや、もう半裸だ。
ただの痴女? ならいいが……右手に持っている物騒な獲物を見るとそうではないようだ。
「大賢者様と二人ともなると手出し出来ませんでしたが……不用意でしたね」
どうやら監視していたようで、監視されていたらしい。
え!? アイツら、監視されてるの分かってて『おせっせせ』を!? イヤ! 変態!
っていうか、この女! 違うっつってんのに話進めんなよな。
「行儀いいね……黙って後ろからやっちゃえば、それで終わったんじゃない?」
「私……女神ですよ? 暗殺者ではありませんから……
321柱序列8位女神オクトーと申します」
「あー……はじめまして……えーっと……でも人違いですよ。じゃあ、急いでるんで」
アゴにヒジをつけ「身体能力2倍……」を唱える。
「まあ、そうですね。構いませんよ、人違いでも!」
そう言うと地を蹴って、もの凄い勢いでこちらに突っ込んでくると手に持っていた短剣をこちらの喉に向けて横に薙いできた。
上半身をねじらせ、すんでのところで避けると今度は横に薙いだその手で脇腹を突き刺そうとしてきた。
「ぐうっ……」
情けない悲鳴をあげながら捩らせた体をそのまま回転させて短剣を避ける。身体能力が倍になってなければ出来ない芸当だ。
そのまま距離をとり、身構える。
そこで初めて自分の心音がバクバクとエンジンのように鼓動していることに気付いた。
こ、怖ぇ~……
ヤバい……ここまで明確な殺意を向けられたのなんて生まれて初めてで……ど、どうする。逃げ……
る暇など与えてくれそうにない。相手は回転しながら態勢を低くし、今度は足下を狙ってきた。
出していた前足で地面を蹴り、後ろに下がりながら足を上げて回避する。それを見透かしていたようにオクトーは回転を止めることなく短剣を逆手に持ち替えながら腰を狙う。
キリがねえ!
が、避けられる! 不思議と!
とんでもないスピードのはずだがなぜだかキチンと対処出来ている。
身体能力倍化というのはもしかしたら動体視力や反射神経まで倍化しているのかもしれない。相手の動きが分かるし、どう動けばいいか分かる。
腰を狙った一刺し。その後の連続攻撃もさらに後ろに飛ぶことで避ける。
ふぅ……対処出来ると分かって落ち着いてきた。
「ふへへ」
意図しない笑いがこみ上げてくる。我ながらキモい。
「ここまで見事に避けられるとらちがあきませんね……」
相手にはまだ焦りの色は見えない……これくらいは想定内ってか?
こちらは落ち着いてきたところで色々なことが見えてきた。
相手の顔色だったり、半裸だがそんなに胸は大きくないなってことだったり、まつ毛が超長いなってことだったり……あと、この女神……
この女神……魔法を使ってこない!
魔法が使えないのか……それとも街中での使用を控えているのか……一度も使ってこない。
「へへ……魔法を使ってこないな。街中じゃ外した時が怖いのか?」
相変わらず気持ち悪い笑いがもれる。
いや……怖いんだよ!
「ええ……控えるようにと言われています。まあ……」
?
そこまで、言うと短剣とは反対の手をこちらにかざし
「『なるべく』控えるようにとのことですが!」
かざしていた手が光り、目の前にとてつもない業火が現れこちらに迫って来た。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
思想で溢れたメモリー
やみくも
ファンタジー
幼少期に親が亡くなり、とある組織に拾われ未成年時代を過ごした「威風曖人亅
約5000年前に起きた世界史に残る大きな出来事の真相を探る組織のトップの依頼を受け、時空の歪みを調査中に曖人は見知らぬ土地へと飛ばされてしまった。
???「望む世界が違うから、争いは絶えないんだよ…。」
思想に正解なんて無い。
その想いは、個人の価値観なのだから…
思想=強さの譲れない正義のぶつかり合いが今、開戦する。
補足:設定がややこしくなるので年代は明かしませんが、遠い未来の話が舞台という事を頭の片隅に置いておいて下さい。
21世紀では無いです。
※ダラダラやっていますが、進める意志はあります。
エンシェントソルジャー ~古の守護者と無属性の少女~
ロクマルJ
SF
百万年の時を越え
地球最強のサイボーグ兵士が目覚めた時
人類の文明は衰退し
地上は、魔法と古代文明が入り混じる
ファンタジー世界へと変容していた。
新たなる世界で、兵士は 冒険者を目指す一人の少女と出会い
再び人類の守り手として歩き出す。
そして世界の真実が解き明かされる時
人類の運命の歯車は 再び大きく動き始める...
※書き物初挑戦となります、拙い文章でお見苦しい所も多々あるとは思いますが
もし気に入って頂ける方が良ければ幸しく思います
週1話のペースを目標に更新して参ります
よろしくお願いします
▼表紙絵、挿絵プロジェクト進行中▼
イラストレーター:東雲飛鶴様協力の元、表紙・挿絵を制作中です!
表紙の原案候補その1(2019/2/25)アップしました
後にまた完成版をアップ致します!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる