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【17】ちょっと宇宙戦艦いってくるけどお土産いる?
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「おい!絶対汚すなよ!フリじゃねえぞ!!羽一枚たりともだぞ!」
「…土禁か?」
「当たり前だろうが!!殺すぞ!!」
「うわ、あっちすごい。オーク師団の師団長様が気圧されてるよ、人間相手に」
3代目勇者とオーク師団の選りすぐりの戦士が6人。
彼らは大きな鞍へと登っていく。
それは鞍ではあるが、その名称から想像する形とは全く違っていた。それはオーガやオークの戦士団がその巨体を楽に乗せられるほどの大きなカゴであり、そしてそのカゴは、それを背負うに相応しい巨大な鳥の背中に取り付けられていた。
ロック鳥。
その両翼を広げると30メートルにもなる、伝説の巨鳥だ。
深夜の砦の前でいくつものかがり火に照らし出されるその巨鳥。長く美しいとさかの冠羽は、かがり火の炎が光源でもわかるほど鮮やかな七色。ほほにある大きな丸く赤いチークパッチは、ヒマリには地球のオカメインコを思い出させた。
人里では滅多に見る事もないその巨鳥を唯一飼育している所有者に、今回国王による勅令で出撃命令が下された。
それはもちろん騎士ヴァンデルベルトの交渉能力のなせる技であり、これまでのサンドリアス砦チームの功績あったればこそだ。
…こそだが、ロック鳥の飼い主は本当にしぶしぶ招集されたらしい事は誰の目にも明らかだった。
「おいヒマリ、お前も人ごとみたいに言ってんなよ。今度は落ちんなよ」
いつものからかう顔でヘルガオルガがヒマリを振り返る。
そう、ヒマリはヒマリでヘルガオルガのベウストレムの背に乗っていた。
「お、落ちてないじゃん!落ちかけただけじゃん!」
「ヒマリ、本当に気をつけてください。ヒマリはかなりアレなんですから」
「アレ?!アレってなんだよシリアリス!」
「ヒマリは人よりも体脂肪率がかなりアレで運動神経もアレなんですから」
「な?!なんだよ!!もう全部言っちまえよこのAI野郎!!」
「ヒマリは胸デ―」
「うっせえバーカ!
大丈夫だよ!ここ進研ゼミでやった所だから!」
「バカはそちらですね」
「また騒いだはるわ、ヒマリはん」
「おやめなさい、ヒマリさん。準備が出来たならすぐに参りますわよ」
エルマリとソフィエレの二人も鞍にまたがり、二人乗りで騎乗している。
それも馬ではない。馬を二回りも大きくした下半身はライオンのワシ―そう、グリフォンだ。
「ではヴァンデルベルト様。行って参りますわ」
「頼みます、ソフィエレさん」
「我が騎士道にかけて、必ず」
ソフィエレは誇らしげに胸当へと拳をぶつける。―それは、治癒魔法でやっとふさがったばかりの胸の傷を誰にも感じさせないほど、堂々とした美しい姿。
ソフィエレに与えられる任務はいつも、誰でも逃げても仕方ないほどの難題ばかりだ。
そして今回のそれも、群を抜いているだろう。それでも彼女は折れる事なく、ヴァンデルベルトの期待を受けなお胸を張り、力強く拳を当て、その瞳を強く熱く輝かせている。
バサリ、とソフィエレの騎乗するグリフォンが大きく羽ばたいた。
ただ一度の羽ばたきでぐん、と身体を浮かべる。甲冑を着込んだ騎士とエルフの戦士を乗せている事を感じさせない力強さ。
深夜の出撃にもかかわらずいつものテンションで騒ぐヒマリたちを見守っていた中佐が、最後に一声かける。
「―気をつけろよ、ヒマリ」
「大丈夫だよ、ボク魔法使えるから」
「スマホがな」
「…そうだよ!でも電池はボクだよ!
アイルビーバック!」
緊張はしてないようだ、と安心したのか。中佐はふっと笑った。
その横からヴァンデルベルトが中佐に話しかけた。
「そうそう、中佐。さっき裏側世界のガロ=ガイ国から連絡が来ました。
やはりあちらにもUFOが来てるらしいです」
「裏側?この星の裏の大陸か?」
「ええ、2週間前の情報なので今どうなっているかはわか―」
「裏側世界?!?!」
「…っくりした!」
突然真後ろから上がったヒマリの奇声にさしものヘルガオルガでも飛び上がった。
「なんだよヒマリ!びっくりさせんな!」
「え、この星の?!この星って裏表があるの?!」
「あー、お前らの地球は球体の星なんだったっけ」
「ええー?!ここって平たいの?!」
「平たいっつーか、厚みのあるレンズみたいな形だな」
「超回転楕円体惑星ってことか!そんなのあるんだ!あ、ここって惑星が球体の天動説が常識なんだ、そりゃそうかキリストさんいないもんな、誰も天文学止めないもんな。でもこの星って重力からして地球と同じぐらいの質量だよね、自転の時間も変わらないけど昔は自転がめったくそ早かったはずだよね、それこそ自転3、4時間ぐらいとか、でないと楕円体になんてならないし、あ、でも何かのきっかけで自転速度が今の24時間に落ちて…隕石か?!そうか隕石だ!逆回転のエネルギー!じゃあこの星にはどっかにでっかいクレーターが、巨大ダンジョン…?!あ、それが魔族の地底空洞説の…!!」
ドラゴンの背中、一人で大騒ぎするヒマリにとうとう中佐も嘴をはさむ。
「ヒマリ、うるさいぞ。帰ってからやれ」
「あ!じゃあこの星の赤道上って重力軽いんじゃないの?遠心力で!肩こりなおる?!おっぱい軽い?!マジで?!レンズ型ってどれぐらいの―」
「黙れアホヒマ!いいからもう行くぞ、ソフィエレ達とはぐれるだろうが」
「ちょ、今こんな土壇場でそんな面白そうなこと言わないでよね!観光旅行したくなるからさー!」
ヒマリの叫びが、ドップラー効果をのせて遠ざかっていく。
見上げる中佐とヴァンデルベルトは、作戦の成功を祈るべきか彼女らを心配するべきか、ため息をついて見送った。
「…土禁か?」
「当たり前だろうが!!殺すぞ!!」
「うわ、あっちすごい。オーク師団の師団長様が気圧されてるよ、人間相手に」
3代目勇者とオーク師団の選りすぐりの戦士が6人。
彼らは大きな鞍へと登っていく。
それは鞍ではあるが、その名称から想像する形とは全く違っていた。それはオーガやオークの戦士団がその巨体を楽に乗せられるほどの大きなカゴであり、そしてそのカゴは、それを背負うに相応しい巨大な鳥の背中に取り付けられていた。
ロック鳥。
その両翼を広げると30メートルにもなる、伝説の巨鳥だ。
深夜の砦の前でいくつものかがり火に照らし出されるその巨鳥。長く美しいとさかの冠羽は、かがり火の炎が光源でもわかるほど鮮やかな七色。ほほにある大きな丸く赤いチークパッチは、ヒマリには地球のオカメインコを思い出させた。
人里では滅多に見る事もないその巨鳥を唯一飼育している所有者に、今回国王による勅令で出撃命令が下された。
それはもちろん騎士ヴァンデルベルトの交渉能力のなせる技であり、これまでのサンドリアス砦チームの功績あったればこそだ。
…こそだが、ロック鳥の飼い主は本当にしぶしぶ招集されたらしい事は誰の目にも明らかだった。
「おいヒマリ、お前も人ごとみたいに言ってんなよ。今度は落ちんなよ」
いつものからかう顔でヘルガオルガがヒマリを振り返る。
そう、ヒマリはヒマリでヘルガオルガのベウストレムの背に乗っていた。
「お、落ちてないじゃん!落ちかけただけじゃん!」
「ヒマリ、本当に気をつけてください。ヒマリはかなりアレなんですから」
「アレ?!アレってなんだよシリアリス!」
「ヒマリは人よりも体脂肪率がかなりアレで運動神経もアレなんですから」
「な?!なんだよ!!もう全部言っちまえよこのAI野郎!!」
「ヒマリは胸デ―」
「うっせえバーカ!
大丈夫だよ!ここ進研ゼミでやった所だから!」
「バカはそちらですね」
「また騒いだはるわ、ヒマリはん」
「おやめなさい、ヒマリさん。準備が出来たならすぐに参りますわよ」
エルマリとソフィエレの二人も鞍にまたがり、二人乗りで騎乗している。
それも馬ではない。馬を二回りも大きくした下半身はライオンのワシ―そう、グリフォンだ。
「ではヴァンデルベルト様。行って参りますわ」
「頼みます、ソフィエレさん」
「我が騎士道にかけて、必ず」
ソフィエレは誇らしげに胸当へと拳をぶつける。―それは、治癒魔法でやっとふさがったばかりの胸の傷を誰にも感じさせないほど、堂々とした美しい姿。
ソフィエレに与えられる任務はいつも、誰でも逃げても仕方ないほどの難題ばかりだ。
そして今回のそれも、群を抜いているだろう。それでも彼女は折れる事なく、ヴァンデルベルトの期待を受けなお胸を張り、力強く拳を当て、その瞳を強く熱く輝かせている。
バサリ、とソフィエレの騎乗するグリフォンが大きく羽ばたいた。
ただ一度の羽ばたきでぐん、と身体を浮かべる。甲冑を着込んだ騎士とエルフの戦士を乗せている事を感じさせない力強さ。
深夜の出撃にもかかわらずいつものテンションで騒ぐヒマリたちを見守っていた中佐が、最後に一声かける。
「―気をつけろよ、ヒマリ」
「大丈夫だよ、ボク魔法使えるから」
「スマホがな」
「…そうだよ!でも電池はボクだよ!
アイルビーバック!」
緊張はしてないようだ、と安心したのか。中佐はふっと笑った。
その横からヴァンデルベルトが中佐に話しかけた。
「そうそう、中佐。さっき裏側世界のガロ=ガイ国から連絡が来ました。
やはりあちらにもUFOが来てるらしいです」
「裏側?この星の裏の大陸か?」
「ええ、2週間前の情報なので今どうなっているかはわか―」
「裏側世界?!?!」
「…っくりした!」
突然真後ろから上がったヒマリの奇声にさしものヘルガオルガでも飛び上がった。
「なんだよヒマリ!びっくりさせんな!」
「え、この星の?!この星って裏表があるの?!」
「あー、お前らの地球は球体の星なんだったっけ」
「ええー?!ここって平たいの?!」
「平たいっつーか、厚みのあるレンズみたいな形だな」
「超回転楕円体惑星ってことか!そんなのあるんだ!あ、ここって惑星が球体の天動説が常識なんだ、そりゃそうかキリストさんいないもんな、誰も天文学止めないもんな。でもこの星って重力からして地球と同じぐらいの質量だよね、自転の時間も変わらないけど昔は自転がめったくそ早かったはずだよね、それこそ自転3、4時間ぐらいとか、でないと楕円体になんてならないし、あ、でも何かのきっかけで自転速度が今の24時間に落ちて…隕石か?!そうか隕石だ!逆回転のエネルギー!じゃあこの星にはどっかにでっかいクレーターが、巨大ダンジョン…?!あ、それが魔族の地底空洞説の…!!」
ドラゴンの背中、一人で大騒ぎするヒマリにとうとう中佐も嘴をはさむ。
「ヒマリ、うるさいぞ。帰ってからやれ」
「あ!じゃあこの星の赤道上って重力軽いんじゃないの?遠心力で!肩こりなおる?!おっぱい軽い?!マジで?!レンズ型ってどれぐらいの―」
「黙れアホヒマ!いいからもう行くぞ、ソフィエレ達とはぐれるだろうが」
「ちょ、今こんな土壇場でそんな面白そうなこと言わないでよね!観光旅行したくなるからさー!」
ヒマリの叫びが、ドップラー効果をのせて遠ざかっていく。
見上げる中佐とヴァンデルベルトは、作戦の成功を祈るべきか彼女らを心配するべきか、ため息をついて見送った。
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