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魔王ちゃん
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再び召喚される魔王ちゃん実際は魔力を探知されて転移させられたのだ。
「なっ?コイツら何をやっているのだ!」
今回の召喚者らしき者達が男を素っ裸にして横一列に並ばせていたのだ。
しかも眠らせて男達は虚な表情をしている。
「あ、これね」
「ギャッ!!悪魔!!」
ヒマリを見て驚いて腰を抜かす魔王ちゃん。足を開くから少し透けている黒のパンツがよく見える魔王ちゃんの気合いの入れ具合を窺い知れる。
魔王ちゃんを見ていると妹の美海を思い出すとはヒマリの弁だ。
「市場のセリみたいなもんよ男子一人一人を見定めるのよ今後のセフレ決めね
複数の場合はジャンケンかくじ引きかアミダで決めるのよそれでも決まらなけりゃシェアするしかないわ」
やれやれと肩をすくめるヒマリだった。
「奴隷みたいものか?」
「まあそうね愛の奴隷よ」
「愛の奴隷?……」
「そんなとこね」
「……」
「あ、終わった見たいね四人余ったか。
しゃーないねイケメンとデカチンに集中したもんね早速リングを付けているわ
コリャ夕食まで部屋に籠るつもりね」
ふと反対側を見る魔王ちゃん。
「ギャッァァァァァァァ!!!
あそこにも悪魔がいるぅぅぅぅ!!!
聖女様助けてーーー!!!」
「ワオ!魔王ちゃんきてたのか?」
「ウギャァァーー!!!」
グレ子を見て魔王は気を失った。
「アンタ達何やったのよ?」
呆れ顔のケイト……悪魔って言われた。
「魔王ちゃんこそ悪魔みたいな尻尾あるのに、あら、毛が生えているのね黒い短いヤツおー触り心地がいいわね」
色んなところを扱いていると魔王ちゃんのパンツに染みが出来てきた。
ヒマリもう辞めなさいよ瑞穂が止める見てられないようだ。グレ子も好奇心に負けて尻尾を扱き出す。
「グレ子も駄目だよ!」
「ちぇっ!」
「舌打ちもお行儀が悪いから駄目だよ!」
オカンか?レオナが言う。
オカンだろタニラが断じる。
☆
魔王ちゃんがヒマリとグレ子の顔を見て泣き叫ぶので二人してグレイマスクをしている。
「なんで私まで……王女なのに……」
当然の如くケイトもマスクを被されていたのだ本人は納得してないが。
「ほら貴方達も跪かないで席に着きなさい始めるわよ」
「それ我のセリフじゃ……」
「魔王ちゃんを呼んだのは捕えられていた魔族の方々の今後の処遇です。
暮らしていた村などは勇者達によって焼き払われていて、それに大切な人達も失っています」
「うっ!あなた……」
涙ぐむ人や悔しさに身を震わせる人の真剣な眼差しが魔王を捉える。
「また新たに住む場所を探さなければなりません。知らない土地で幸せに暮らせるのでしょか?その事で魔王ちゃんと相談する場を設けました」
…
…
…
…
…
「う~む、魔族も一枚岩じゃない
種族間の確執もあるしの……」
「魔王ちゃんの城はどうなの?」
「城は実質実力主義じゃ力の無き者じゃ
周りの不満が高まり不測の事態もあり得るしなぁそれは王都の中も一緒だ」
それならと裕子は、
「地方都市では?マシな領主なんかもいるでしょう」
「お、アヤツなら行けそうだ帰ったら直ぐに連絡を取ろう!」
「お願いね」
裕子も彼女達も安堵の表情をしてくれた。
「魔国に行けない人はいる?」
一人二人が手を挙げると更に三人が手を挙げた。
「あら結構居るのね訳は聞かないわ
貴方達は私達が面倒みるよ
魔国で辛くなったら教えてね
魔王ちゃんもそんな顔しないの人はそれぞれなんだから」
「済まぬ……」
「まあ、気にすんな」
「所で勇者はこの国が召喚したのだろう
奴等は何処にいるのじゃ」
「勇者パーティね無差別殺人で処刑する事にしたわ、そして拘束して地下牢に収監したけど脱獄したのよ」
「ナニィーーー!!!」
「今はココにいるわ」
ケイトが片手を振ると勇者達が壁に映し出された。
「ナニィーーー!!!何じゃこの魔法は」
画面の半分はマップになっていて赤い点が移動しているのが分かる。
「ワオー!ビビっているわよ!……」
「ん、どうしたグレ子?」
「ワオ!思い出しましたわリアル鬼ごっこスーツ着てサングラスをかけて追い詰めて行く奴ですよ!テレビで見たよー!」
「よ~し、グレ子と魔王ちゃんで追跡しょうよ期待しているからね」
「「えっ?」」
「暗くなる前に帰ってくるんだよ」
「「あい」」
「なっ?コイツら何をやっているのだ!」
今回の召喚者らしき者達が男を素っ裸にして横一列に並ばせていたのだ。
しかも眠らせて男達は虚な表情をしている。
「あ、これね」
「ギャッ!!悪魔!!」
ヒマリを見て驚いて腰を抜かす魔王ちゃん。足を開くから少し透けている黒のパンツがよく見える魔王ちゃんの気合いの入れ具合を窺い知れる。
魔王ちゃんを見ていると妹の美海を思い出すとはヒマリの弁だ。
「市場のセリみたいなもんよ男子一人一人を見定めるのよ今後のセフレ決めね
複数の場合はジャンケンかくじ引きかアミダで決めるのよそれでも決まらなけりゃシェアするしかないわ」
やれやれと肩をすくめるヒマリだった。
「奴隷みたいものか?」
「まあそうね愛の奴隷よ」
「愛の奴隷?……」
「そんなとこね」
「……」
「あ、終わった見たいね四人余ったか。
しゃーないねイケメンとデカチンに集中したもんね早速リングを付けているわ
コリャ夕食まで部屋に籠るつもりね」
ふと反対側を見る魔王ちゃん。
「ギャッァァァァァァァ!!!
あそこにも悪魔がいるぅぅぅぅ!!!
聖女様助けてーーー!!!」
「ワオ!魔王ちゃんきてたのか?」
「ウギャァァーー!!!」
グレ子を見て魔王は気を失った。
「アンタ達何やったのよ?」
呆れ顔のケイト……悪魔って言われた。
「魔王ちゃんこそ悪魔みたいな尻尾あるのに、あら、毛が生えているのね黒い短いヤツおー触り心地がいいわね」
色んなところを扱いていると魔王ちゃんのパンツに染みが出来てきた。
ヒマリもう辞めなさいよ瑞穂が止める見てられないようだ。グレ子も好奇心に負けて尻尾を扱き出す。
「グレ子も駄目だよ!」
「ちぇっ!」
「舌打ちもお行儀が悪いから駄目だよ!」
オカンか?レオナが言う。
オカンだろタニラが断じる。
☆
魔王ちゃんがヒマリとグレ子の顔を見て泣き叫ぶので二人してグレイマスクをしている。
「なんで私まで……王女なのに……」
当然の如くケイトもマスクを被されていたのだ本人は納得してないが。
「ほら貴方達も跪かないで席に着きなさい始めるわよ」
「それ我のセリフじゃ……」
「魔王ちゃんを呼んだのは捕えられていた魔族の方々の今後の処遇です。
暮らしていた村などは勇者達によって焼き払われていて、それに大切な人達も失っています」
「うっ!あなた……」
涙ぐむ人や悔しさに身を震わせる人の真剣な眼差しが魔王を捉える。
「また新たに住む場所を探さなければなりません。知らない土地で幸せに暮らせるのでしょか?その事で魔王ちゃんと相談する場を設けました」
…
…
…
…
…
「う~む、魔族も一枚岩じゃない
種族間の確執もあるしの……」
「魔王ちゃんの城はどうなの?」
「城は実質実力主義じゃ力の無き者じゃ
周りの不満が高まり不測の事態もあり得るしなぁそれは王都の中も一緒だ」
それならと裕子は、
「地方都市では?マシな領主なんかもいるでしょう」
「お、アヤツなら行けそうだ帰ったら直ぐに連絡を取ろう!」
「お願いね」
裕子も彼女達も安堵の表情をしてくれた。
「魔国に行けない人はいる?」
一人二人が手を挙げると更に三人が手を挙げた。
「あら結構居るのね訳は聞かないわ
貴方達は私達が面倒みるよ
魔国で辛くなったら教えてね
魔王ちゃんもそんな顔しないの人はそれぞれなんだから」
「済まぬ……」
「まあ、気にすんな」
「所で勇者はこの国が召喚したのだろう
奴等は何処にいるのじゃ」
「勇者パーティね無差別殺人で処刑する事にしたわ、そして拘束して地下牢に収監したけど脱獄したのよ」
「ナニィーーー!!!」
「今はココにいるわ」
ケイトが片手を振ると勇者達が壁に映し出された。
「ナニィーーー!!!何じゃこの魔法は」
画面の半分はマップになっていて赤い点が移動しているのが分かる。
「ワオー!ビビっているわよ!……」
「ん、どうしたグレ子?」
「ワオ!思い出しましたわリアル鬼ごっこスーツ着てサングラスをかけて追い詰めて行く奴ですよ!テレビで見たよー!」
「よ~し、グレ子と魔王ちゃんで追跡しょうよ期待しているからね」
「「えっ?」」
「暗くなる前に帰ってくるんだよ」
「「あい」」
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