魔法使いとＪK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。ＪＫとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

魔王降臨即帰還

「で能力は、ロロどうなの？」

「……ドローン十機です……」

「まあ、頑張れや期待してんぞ」

　ガハハハと笑うタニラに言い返せられないロロぐぬぬと黙るしかなかった。

「はい！はい！皆んな沢山たべてね」

は～い！
この肉全部ドラゴンだってよ！
なにステーキ一枚三十万の奴か！
お母さんドラゴンってこんなに美味しかったんだね
そうだね私達はドラゴンから逃げ惑うしかなかったからね狩れる人なぞ居なかったわ
ふふ、私朝からドラゴンラーメン食べてしまったわ
水島さんありがとう！

「あら貴方どうしたんですか？あっ！」

　彼女のドレスの胸の所が濡れていた。それも二箇所。

「貴方もしかして……」

「はい、お腹に子供がいます」

「ゴメンネ気づかなかったわ」

　ヒマリは彼女を連れて食堂をでて空き部屋に入っていく。

「上全部脱いでこれで乳首のまわりを拭いて冷たいかも知れないけど我慢して」

　ヒマリは濡れた服を洗浄し乾かしたそしてナプキンを取り出して説明した。

「用途は違うけど溢れ出た物を吸収するものよブラの中に入れるといいわ
本当は生理の時に使うものよ」

　小ぶりなトートバッグにナプキンとウエットテッシュを相当量いれて彼女に渡した。

「色々とありがとうございます」

　また、頭を下げる魔族の女性だが彼女の表情は冴えない。
話題を変える為にヒマリは聞いた。

「この子のお父さんは、あっ？御免なさい！本当にすみませんでした！！」

　必死になって頭を下げるヒマリ痛恨のミスだ。

「大丈夫ですよ助け出されて大分楽になりましたんですよそれに辛いのは私だけじゃありませんし……」

「そうだわ魔王を呼んで皆んなで話し合いましょう」

「えっ？」

　皆んなのいる食堂に戻り軽く説明をして魔王を呼び出す。

「さあ、魔王の登場です！拍手で迎えましょう！どうぞっ！」

大勢の拍手で会場の食堂が盛り上がる。

魔王ってどんな人だろうね
人じゃないよ真由
馬鹿でかい大男なんだろ怖いよ
イヤー！犯される！
嬉しそうに言うな！メグ！

　目の前に現れた妖艶な女性は裸だった
身体中泡だらけてシャワーの最中だった事は容易に想像出来る。
髪の毛をシャカシャカしているのだ。

「えっ？」

「ふふふ～ん！ヤバシャンプーが目に入ったぞ！あれ～？お湯が出ない～！」

「！？何奴！！」

　振り返るとそこには五十人以上が我を見ていた……キャーーー！！！！

　その場にしゃがみ込む魔王、胸の先とお股は奇跡の泡によって隠されていたが一本筋までは泡が垂れて来なかった。
が悪魔の尻尾が丁度かぶさり事故にはならなかった。はず……

「ヒマリ戻して！早く！」

　瑞穂が慌てる膨大な魔力が膨らんでいるのだ辺り一面吹き飛ばされる。

「えー、分かった後で呼ぶから用意しておいてね」

「なっ？悪魔！」

　ポンと魔王が消えた。男子は腰を引きながら食堂から逃げるようにでていき高城は目を押さえて床を転がっていた。

　レオナは見ていた高城の右横に座る由真が魔王が現れた瞬間凶悪な親指と人差し指が高城の目玉を潰す所をレオナはニヤリとした。

「真由もやるな」

「キ、キャサリンさん高城君が！
助けてください！お願いします！」

「キャサリン……？」

「瑞穂！アンタでしょう！」

「あ、そうだった。ヒール」

　ラーメンを啜りながら唱えるまだ食べてたの？そう二杯目なのか。

飽きないなぁ瑞穂。