魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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 今日は西海岸リゾートの最終日、明日の朝には帰宅する予定だ他の家族達も帰るそうだ。

明後日からまた学校が始まるのだ。

 朝食後まったりとお茶しているとスマホを見ながらニヤニヤしている亜希子。

 この旅行で皆仲良くなったのだ特にママ達とパパ達の絆が強くなっているのを感じている。

「うひょー!うひょ!ひょ!」

「気持ち悪い変な声あげないでよ亜希子」

 見た目だけは異国のお姫様の瑞穂が顔を顰めながら緑茶を啜る。

「見てみろよ昨日あげた三本のPR動画
全世界でバズってるぞ!
天使の聖水以上だ」

「どれ~ほんとだ!ほぇ~!
これはリゾートホテルの動画だね」

「ロケーションもいいよね真っ白な砂浜に透き通る海そして青い空、南国だよ!」

 ウットリする裕子南国は裕子の憧れの地らしい。

「ホテルのプールもいいわ、人工の白い砂浜最高ね。あれ?マリーナさん白の水着でプールに入っていくよ。あっ!不味いよ!お尻が透けている!」

「この部分は加工しているフェイクだ瑞穂水着も透けない材質だ」

とスマホで裕子の写メを撮る亜希子。

 ほら、と見せられた写真は全裸の裕子だ乳首も裕子そのものだった。

「亜希子何すんのよっ!!」

「あ、悪いスマンって例えばこの駅前の動画を見てみロロやっておしまい!」

 一瞬で沢山の人々が歩く姿が全員全裸になっていた。

「おお!すげ~!ロロマジもんでしょ!」

 全裸で歩く男の人のチンコがフリーに動いている此処まで再現出来るんだ。

 改めてロロの処理能力の高さを実感したヒマリ達だ。ただロロの進化はこんな物屁にもならない。

「ねぇねぇ、映っている人ってウチの子達だよねお姉様達もいるよ」

「お姉様方エロ過ぎだね歩くR18だよ」

瑞穂の意見に全くだ皆が頷く。

「あっ!リリスちゃん達が波打ち際で砂遊びしてるわ!ひゃー可愛いー!」

「お、ウォータースライダーだ!」

 コレも頭が可笑しいよね地上五十メートルから滑り落ちるんだよそれもハーフカットのパイプを最高速度百二十キロだって馬鹿だろう絶対飛び出すって。

「あ、誰か滑り落ちてくるってメメスじゃん!」

ヒマリが気づいた。

「ああ、コイツのリアクションは最高だからな授業中の学園から拉致って来た
ホテルの五枚綴りの食券で即了解したのでやらせたのさ」

『何で途中でパイプが無いのよ空中に放り出された時は死ぬかと思ったよ!五十メートルは飛んだんだぞ!スキージャンプか!殺す気か!!』

コレも動画に入っているんだ。

「個人の感想は必要だろう後煩く泣き叫ぶから即学園に飛ばしてやったけど水着のままだったな」

「アンタも鬼畜かい!」

「向こうにはヒマリも瑞穂もいるんだ
ちゃんとフォローしたんだろ?」

あの時か……

「シリーと美紅の追いかけっこはマズイんじゃない?オッパイが溢れ落ちそうだよてか弾み過ぎだよ!亜希子!」

心配そうな裕子が亜希子を見る。

「まあ、サービスカットだな」

コレはクレージーツーリングか……

「何おーー!!ママ達が皮のライダースーツを着てるけど皆んな某峰不二子バリのボディスタイルじゃんか!!
オバチャンだぞ!分かってんのか!!」

おったまげの少し不機嫌なヒマリ達だった。

「コレは吉乃先生のエステ後だ」

「ひぇーー!!これ加工してんの?」

「イヤ、マジもんだ」

亜希子の真剣な顔が真実と言っている。

これか、ヤバくてバズった奴は……

「ああ、二本目の動画だ後でみせる」

「ねぇ三百三十キロの巡航速度ってどうなのロロ?」

「F-1レースの最高速度並みでしょうね
魔改造したバイクじゃなけりゃ無理ですね」

そうありがとう。と溜息をつく裕子。

「ちょ!何で直角のカーブがあるのよそれもコの字カーブ!」

焦るヒマリがロロに食って掛かる。

「あ、それですね美希さんが直線ばかりだと眠くなると言うことである間隔事に作りました」

 先頭はタニラ、左右にアンリとアイレンだ三角に隊列を組んでの走行だ。
殿は美希安全確保の為だ勿論ポジションは変更するそうだ。

「ギャーー!!何でブレーキ掛けないで突っ込んで行くのよ!!あんなバイクで」

 美希達サポートバイクは彼女らの趣味全開のバイクだフロントフォークがめっちゃ長いチョッパーハーレーだ勿論魔改造されているエンジン回転数も二万回転とF-1より回る。

 テールランプの上にはオーリ王国の国旗がバタバタなびいている。

 国旗は月で裕子が適当に書いた白地に黒のマジックで丸っこい字のオーリ王国がそのまま採用されてしまったのだ。

 全世界に配信されたから良いんじゃねと決まったらしいヒマリ達の意見だ

裕子本人は何故か居たたまれなかった。

フォン!フォンフォン!甲高いエンジン音を鳴らしてシフトダウンをしていく
ハーレーらしからぬロードレーサーのエンジン音だ!

 脳筋馬鹿がアクセルワークと逆ハンを当てステップから火花を散らしてハングオンしながら次々とコーナーをクリヤして行くやはり頭が可笑しい。

 家族旅行のアトラクションでのバイクツーリング。まさか三百キロ越えで直角コーナーに突っ込むとは思わずに悲鳴をあげるオヤジ達、ママ達は?

「うっひょーー!!子宮が疼く!!」
「濡れてしまうわ!!」
「お豆が膨らんでしまう!」
「いっちゃった……」

どうしてこうなった?
洗脳されたのか?
何故濡れる?

ヒマリの頭の中は疑問だらけだ。

フォン!フォンフォンフォン!

 後輪が滑るがロロの制御だ皆綺麗にクリヤしていく。
直線に戻るとオヤジ達は燃料タンクの上にへばり付き白目を剥いていた。

「ママ達の何人かは達してしまった様ね」

 様々なカメラアングルでカッコイイ姿を映し最後は夕陽に向かって走り去る絵で動画を締めた。

「コリャおじちゃん一本取られたなぁ」

「誰の真似だヒマリ」

「えっ?亜希子のおじさん」

「あ、ヒマリ似てるよ」

瑞穂と裕子も肯定だ。

クソッ……

 その後はホテル内のサービスや売店の様子とか怪しげな美女のメイドスナックのニーナが映っていた。エステもだ。

 豪華な客室、スーパー銭湯以上の大浴場ドラゴン料理満載のレストラン最後は
椰子の木に囲まれた夕暮れの風景に溶け込むリゾートホテルで終了。

「月までのクルージングは載せないの?」

瑞穂の核心をついた質問だ。

「別口で作ったが中々信じて貰えなくて実績を重ねるしか無いね」

「でも先日の月旅行の帰還者の人達がSNSでバズり捲っているけど」

「裕子の言う通りだけど私としてはドカンとバズらないとやった気にならないんだなコレが」

「意識高杉」

「流石成功者は違うね私一生亜希子に着いていきます。ふしだらな女ですが宜しくお願いします」

「ふしだらはヒマリその者だろ不束だぞ」

「ん?私間違えた?」

「イヤ正解だ!」



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