魔法使いとＪK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。ＪＫとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

神様とファーストコンタクト

　月の宿泊施設を更に大きく豪華にしたようね銀河の辺境の割には中々のもんよ
オート化はまだまだ進んでいないけど。

　キョロキョロ見ながら歩くグレ子さん
チョットの段差に転びそうになる
恥ずかしくて顔が熱を持つのが分かるぐらいだマスクをしていて正解だった。

「「「お帰りなさいませ！」」」

　おお、さすがに異世界だわロロの言った通りね

　両脇に二十人ほどの女性が並び頭を下げている。

「なっ！ケモ耳の女の子がいる！
長耳の女の子も！
なんて素晴らしい世界でしょう！！
来て正解だったわ」

　しかし残念ながらグレ子さんは遭難してヒマリ達に拉致拿捕されたのだ。

　テンションマックスで笑顔満載のグレ子さんはグレイマスクで表情は伺えないが不審な行動で察しがつくのだった。

　ロロは銀河中枢の高度の文明技術を解明し新しい視点の回路を構築し能力が飛躍的に向上したのだ例えるならば昔のファミコンが各国のスーパーコンピューター並みになった事だ。

　それによりグレ子の星の言語をアプリにあげてグレ子に此方の世界の常識を直接インプットしてあげたのだ。

コレでグレ子さんと話が通じ合うのだ。

「グレ子さんこの後王宮に行きましょう皆んなに紹介するわ好きな服を選んで着て頂戴着付けの先生も居るから安心よ」

　銀髪紅眼の美しい女性が手伝ってくれるそうだ。

「まあ普段着で問題無いけど多少の着替えは持たせないと私が預かるわ」

ロビーに行くと亜希子達が待っていた。

「んじゃ行くかね」

「おう！」

　トトリ達は昼からプールで遊ぶそうだ。ウォータースライダーを楽しみにしていた元々彼女達は武闘会の優勝の副賞で西海岸リゾートホテルに来ているのだ
滞在中は遊び尽くすと息巻いていた。

　私達は王宮へ飛んだ皆んなの憩いの場大食堂に向かった。食堂の一面は城下町が見下ろせる様に大きなガラス窓になっているその辺りは革張りのソファと大理石の大きめのテーブルが置かれていて寛いて談笑にも良く使われている。

　その一角のベストポジションにいつも女神様や大天使達と国王洋一さんが食事を取ったり話し合ったり秘密の会合をしたりしている。

　グレ子さんは緊張の余りグレイスタイルになっていた。その両脇を私と瑞穂で腕を組んでいるのだ。

「アンタ達、宇宙人捕まえて王様の前に連れ出そうとしてる人みたいだな」

「亜希子其の物じゃ無い？」

「あっ？そうだな裕子うっかりしていた」

「何よ私達が悪い人みたいでしょう」

ヒマリと瑞穂がブー垂れる。

「瑞穂も最近目付きが悪くなって来てるぞヒマリのが移ったか？ヒヒヒ」

「うんな訳あるかい！！」

強く否定する瑞穂だった。

「女神様新しく入った宇宙人のグレ子です」

　グレ子さんが女神様の前に進み片膝をつくグレイが片膝をつき頭を下げる姿はコスプレにしか見えなかった。

「初めてましてわたくし惑星ダークル、ジュノ帝国ジェンファン侯爵家次女
マシャリーグラドグラトマドアノーラジェンファンでごさいます。
以後お目に掛けてくだされば幸いです」

「グレ子、お主は銀河帝国の民か？」

「えっ？ご存知なのですか？グレ子……」

「ああ、あそこの管轄の女神と同期でなよく知っておるわい。
前任の女神が上に上がった為に後任についたやつじゃ」

「神界も大変そうね」

ヒマリがボヤく。

「お前たちも此処に座って飯でも食えや
グレ子も飲めや」

「はい！女神様至極光栄です」

　まあ女神様に勧められる事は一生賭けても無いはずと裕子は考えている。

「ウヒョヒョ～女神様最高です！」

ゴンッ！

　テーブルに頭を打ちつけるグレ子さん
マスクしていて良かったね
それと女神様アルハラですよ。