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ファーストコンタクト

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 本当に空飛ぶ円盤だった競技の円盤投げの円盤をそのまま大型観光バスがすっぽりと入るぐらいの大きさだ。

「ワオーー!!アメージング!!」

「オウマイゴッ!」

「ボブ!ママは今UFOを見ているわ」

「瑞穂さんUFOってなんですか?」

トトリが聞いてくる。

 亜希子の所の両親も裕子の所の両親もビビって二人寄り添っている。

「則祐さん」

「凪江」

「志摩心配ないから」

「文太さん」

「アンタらの両親って仲良いよね」

「そうでも無いさヒマリと瑞穂の両親は今日もやっているんだろ」

「まあ成り行き上そうなったわ……」

「あのUFOふらついてない?」

「マジもん見るの初めてだし正規が分からんしな」

「あ!こっちに来る(瑞穂)」

「あ!落ちた?(亜希子)」

「え?下手な着陸(ヒマリ)」

「助けなきゃ!(裕子)」

「早く拿捕しましょう(ロロ)」

「ササラ、トトリ!ヤバくなったら皆んなを連れてオーリに転送して私達はチョット見てくるわ」

「ヒマリさん大丈夫ですか?」

「ん?トトリか私達は一人でこの月を軽く木端微塵出来るパワーはあるから心配ないわ勿論あの子達もね」

 メメスは振り向きちびっ子忍者を見た
とてつも無い得体の知れない力を感じて少し漏れたようだ。

 うっ!良かった履いていてホッとするメメスだった。

 有限である天使の素はメメス達にはまだ与えられていなかった初心者マークが外れないと渡していないのだ。




 ヒマリ、瑞穂、亜希子、裕子、オマケのロロがUFOに辿り着いた。

「まずは結界で囲うわよ」

「お、サンキュー亜希子」

「入り口は何処だ?」

 ヒマリは入り口を探してUFOの周りをぐるぐる飛び回ったが見つけられなかった。

「何処よ入り口!」

ガンガンガンガンと叩き出す。

「ヒマリ……」

 UFOの縁を鷲掴みドゴッドゴッと月面に叩いつける。何と言う馬鹿力!

「ヒマリやり過ぎよ!」

 瑞穂達が止めるが頭に血が昇ったヒマリは止まらない。

「ムキー!」

 ヒマリはUFOに飛び乗り装甲を素手で毟り始めた。

ベリッ!ベリッ!ベリッ!

「中の人大丈夫かな?」

「嬉々として装甲を毟りとるヒマリに相当な恐怖を感じているはずよ」

「そうよね誰でもビビるわよ私だってちびるね確実だよ」

裕子の発言に皆んなが頷く。

バキッ、バキッ、バキッ、バキッ

 装甲を毟り取り開けた穴から中を覗き込むヒマリ。

「みいつけた……」

「@&\ーーー!!!!!!!!」

「相当な恐怖の悲鳴ですね」

ロロに皆が頷く。

「あっ!動かなくなった」

「SFじゃ無くて強力なホラーね可哀想なグレイ」

 瑞穂は想像したやっと逃げ隠れた小さな部屋がドンドン叩かれてドアを毟り取り覗き込む頭の可笑しい女……

私なら絶対チビっていると確信する。

「どんすんの?」

「拉致拿捕の一択です!」

 アバターの癖に興奮しているロロの意見に乗った。
地球外の先進文明興奮するわな。

収納して遊覧船に帰還する。


 ドンと宇宙船を皆んなの前に出してやったヒマリ。

「うひょーーー!!!すげーーー!!!」

「マジモンのUFOだぜ!」

「ボブ、ママは貴方より先に地球外の宇宙船にふれたわよ貴方も頑張ってね」

「この宇宙船穴が開いているね事故ったのかな?」

「あっ!中に人がいたんだ助けだすか」

更に開けた穴を広げようとするヒマリにロロが止めた。

「ドアが分りました開けます」

「すげー地球外の技術をもう理解したのか最新のテクノロジーとマジックパワー
これじゃ勝てんわ」

宇宙機構の男が呟いた。

ドアから中に入ると見た事もない機材に囲まれた宇宙人が居た。

「グレイよグレイだわ!」

 興奮する瑞穂、彼女は異世界より宇宙人派だった。

 淡く緑色に光るグレイを魔力ソファに座らせて船外に出て収納から出したベッドに寝かせた。

「うひゃー!マジのグレイだ」

「ガセネタも真実なだな」

「ボブ、ママは宇宙人と触れ合ったわ
貴方も頑張るのよ」

「ん、コレが素顔と思ったらフルフェイスのメットじゃん」

コツコツと指先で叩く亜希子。

「どっかに外れるスイッチがあるはず」

「あったわ左耳の後ろポチ!」

プッシュー!

顎のラインから口が開いた。

開けるわよと裕子がカウントダウンする

開かれたマスクの中から現れたのは
絶世の金髪美女!

えー!ヤッパリの展開ねと嘆く瑞穂。


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