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観光コース変更
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宇宙ステーションを訪問する少し前。
「メメスお姉ちゃんどうしたの?顔色が悪いよ!」
「メメス?大丈夫かい」
トトリも心配そうだ。
「そ、そ、空を飛んでいる……」
「えっ?今更それ、空を通り越して宇宙空間に入ってるのに?」
「ほ~れメメス下を見てご覧、青い星が見えるよね異世界のガイアだよ。あそこ!オーリ王国が見えるでしょう」
ヒマリの悪魔の囁きがメメスを更に貶めるのだった。
「き、き、キェーーーッ!!」
ゲロゲロゲロ
「キャー!!メメスが戻した!!」
「早く洗浄を掛けて!!」
「換気も早くして!!」
「あの子美人でスタイルもバツグンなのになんかねぇ」
「残念臭がキツイよね勿体無い」
後ろの席からボソリとメメスの評価が聞こえて来る。
「ねぇねぇお姉ちゃんあの人狂犬のメメスさんだよね。なんかメンタル弱いよね」
ヒマリはやれやれムーブで首を横に振った。
「だなタニラにもっと鍛えて貰おう今度は割り箸でダンジョン攻略だな決まりだ」
「割り箸なら持たなくてもいくない?」
「ハハハ、気分だよ美海君気分」
「そうかなぁ」
「月が綺麗ね……」
潜水艦の側面全面の窓から見える月はとても綺麗だった。
「あら、やだ瑞穂ったら後で擬似ンポで行かせてあげるわ」
「ちげーよ!マジの月だよ地上で見るより綺麗でしょうが!」
「あら、本当ね……こっから見えるから飛べるかな?ロロどうなの?」
「ほ~い、魔力は無限だけど出力が少し足りないかな二人……三人で行けると思います。多分」
「だってさ当然行くっしょ」
「もっちのロンロンだべさ」
亜希子と裕子はまた始まったと思っている巻き込むなよ!とも思っている。
「聞いていたでしょササラ館内放送でコース変更を伝えて上げて」ら
片手でオッケーサインを出すササラが可愛いぞ!
ピンポ~ン!
「オーリ観光遊覧船をご利用いただきありがとうございます。
この後宇宙ステーション訪問後当遊覧船は急遽月に向かって転送致しますその後
は月面着陸、周辺の探索観光に移りますのでご期待下さい」
うひょーー!!
月面着陸だってよ!すげーぞ!
私月に行くの初めてだわ!
訓練も無しに半袖短パンで行けるのかよ近所のコンビニ並みだな!
「しつも~ん!」
「はいどうぞ」
ササラがロロのサポートを受けて質問に答える。
「空気も無く宇宙線もヤバいのにどうするのでしょうか?」
「其れでしたらこのローブを羽織りフードを被れば平気ですわ!」
「……」
「異世界のマジックパワーですわ!」
「そっか、そうだよねこれで一安心だわ」
海外の方は陽気でした。
「宇宙ステーション目視確認!追尾して並走します」
「ラジャ!」
「うひゃー!!前に出たらぶつかるー!」
「ぎゃーー!正面衝突だーー!!」
「ひぃー!吐きそう!!」
「メメス我慢して!」
「皆さん安心して下さい!彼女達の操縦技術は世界最高峰です。
コレをご覧下さい!
以前太平洋艦隊の凄腕パイロットウンコのジョニーを敗北に追い込んだテクニックをどうぞ!」
「ジョニーの戦闘機の前にアクセルターンの如くノーズツウノーズでバック飛行するアマリリスの戦闘機です!」
「なあ、戦闘機っていつからバック飛行が出来るようになったんだ?」
「知るか!俺も動画配信を見たけど
マジもんだったのか?」
「俺も不思議で大学の教授の処に行ったけど教授がいきなり新人の助手に抱きつき腰を振り出したのでスタンガンで鎮圧したけど教授逮捕されちゃったんだ」
「お前ヤバいとこ行ってたんだな」
「皆んなもそうだろう気にすんなよ!」
宇宙ステーション正面一メートルでピッタリの間隔で並走している潜水艦。
「きゃーー!!ボブママよ!分かる!ママは貴方を応援しているわ!
私の息子は宇宙ステーションのキャプテンなのよ!」
当のボブキャプテンは死を受け入れていた顔をしていた。
宇宙ステーションを前後左右舐め尽くすように纏わりついて最後の挨拶だ。
「ボブ私達は先に月まで行って来るわ
貴方達も頑張ってね」
ボブの母親や乗客達が宇宙ステーションに向かって一生懸命手を振っている。
「地上管制室、潜水艦はコレから月に行くそうだ」
「配信で確認した。キャプテンはママって呼んでるのだな……ぷっ」
「テメェいい加減にしろよ!帰ったらブチのめす!」
「ママ~ボブが虐める~!」
「貴様!爺ィ!」
「キャプテン止めて下さい全て配信されてます!」
「えっ?」
「全世界の人が見ています」
「ぐぬぬぬ」
大いに盛り上がっている潜水艦内。
「皆様月に向いますわよ!」
「「「おーー!!」」」
皆んなノリがいい奴ばかりですボブママも大張り切りだ。
ハリボテの操縦席に座っている三人が互いに手を繋いだ。
「「「月までGO!!」」」
潜水艦はその場から消えた。
「メメスお姉ちゃんどうしたの?顔色が悪いよ!」
「メメス?大丈夫かい」
トトリも心配そうだ。
「そ、そ、空を飛んでいる……」
「えっ?今更それ、空を通り越して宇宙空間に入ってるのに?」
「ほ~れメメス下を見てご覧、青い星が見えるよね異世界のガイアだよ。あそこ!オーリ王国が見えるでしょう」
ヒマリの悪魔の囁きがメメスを更に貶めるのだった。
「き、き、キェーーーッ!!」
ゲロゲロゲロ
「キャー!!メメスが戻した!!」
「早く洗浄を掛けて!!」
「換気も早くして!!」
「あの子美人でスタイルもバツグンなのになんかねぇ」
「残念臭がキツイよね勿体無い」
後ろの席からボソリとメメスの評価が聞こえて来る。
「ねぇねぇお姉ちゃんあの人狂犬のメメスさんだよね。なんかメンタル弱いよね」
ヒマリはやれやれムーブで首を横に振った。
「だなタニラにもっと鍛えて貰おう今度は割り箸でダンジョン攻略だな決まりだ」
「割り箸なら持たなくてもいくない?」
「ハハハ、気分だよ美海君気分」
「そうかなぁ」
「月が綺麗ね……」
潜水艦の側面全面の窓から見える月はとても綺麗だった。
「あら、やだ瑞穂ったら後で擬似ンポで行かせてあげるわ」
「ちげーよ!マジの月だよ地上で見るより綺麗でしょうが!」
「あら、本当ね……こっから見えるから飛べるかな?ロロどうなの?」
「ほ~い、魔力は無限だけど出力が少し足りないかな二人……三人で行けると思います。多分」
「だってさ当然行くっしょ」
「もっちのロンロンだべさ」
亜希子と裕子はまた始まったと思っている巻き込むなよ!とも思っている。
「聞いていたでしょササラ館内放送でコース変更を伝えて上げて」ら
片手でオッケーサインを出すササラが可愛いぞ!
ピンポ~ン!
「オーリ観光遊覧船をご利用いただきありがとうございます。
この後宇宙ステーション訪問後当遊覧船は急遽月に向かって転送致しますその後
は月面着陸、周辺の探索観光に移りますのでご期待下さい」
うひょーー!!
月面着陸だってよ!すげーぞ!
私月に行くの初めてだわ!
訓練も無しに半袖短パンで行けるのかよ近所のコンビニ並みだな!
「しつも~ん!」
「はいどうぞ」
ササラがロロのサポートを受けて質問に答える。
「空気も無く宇宙線もヤバいのにどうするのでしょうか?」
「其れでしたらこのローブを羽織りフードを被れば平気ですわ!」
「……」
「異世界のマジックパワーですわ!」
「そっか、そうだよねこれで一安心だわ」
海外の方は陽気でした。
「宇宙ステーション目視確認!追尾して並走します」
「ラジャ!」
「うひゃー!!前に出たらぶつかるー!」
「ぎゃーー!正面衝突だーー!!」
「ひぃー!吐きそう!!」
「メメス我慢して!」
「皆さん安心して下さい!彼女達の操縦技術は世界最高峰です。
コレをご覧下さい!
以前太平洋艦隊の凄腕パイロットウンコのジョニーを敗北に追い込んだテクニックをどうぞ!」
「ジョニーの戦闘機の前にアクセルターンの如くノーズツウノーズでバック飛行するアマリリスの戦闘機です!」
「なあ、戦闘機っていつからバック飛行が出来るようになったんだ?」
「知るか!俺も動画配信を見たけど
マジもんだったのか?」
「俺も不思議で大学の教授の処に行ったけど教授がいきなり新人の助手に抱きつき腰を振り出したのでスタンガンで鎮圧したけど教授逮捕されちゃったんだ」
「お前ヤバいとこ行ってたんだな」
「皆んなもそうだろう気にすんなよ!」
宇宙ステーション正面一メートルでピッタリの間隔で並走している潜水艦。
「きゃーー!!ボブママよ!分かる!ママは貴方を応援しているわ!
私の息子は宇宙ステーションのキャプテンなのよ!」
当のボブキャプテンは死を受け入れていた顔をしていた。
宇宙ステーションを前後左右舐め尽くすように纏わりついて最後の挨拶だ。
「ボブ私達は先に月まで行って来るわ
貴方達も頑張ってね」
ボブの母親や乗客達が宇宙ステーションに向かって一生懸命手を振っている。
「地上管制室、潜水艦はコレから月に行くそうだ」
「配信で確認した。キャプテンはママって呼んでるのだな……ぷっ」
「テメェいい加減にしろよ!帰ったらブチのめす!」
「ママ~ボブが虐める~!」
「貴様!爺ィ!」
「キャプテン止めて下さい全て配信されてます!」
「えっ?」
「全世界の人が見ています」
「ぐぬぬぬ」
大いに盛り上がっている潜水艦内。
「皆様月に向いますわよ!」
「「「おーー!!」」」
皆んなノリがいい奴ばかりですボブママも大張り切りだ。
ハリボテの操縦席に座っている三人が互いに手を繋いだ。
「「「月までGO!!」」」
潜水艦はその場から消えた。
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