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メメスひのきの棒を卒業する

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「キェッーーー!!」

ドーン!

 衝撃波と共にダッシュするメメス既に音速を越えている。

「ゴリィヤーー!!死ね!カスども!!」

 転移の如くの速さで魔物の側を駆け抜けるだけで爆散させるメメス。
以前の心優しいビビりが恋しい程の変貌が恐ろしくもある。

「良しコノ階も終了サーチ!」

 目を瞑り人差し指と中指を顔の前に立てて魔力を広げて印を組む、魔石やアイテムを感知して収納するとコノ階攻略済みとなり次に進めるのだ。

「ふう!やっと後半後残り六階まで来たよでイキナリ現れたのがサイクロプスかい!」

 一つ目巨人の背は軽く十メートルを越えているパワーファイターだ。

 メメスはまるで瞬間移動のようにサイクロプスの可愛い瞳の前に現れる。
それに驚き目をパチクリさせるモンスターのサイクロプス右手のひのき棒をそのままに左手を引き魔力を集めて一息に

「せいっ!」

ドゴッン!!

 サイクロプスの目玉は頭の後ろを吹き飛ばしダンジョンの壁にぶち当たり大きなシミになり下がった。

オラオラ!まだじゃい!
こんちくしょうーー!!

メメスの快進撃が始まった。

「ふん!クソ蜥蜴がいい気になるなよ お前なんかただの食材じゃ!
私のウンコになる運命じゃ!!
死ねー!!」

 二十メートルのラスボスドラゴン相手にイキリ散らすメメス。

 彼女の姿がブレるとドラゴンの首の下に現れ魔力の籠ったひのきの棒を左腰に引き一気に振り払う!

グッゲッ?!

 小型トラック程のドラゴンの首がズレ落ちる間に収納をすませる。
どこぞの蜘蛛男のようにカッコ付けて着地するメメスしたり顔のドヤ顔だ。

「おー!素晴らしいメメス良くやりましたコレでクラブひのきの棒の活動をしっかりと理解してくれたと思います。
最後に最新式のダンジョン攻略を伝授します。行きますよ」

「最新って?」

 新たな野良ダンジョンに入るとタニラさんとマキナさんが説明してくれる。

「良いですか、魔力を更に薄く薄くダンジョン全体を覆うように伸ばして行きます頑張れば百階以上はいけると思います」

「メメスここは何層のダンジョンですか?」

 メメスは目を瞑り人差し指と中指を立て顔の前で印を組む。

「う~ん五十階です」

「正解!」

「それじゃモンスターの魔石や宝箱を意識して固定してやるのそして収納するのよ」

「へ?」

「やってみ」

「はい!う~んう~ん……出来た!!」

「おめでとうメメス!」

 タニラとマキナは拍手してメメスの肩を二人してバシバシたたきつける笑顔なので文句も言えないメメス。

「コレでメメスは卒業です」

「えっ?まだ一週間経って無いですけど」

「良いの良いのビビりの貴方を鍛えるのが目的だから卒業よストレスが溜まったらいつでも来なさい」

「はい!ありがとうございます!
タニラ先生!マキナ先生!」

涙ぐむ三人がお互いを抱きしめる。

「先生、他の皆んなは?」

「ああ、全員昨日に卒業したわ」

「へ?」

メメスから表情が消えた。

ロロに教えて貰った野良ダンジョン。

「キェッーー!!ぶっ殺してやるーー!!」

奇声を上げて脱兎の如くダンジョンに走り込むメメスがいた。



 テーブルに胸を乗せて伏せているメメス何だか目付きが怖い。

「メメス!クラブひのきの棒卒業おめでとう!さっきマキナ先生から聞いたよ
凄いよね卒業後すぐにダンジョン一つ攻略したんだってね」

 目付きが怖いメメスに明るく振る舞うトトリ達原因は分かっている自分達が一日早く卒業してそれを伝えていなかったからだ。

 だって仕方が無いよ嬉しくて直ぐにレンタルしたんだからすんごいえがった~!ラーチ達も処女の癖して朝までイカされまくって白眼を剥いたらしいわ
「私洋一さんで良かったわ幸せ!」
なんてほざいていた。

 多分写真を撮られたはず洋一さんのコレクションらしいのよね。

だから話題をかえる。

「メメスこれでやっと洋一さんとヤレるわ待ちどうしくて濡れてるんじゃない!」

「そんな事ないよトトリ」

 赤ら顔でモジョモジョし出したメメスはチョロさんだとモーリアも思った。

「ほれ、ご飯食べよう食べないと途中でお腹が空くよ一日中ヤリまくるんでしょう体力付けなきゃね。
この間三徹でやるって言ってたよね」

「えー三徹なんて無理だよ私が持たない
でも洋一さんに抱きしめられるだけで幸せよ」

「え、洋一さんのチン◯いらないの?」

 昨日まで処女だったヒルナの純粋な故の疑問だった。

「セックスするんだものチ◯ポ入れてくれなきゃ私泣くよ!」

 露骨に欲望に忠実なのも考え物だと皆が思った。

メメスの部屋

 妹オスリーはエリスちゃんの所で一緒に寝るそうだエリスちゃんは三歳上のマリアお姉ちゃんと一緒の部屋なのだ。

 オスリーとエリスちゃんはキャッキャッ言いながら嬉しそうに部屋から出て行った姉として微笑ましいところだ。

洋一さん!
メメス!

 二人はマッパで向かい合って立っているメメスの太腿には上から滴り落ちてくる雫で濡れていた。
洋一も分からせ棒がいきり立っている。

「メメスこの間は君の初めてをレイプ紛いに奪って済まなかった」

素直に頭を下げる洋一だった。

「その謝罪は前回のHの時に受けていますだからもう謝らないで下さい」

「分かったでもメメスが悪いんだぞ」

「えっ?なんで?」

「メメスが綺麗で可愛くて華奢な身体なのにオッパイが大きくてそれにま◯こを
ベチャベチャに濡らしてたのが悪い!
僕には耐えられなかったんだ」

洋一さん!
メメス!

 舌を絡ませながらベッドに倒れ込む二人始まりの合図だ。

「メメスの乳首沈んでいるね」

「イヤ!見ないで気にしているんだから」

 僕なら大丈夫さサルベージは得意なんだとメメスのデカパイを中央に寄せて二つの乳首を口に含んだ。

チューチューレロレロ
チューチューレロレロ

ポポン!

「メメス引き上げ完了だよ」

チュルチュルチュル

「あっ、あっ、洋一さんダメー!行く!」

「メメス気持ちよかったかい?」

 黙って頷く彼女の股に顔を埋めて
ジュルルジュルルペロペロとしながら
両手で敏感になっている突起を刺激してやると、すぐに……

「行く行く行くーー!!」

メメスは海老反りながら体を震わせた。

「おっと危ない!」

 僕はレインコートを発動させた。
レインコートは魔力の膜を体に張ると水を弾くのだ。
危うく頭から潮を被るところだった。

「そうだメメス君は悪役令嬢物語を読んで興奮したんだろう?なら悪役令嬢の行為をやってみようじゃないか!」

 えっ?私覚えている全て覚えているそれを洋一さんと……駄目考えただけで失神しそう。

「洋一さん!」

メメスは飛び込んだ。

 軽く返り討ちにされたメメスは白眼を剥いている。

「珊瑚ちゃんコレはいいわ今日から僕のレパートリーに入れておこう」

 この日から簡単に返り討ちに合う人が増えたとか増えなかったとか。



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