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格ゲーのヒマリ

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「瑞穂さんアレどうやったのですか?まさか本物を口の中に……」

「うんな訳あるか!誰が出来る?
顔の前に結界を張ってその上にさっきの画像を貼り付けただけだよ」

「うへー咄嗟に出来るなんて凄いですね」

「いや~それ程でもないよ~」

 嬉しそうな瑞穂クネクネしだした。
やはりチョロいのだろうか?

「ヒマリさん起こしますか?」

「イヤこのままでいい……うひぃ!
ヒマリは疲れているから寝かせてあげよう授業中でも寝ているのが分からない様に瞼に目を書いてあげよう」

「私のマッキー十二色で美人にして
あ、げ、る」

「瑞穂さん私珊瑚先生から漫画家セット貰っていますから描きましょうか?」

「お、珊瑚ちゃんの手伝いをしているんだじゃかなこに任せる。
私はコイツのオデコに悪を書いてあげるきっと喜ぶはずよ」

「見つかったら怒りません?」

「大丈夫だよ三日間は自分には見えない様にするからぐひひひ」

「おー!かなこ上手だね瞳がキラッキラッで輝いているラメ入りだね」

「瑞穂さんオデコの悪の字に赤の影をつけると目立ちますよね」

「でしょう、コイツ目立つの好きだから喜ぶと思うよ」

 メメスは作業をジッと見ていたが何をしているのか訳が分からなかった瑞穂の瞼にもお星様の様な瞳があったし流行っているのかと思った。

「おー!出来た出来た早速ヒマリ右パンチ左キックおーいいぞ必殺跳び膝蹴り!
いいねいいね!」

「瑞穂さん格闘ゲームみたいです!
やっぱりコントローラーが欲しいですね」

「だよねー作ろっか!」


「ギャハハハこりゃいいわ!
ヒマリ回し蹴りだ!」

「パンツ見えちゃいません?」

「え?いいのいいの私じゃないしコイツいつもの縞パンでしょう。
かまへんかまへん」

 何コレ面白そう私もやりたいとメメスは考えていた。

「それにしてもヒマリさん起きませんね」

「ああ、追加でスリープ掛けたから今日いっぱい遊べるよ」



「ほら、ヒマリいっち、にぃ、いっち、にぃ大きく手を振って足を高くあげて
修練場に行くよ!」



「先生今日の模擬戦はこの子がメインでいきます!」

 編入試験を見てくれたブソン先生は暫く休むそうだ理由は不明との事だった。
担任の先生は生気の無いヒマリを見て明らかにビビっていた。
目付き悪いからねこの子は……

「メメスヒマリに木剣持たせて頂戴」

はい!適当に選んだ木剣をヒマリの右手に握らせた。

「かなこメメスヒマリから離れてよ」

 瑞穂はコントローラー操りヒマリの右手を上下させた。

「えぃ!えぃ!えぃ!?ヤバこんなので斬撃が飛んだわ!」

ズズズドシーン!
ズズズドシーン!
ズズズドシーン!

「ヒマリ恐ろしい子ね」

担任の先生は青い顔であわてていた。

「あ~あ、学園創立記念樹一年目、二年目三年目の大木が倒木してしまった!
マジか私の責任になるのか?」

「駄目ねメメスヒマリから木剣を取り上げて対戦相手が小間切れになるわ」

 ひぃ!ビビりながらヒマリから木剣を受け取るこんなので斬撃が飛ぶなんて
試しに人のいない所に向けて木剣を振ってみた。

ヒュン!
ズズズドシーン!

あわわわー大木が切れた!

「大丈夫よメメスこう言う事は日常茶飯事たから直ぐに慣れるわ」

「かなこちゃ~ん!」

メメスはかなこに抱きついた。

かなこちゃんオッパイ大きいね何だか安心するわ

いい子いい子とかなこに頭を撫ぜられてメメスは嬉しかった。

「先生準備が出来ました始めましょう」

「ああ、そうですね彼女とやりたい人は前に出て下さい」

「おおー!俺がぶち込んでやるぜ!見た目だけは最高だからな」

「ば~か俺が躾けてやるよ俺のデカチン無しじゃ生きられない様にしてやる」

「ふふふ、全く下級貴族のゴミがゴミらしく土の中に埋めてあげましょうか?
ふふふ、高貴な僕がヒマリを妾達の末端に加えてあげよう僕の子を産む名誉を与えよう」

「皆好き勝手な事ばかり言っているけど股間を膨らませながら言うセリフじゃないよね」

「あら本当だ」

「よーし一番目は私だ!」

「私もやりたいです!」

「瑞穂さん私もしたい。です」

「分かったかなこの次メメスね」

珍しく担任の先生は真剣な顔をしている。

「両者前にいいかね殺しは駄目だ!相手の降参か戦闘不能と私が判断した時点で勝敗が決まる」

「では離れて……始め!」

 最初にぶち込む宣言をしたエロ猿が駆け出した。

 ドタドタドタドタドタと走ってくるが中々に遅いギチギチに勃起しているから動き辛いのだろう先っぽ濡れているし。

グァハハハ一発叩き込んで押し倒しあっちこっちまさぐってやる!
服の中にも手を入れてやる!
そしてチューしてやるんだ!

 目を血張らせて妄想による歪んだ顔
直視すればキモさ倍増だ。

 しかし対戦相手はヒマリだがソレを操作するのが瑞穂なのだ彼女はヒマリの後ろに位置取って居るから前が良く見えないだから……

「喰らえヒマリー!!」

 上段からヒマリの脳天に向かって振り下ろされた木剣。

 ふん、と鼻を鳴らす瑞穂の口角が上がった。

「真剣白刃取り」

パッシン!

ゴン!

「あーーあ!瑞穂さーん!」

「エヘッ失敗しちゃた。ペロ!」

 ペコちゃんの様に舌を出し誤魔化そうとする瑞穂何故か可愛い。

「私は痛く無いけど不味いわね
ヒマリ前蹴り!」

ドン!

「ぴぎゃーーー!!」

 エロ猿君は数十メートル飛ばされ背中から着地をしてその勢いのまま高速後転で倒木した大木に当たりやっと止まった。

「ひゃー!瑞穂さん直視出来ない惨状です手脚や首も曲がっちゃいけない方向に向いています」

「相変わらずの馬鹿力ね馬鹿だからしょうがないけど……それヒール」

「あ!凄い一瞬で治った!
流石今代の聖女様!」

「えっ!瑞穂さんって聖女様なんですか!」

「見たまんま聖女様でしょう」

確かに話さなければ……

 ジロリ瑞穂に睨まれると恐怖に震え上がるメメス

極悪魔王様に近いよとメメスは思った。


「」
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