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金ピカ成金糞野郎

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「チクショーー!!
俺の城を粉々にしやがってぶっ殺してやる!出で来いやーっ!!」

 ゼクスは激怒してるやっとの事この国の頂点になって全て自分の思い通りになった途端にこのあり様だブチ切れるのも当たり前の事だ。

「あーあ、金ピカ成金糞野郎が地団駄踏んで悔しがっているうける~!」

 ケラケラ笑う女子高生達、君達が一番の最強ですよと洋一は思った。

「で、アレ誰?ロロ分かる」

「アレは皇帝ザクスですね異界の勇者と出ています」

「はっ?勇者……勇者って力と権力に溺れた人類最大のクズじゃない更に女の敵!
趣味は彼氏持ちを寝取り彼氏を奴隷以下に扱いボロ雑巾の様に捨てて優越感に浸る頭の悪い悪趣味持ちね。
簡単に股を開く女も女だけど」

「辛辣、ここ数年の勇者像だけど年々酷くなるよねまあザマァがとてもスッキリして気持ちいいからアリだと思うよ」

「でしょうやっぱり勇者はクズだよ」

「だよね~キャハハハ!」

JK最強!JK怖い!

 コンタクトを取りますとロロがドローンを近づけるそして何故かロンさんに話せと目配せをする。
一瞬驚くロンさんだったが腹を決めたようだ。

「へローへロー聞こえるかい勇者君!
私は君達によって異世界から誘拐された者だよ、何故召喚した?」

 直ぐにでもぶち殺してやりたい衝動に駆られるがロンは至って冷静だ。

「なっ!何処に居る!姿を見せろ!卑怯者めが!」

「済まんな結構遠い所から話しているんでな勘弁してくれ」

「クソッが……」

「おいおい、言葉使いが汚いぞもしかして心も汚いのかな?」

「おーロンさん煽る煽る楽しそう!」

ニッコニッコのヒマリさんだ。

「で、お前さんの負けだ答えろ十秒以内で速やかにな」

ぐっ……

「ロンさん直ぐにも撃てます」

「おーけー撃っちゃって」

ズドォーーン!

ヒュルヒュルルルル

「なっ!」

ドッゴゥーーーン!!

「目標直撃です!」

「凄いな十キロ先の人間に当てるなんて
まさしく神業だよ」

ゴッホン!

 一人のJKが大きな胸を揺らし腰に手をやり自慢げにウインクして来た。

「あ、あざーす!」

 ロンは頭を軽く下げた。
彼女が誘導してくれたのだろう。

 今のウインクは危険だ僕は完全に行かされていたはず自信がある。
成程彼女達には指輪が必需品なのだと理解した一瞬だった。

「目標の生存を確認!」

「えー!凄いね」

「あららお腹がガッツリ凹んでいるわ」

「ヘルムが飛んで鼻と口から血が出てるよ
手足を伸ばして大の字で受けるなんてよっぽど防御に自信があったのね」

「あ、それね砲弾を誘導しているのに逃げられたら恥ずいから固定して置いた」

「えー勇者でしょう?」

「クズの方の勇者ね」

「そんなに非力でいいの?」

「さあ、良いんじゃね、一般より強いぐらいが丁度いいんでしょ!」

「おーい、ザクス君大丈夫かい?なんならもう一発行くけど」

「……待て……分かった……」

 クソッなんだこの力身動き出来ない!
あんなのもう一発受けたら確実に死んでしまうクソッ!

「?!ザクス魔力を練っています広範囲高出力の魔法を撃つようです」

ロロの警告が入った。

「あら、まあ……」

ブチン!

「ウギャーー!!」

 ザクスの右腕が毟り取られたように地面に落ちた。腕の付け根から血が噴き出しているがやがて止まった。

「おお、少しの再生も出来るじゃない
流石勇者ね」

「え、ヒマリが腕を捥ぎ取ったの?」

「ええ、なんかやらかしそうだったので」

「無駄な抵抗は止めろダルマになるぞ
分かるよなダルマって」

「ぐぬぬぬって言ってますから分かっていると思います」

おお流石ロロ何でも有りだ!

「そろそろ現地に行ってみますロンさん」

そうですねとヒマリに答える。

「それじゃ私はひなこさんの様子を見て来ないといけないのでこのへんでドロンしますニンニン!」

どこの昭和のオヤジだ!
皆の細まった目で睨まれた。

「ひなこさんは私の横で白眼を剥いてますよ」

「なんと!この腐れ童貞が」

「ど、ど童貞ちゃうもん!」

「ヒマリも行くのよ!」

「へーい」

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