魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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双子のオーガ姫

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 駆逐艦に戻り情報を擦り合わせる。
ドローンによる村や街などの詳細、周辺のマップ制作、幾つか仕掛けた盗聴器の解析など全てを持ち寄り我々の状況を把握する。

「盗聴器はどうだ?」

「はい、ロンさん面白い話が聞けました音声を流します」

ピッ……異界人がこの村に現れるとは面倒な事になった。

でも長よ明日騎士団様に引き渡せば厄介者達は居なくなるのだろう?

ああ、大人しく隷属の首輪さえ付ければな、しかし黙って付けさせないだろ奴らの力も判らない。

糞!騎士団の奴等め!

メノよどうした?

長!メノの嫁と娘が街の衛兵に連れ去られたんだ!騎士達の相手をさせる為に。

なんと!メノよ済まないわしが不甲斐ないばかりで……

「うわー酷いですね思った通りの世界だわ人権も糞もありませんね」

水兵の一人が声を上げる周りの皆もそうだと頷く。

メノよ今日は休め、誰か付き添ってくれないか?

おう、俺が行くぜ!

メノを頼む。


長よ結構の数のおなご衆が連れ去られているそのまま帝都に連れて行くのか途中で飽きて捨てるのか或いは殺すか。
聞いた話では騎士団に連れ去られた者は誰も帰って来ないと言うぞ!

口封じだろう……盗賊と同じじゃ!

ピッ……

「なんか、転移召喚物のラノベやアニメとおんなじですね」

「そうなのか?読まんし見ないから分からんが……」

 あ、それと聞いた話ですがとチンが手を挙げる。

「南の山を越えるとローベル王国と言う大国があるそうです。そこには銀髪の双子のオーガ姫と言う化け物が居るそうですそのオーガ姫が国中や近隣諸国で人を殺し回って居ると言ってました」

「チンなんだ?双子のオーガ姫?」

「はい、背丈は約五メートル手足が丸太の如く、王女らしいのですが胸板は岩より硬く腰に布を巻いているだけだと申していました。大変目付きが悪いとも
ある日隣国が十万の兵で侵攻したのですがその双子に蹂躙され全滅し血の池が出来たそうです」

「マジなのか?」

「ロンさんローベル王国って聞いた事ありませんか?」

「ローベルって……まさか!」

「そうです地球に来た異世界人ですよ我が国最新鋭の潜水艦を三歳児の女の子三人にオモチャされたアイツらですよ!」

「あー僕あの子達のぬいぐるみ持ってますよ不沈の悪魔達って祀るだけで船は沈ま無いっと噂ですからね」

「俺はLove &Loveの有料会員になっているぞ!ロンさんコレですよ写真付き名簿があります」

「本当に絶世の美女ばかりだな……男が
一人か殺してやりたい……」

「そうでしょう!俺も思いますよ多分世界中の男達がそう考えてると思いますよ」

「でローベルの第三王女がこの人です」

「おっ!めっちゃタイプ!」

「でこの人です」

「双子じゃ無いのかそっくりだな目付きが悪いけど……あっ!双子のオーガ姫か!」

「流石ロンさん気づきました異世界人の力は確認済みですからね」

「此処は異世界人達の世界なのか……
俺達は地球に帰れるのか?」

「可能が高いと思います」

「だとしたらこの世界の人間は皆あ奴ら見たいな力を持っているのか?」

 「どうでしょうね村人達の作業を見てましたが我々と然程変わらないようでした騎士団がどうかですよね」

「騎士団次第か」



「なあチンよ」

「何だポウ?」

「だとしたら山の向こうにはエルフさんの国とかダークエルフさんの国とか獣人さんの国とかあるんだろ!」

「名簿を見る限りそうだろうな」

「良し!僕はチンに着いて行くぞ!エルフのお姉さんとお友達になる!!」

「えっ?」


「まずは騎士団だな我々が召喚された事を知っている事はザクス帝国が絡んでいるのだろう」

「隷属の首輪と言ってましたよね」

「傀儡として何処かに兵力として投入か
その為の魔法でのパワーアップだな」

 隷属されて仲間同士の戦闘だけは絶対ダメだロンが硬く心に決める。

「全員!隷属の首輪だけは断固阻止だ
殺害も問わない!」

「はっ!」

「ロンさん手段も問わないですよね?」

 マンが嫌らしく笑う。

「ああ、問わない場合によってはザクスと戦闘もあり得るまずは命大事で行く」

「マン何する気だ?」

「コウか?睡眠ガスで無力化するのさ
最悪毒ガスも視野に入れている」


「艦砲射撃も準備しておくように」

「はっ!」


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