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異世界人との接触
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我々は複合型ゴムボートRHIBに乗り込み非常にゆっくりと静かに岸に向かっている。
「ロンさん水が凄くキレイですね工業や生活排水も少ないんでしょうね」
ボート先端に座るチンともう一人のポウは防御魔法が使える我々の貴重な盾になる何が起きるかわからない異世界だ我々の常識で行動すれば直ぐにでも全滅しかねない。
「チン気をつけれよここは異世界だ何がいるのか分からない」
「ありがとうマン……階級はもう要らないですよねロンさん」
「そうだな私達を縛るのは何も存在しない」
「着きます」
ゆっくりと小さな漁港に入るやはり人が集まっている。
「ふ~う」
「どうしました?」
「ああ、剣と革鎧をみて少し安堵した」
「ですよねでも油断は」
「分かっているよコウありがとう全員気付かれないよう戦闘準備」
「了解!」
「ロンさん言葉は通じるのでしょうか?」
「あ!えーいヤケだ!へローへロー
私達あっちから来ました。
ここは初めてです色々と教えて下さい」
「おお、そうかい遠くから良く来てくれた変わった格好に変わった船だ」
「お、通じたぞ異世界あるあるだな」
返事をくれたのは長らしき人だ服装も周りの人より良さそうだ。
「私達はここからずぅーと遠い国から偶然ココにだどり着きました」
「そうかい、そうかいまあゆっくり休んでくだされ」
「ありがとうございます」
「ロンさん一人走って行きました」
「報告だろう気にする事は無い全員上陸」
「「「了解!」」」
☆
「ロン殿この酒は飲み易くて美味い」
「まだまだ有りますのでドンドン飲んでください」
早速友好の印としてささやかな飲み会を始めた。
「へーここはザクス帝国なんですかでこの大きな湖はワージン湖って言うんですね」
「ああ、昔から大小様々な国があったのだが今の皇帝ザクス様が全てを統一したのじゃよザクス様のお陰で多少は暮らし易くなったわ。!!悪い今の話は忘れてくれ頼む!」
「分かりましたよ長他言無用ですね」
「ああ、助かる」
帝国の力がどの程度の物なのか全く判らないが少し様子見だな。
「そうかチンはこの世界を見て回るのか
楽しそうだな」
「うん、多分楽しいはず?」
二人はビールを飲み交わしながら話し込んだ。
「ワージン湖の向こう側には何があるか知らないのかそれ程の大きな湖なんだ」
「あっ!それとあの南の山は超えたらイカン死ねぞ!」
「えっ!どうしてですか?」
「山の向こうにはローベルと言う大国があるんだが」
ふむふむ、と相槌を打つチンより深く語って貰おうとヨイショする。
「あそこには化け物が居るのさ双子のオーガ姫が居るんだ」
「オーガの国なのか?」
「イヤ人の国だオーガ姫は身の丈五メートル近くあり手足など後ろの大木より太いんだ胸板だって岩より硬いし力なんて大木を簡単に引き抜きそれで人々を薙ぎ払い叩き潰して回るんだそれに気が付いたら直ぐ後ろにいるほどの素早さだ」
「すげ~な姫ならその国の王女様だろドレスなんか着ていないのか王様もオーガなのか?」
「イヤ聞いた話では他の王族はそれはそれは美男、美女なんだけどその双子だけは王妃様から産まれた事は確からしいんだ多分呪われているな」
「へー」
「髪の毛だけはキレイな銀髪だけと目付きが非常に悪く睨まれただけで女子供が死んでいくらしいんだ耳が尖りドラゴンのような歯並びをしているその口で人を喰い千切り食べるのさ服なんて着ていない腰に布を巻いているだけだ」
「へー王女なのにか本当化け物だな」
「その双子は国中イヤ近隣の国の人達まで殺し回っていてある日隣国の王が人々を救おうと十万の兵を連れ救出にむかったが双子のオーガによって蹂躙され全滅させられたんだ。その時の血が窪地に溜まり血の池になったそうだ。その後ムカついたオーガは王の城に行き皆殺しにして城を叩き潰して来たそうだ」
「それでローベルの王族達は無事なのか
皆殺されたか?」
「イヤ家族だけには優しいらしい」
「何だそりゃ!」
「だよな俺も信じられないだがローベルに行った人間は誰一人も帰ってこない。
俺の弟夫婦もあの国に行って居るんだ」
涙ながらに話していたが男の声はやがて嗚咽にかわった。
「分かったよ僕が見てくる」
「……ありがとう……」
「明日は皆んなで街に行こうそこに行けば色々な手続きや手配もしてくれるから
安心だ。今日はここに泊まるといい」
「気遣いありがとう。一回船に戻ってまた朝に来るよ」
「そうか待っているぞ」
「ロンさん水が凄くキレイですね工業や生活排水も少ないんでしょうね」
ボート先端に座るチンともう一人のポウは防御魔法が使える我々の貴重な盾になる何が起きるかわからない異世界だ我々の常識で行動すれば直ぐにでも全滅しかねない。
「チン気をつけれよここは異世界だ何がいるのか分からない」
「ありがとうマン……階級はもう要らないですよねロンさん」
「そうだな私達を縛るのは何も存在しない」
「着きます」
ゆっくりと小さな漁港に入るやはり人が集まっている。
「ふ~う」
「どうしました?」
「ああ、剣と革鎧をみて少し安堵した」
「ですよねでも油断は」
「分かっているよコウありがとう全員気付かれないよう戦闘準備」
「了解!」
「ロンさん言葉は通じるのでしょうか?」
「あ!えーいヤケだ!へローへロー
私達あっちから来ました。
ここは初めてです色々と教えて下さい」
「おお、そうかい遠くから良く来てくれた変わった格好に変わった船だ」
「お、通じたぞ異世界あるあるだな」
返事をくれたのは長らしき人だ服装も周りの人より良さそうだ。
「私達はここからずぅーと遠い国から偶然ココにだどり着きました」
「そうかい、そうかいまあゆっくり休んでくだされ」
「ありがとうございます」
「ロンさん一人走って行きました」
「報告だろう気にする事は無い全員上陸」
「「「了解!」」」
☆
「ロン殿この酒は飲み易くて美味い」
「まだまだ有りますのでドンドン飲んでください」
早速友好の印としてささやかな飲み会を始めた。
「へーここはザクス帝国なんですかでこの大きな湖はワージン湖って言うんですね」
「ああ、昔から大小様々な国があったのだが今の皇帝ザクス様が全てを統一したのじゃよザクス様のお陰で多少は暮らし易くなったわ。!!悪い今の話は忘れてくれ頼む!」
「分かりましたよ長他言無用ですね」
「ああ、助かる」
帝国の力がどの程度の物なのか全く判らないが少し様子見だな。
「そうかチンはこの世界を見て回るのか
楽しそうだな」
「うん、多分楽しいはず?」
二人はビールを飲み交わしながら話し込んだ。
「ワージン湖の向こう側には何があるか知らないのかそれ程の大きな湖なんだ」
「あっ!それとあの南の山は超えたらイカン死ねぞ!」
「えっ!どうしてですか?」
「山の向こうにはローベルと言う大国があるんだが」
ふむふむ、と相槌を打つチンより深く語って貰おうとヨイショする。
「あそこには化け物が居るのさ双子のオーガ姫が居るんだ」
「オーガの国なのか?」
「イヤ人の国だオーガ姫は身の丈五メートル近くあり手足など後ろの大木より太いんだ胸板だって岩より硬いし力なんて大木を簡単に引き抜きそれで人々を薙ぎ払い叩き潰して回るんだそれに気が付いたら直ぐ後ろにいるほどの素早さだ」
「すげ~な姫ならその国の王女様だろドレスなんか着ていないのか王様もオーガなのか?」
「イヤ聞いた話では他の王族はそれはそれは美男、美女なんだけどその双子だけは王妃様から産まれた事は確からしいんだ多分呪われているな」
「へー」
「髪の毛だけはキレイな銀髪だけと目付きが非常に悪く睨まれただけで女子供が死んでいくらしいんだ耳が尖りドラゴンのような歯並びをしているその口で人を喰い千切り食べるのさ服なんて着ていない腰に布を巻いているだけだ」
「へー王女なのにか本当化け物だな」
「その双子は国中イヤ近隣の国の人達まで殺し回っていてある日隣国の王が人々を救おうと十万の兵を連れ救出にむかったが双子のオーガによって蹂躙され全滅させられたんだ。その時の血が窪地に溜まり血の池になったそうだ。その後ムカついたオーガは王の城に行き皆殺しにして城を叩き潰して来たそうだ」
「それでローベルの王族達は無事なのか
皆殺されたか?」
「イヤ家族だけには優しいらしい」
「何だそりゃ!」
「だよな俺も信じられないだがローベルに行った人間は誰一人も帰ってこない。
俺の弟夫婦もあの国に行って居るんだ」
涙ながらに話していたが男の声はやがて嗚咽にかわった。
「分かったよ僕が見てくる」
「……ありがとう……」
「明日は皆んなで街に行こうそこに行けば色々な手続きや手配もしてくれるから
安心だ。今日はここに泊まるといい」
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「そうか待っているぞ」
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