魔法使いとＪK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。ＪＫとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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ナンパの末路

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　長澤美希は居酒屋のカウンターの隅で
一人鶏串をツマミにハイボールを飲んでいた。

　「美味しい！またに、こんな所で呑むのもいいよね」

　別次元の美女が一人でいると何かと目立つようだチラチラと視線を送る仕事帰りのサラリーマンや遊びにや合コンの大学生がウザくなる。

　「お姉さんひとり？良かったら僕達と一緒に飲まない？」

　美希は左手の指輪をひらひらと見せるつける。

　ゲッ！呪いの指輪！し失礼しました
とそそくさ自分の席に帰っていく。
これで三人目だ。

　今日だけは指輪の効果は任務上解除しているが見せるだけでも効くのね。

　「指輪様々だわ」

　だから今は指輪のありがたみを実感している。

　美希は最近力をつけて来た半グレ集団を潰しに来ていた。いや、すでに潰し終えていて仕事終わりの一杯だ。

　元はといえばLove &Loveに助けを求めて来たからだ。

　「ねぇ、ねぇ君達可愛いね。僕らと
一緒に遊ぼうよ」

　「いえ、私たちは帰る途中ですので」

　「良いから良いからほんの少しでいいんだから遊ぼうぜ！」

　「辞めてください！大声上げますっ！」

　「いいから来いよ！」

　チャラいブサオ三人の中の一人が女の子の腕を掴んだ。

　「離してください！」

　「涼子大丈夫！」

　「お前も来るんだよ！」

　男がもう一人の女の子の腕を掴み引っ張って行く。

　「イヤ！辞めて！誰か助けてください！」

　『警告！直ちに手を離せ！』

　女の子の所持のスマホから大音量の声が仕出した。

　「わっ！びっくりしたスマホかよ！」

　鼻ピアスの汚い金髪が安堵する。

　「早く車に載せてやろうぜ二人とも可愛いぞ」

　「だなスマホじゃ何も出来んだろ」

　「ギャハハハハ違いねぇ！」

　「辞めてください……」

　「辞めねぇよ。お兄ちゃんのここがギシギシで辛いのよ君達しか治す事が出来ないんだコッチからお願いする助けてください、ま◯こ貸してください！」

　「ブァハハハ俺にも貸してください！」

　「良し！行くぞ！」

　バチッン！

　一瞬目の前が真っ白になった。

　「何か光った！」

　「涼子大丈夫？私まだ目が変だ那智
コレは……」

　「えっ？」

　男達が少し焦げて痙攣しながら歩道に倒れていた。

　『コレより処罰を行う』

　手を拘束されて空中に吊るされる三人
意識はまだ朦朧としてるようだ。

　『股間焼きと一日の悪夢の執行！』

　黒い炎に焼かれ暴れる男達それを茫然と見上げる涼子と那智。

　はっと気づきスマホを両手に掲げてスマホに向かって頭を下げる。

　「助けてくれてありがとうございます
ロロ閣下！」

　『無事で良かった所で指輪を持っていないのか？』

　「話は聞いていたんですがまだ決めていませんでした」

　『二人は可愛いのだから直ぐに購入する事を勧める』

　か、かわいい……

　『半径五メートル内の性欲や悪意に晒される事はない。更にコレは一回限りだが即死級の衝撃を防御してくれる。
価格も中高生なら五千円だ学校にも通知してあるのでいちいち外すことは無い
電子マネーでも現金でも今すぐに購入できるぞどうする？』

　「はい！購入します！私は電子マネーでお願いします」

　「私は現金です」

　チャリ～ン！シュパ！

　「えっお金が消えた？」

　「えっ指輪が現れた？」

　『まいどあり～』

　「ロロ体良く売り付けたよね」

　一人ごちるヒマリ。

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