魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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ひなこかなこ訓練

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 「ねえねえ、お店でピンクのゴム手が密かなブームになっているのよ」

 「ああ、ケイトがやらかしたボディタッチだよね」

 「そうそう、そう言うのが性癖のお客さん限定だけど受けがいいのよ最後に手を繋いで一枚五千円の写真を撮れば大喜びで帰って行くわ」

 始業前のだらけた教室に笑い声が響く。

 「水島!昨日は済まなかったゴメンこの通りだ」

 いきなり現れヒマリに土下座する
高城誉。

 「私に話し掛けるなって言ったよね。
それも忘れる程の鶏頭なのか?
コバエ君」

 「ひえ~踏まれからコバエにランクダウンなにがあったか知っているけど」

 イヤらしい笑顔の瑞穂と亜希子、裕子は遠慮している。

 「ぐぬぬぬ、しかし俺がやらなきゃ家が潰れる」

 「だから何で私のとこに来んのよ!」

 高城の後頭部を踏みつけるヒマリキレ気味だけど大丈夫か?

 「ぐあぁぁぁ!」

 「ミシッミシッ言ってるよあの人の頭」

 遊びに来ている日高かなこが心配そうに青沼美紅にしがみ付いている。
勿論進化済みだ。

 「凄いわ!よく見てみて足の周りに治癒の魔力を纏ってるわコレなら半永久的に苦痛を与えられる。
流石鬼畜悪魔大王様」

 「鬼畜悪魔大王様?」

 「そうネット上のヒマリの二つ名」

 「……凄い人なんだねヒマリさん」

 「ヒマリそろそろ足を退けないと頭潰れるよ」

 「あ、本当だ脳みそ少し見えてんわ」

 「ひぇー!」

 恐怖に怖気ついた美紅とかなこが涙目で二人抱き合う。

 「コバエ君大丈夫?」

 優しく手を差しのべる裕子まるで想像上の天使のようだ。

 「裕子さんありがとう……」

 裕子の手には厚手のお掃除用のゴム手が履かれていた。

 「あの……俺って汚物?」

 「う~ん、多分違うと思うかな?」

 「うわーー!!」

 おかしくなった高城は走って教室から飛び出した。その後彼の姿を見た者はいなかった。

 「まあいんじゃね。来週から夏休み始まるし」

 「そだね」

 「かなこちゃん訓練楽しい?」

 ヒマリの問いに眉間に皺を寄せる
かなこ。

 「いまガイズでお姉ちゃんと二人でカジリに追いかけ回されています。
何ですか!あのカジリ真っ白で小さくて可愛いワンコが急に大きくなって追いかけて来るんですよ!
フェンリルってなんですか!
 それに教官の美希さん言っちゃ悪いけど頭おかしいですよね!
途中で分列して十匹?頭?で蹂躙してくんですよ!
 私とお姉ちゃんなんか、何回も踏み潰され頭を噛まれ振り回されて遠くの山麓まで思い切り飛ばされるんですよ!
訓練場の山麓皆んな分かりますよね!」

 うんうんと無言で頷く一同。かなこの勢いに圧倒されていた。

 「でも、痛くもないでしょう?あの方法が魔力の馴染みも早いし身体の使い方も覚えるわ。走りは音速を超えた?」

 「はい、先程超えました」

 「じゃ卒業ね神気を混ぜてカジリに命じて見て絶対服従するから」

 「カジリ結構ビビりだよね」

 「それは、ウチらと居るからでしょう」

 「だよね」

 「はい!あ、お利口さんになった。
カジリ可愛いです」

 「そう良かったね卒業おめでとう」

 「ありがとうございます」

 二人は握手を交わすとヒマリの胸元から白い何かがかなこの胸元に滑り込ん出来た。

 「キャーー!!」

 「何コレ!何なのよ!」

 「ヒンギィーー!!」

 後ろに倒れたかなこ。ピィちゃんに行かされて白眼を剥いてピクピクしている。パンツもべチョリ濡れてる。

 「ヒマリ鬼畜だわピィちゃんを嗾けるなんてかなこちゃん初めてなんでしょう変な癖ついたらどうすんのよ」

 「嗾けてなんか無いわ!かなちゃんのオッパイが大き過ぎるからピィちゃんが飛び出したのよ!」

 その言葉に美紅が拳をにぎる。

 「あっ!美紅は決して小さくは無いからねほらずうっと寝たきりだったからだよ進化してから大きくなっているわよ」

 ヒマリは美紅の後ろに回り両脇から手を差し入れ両手で美紅を揉みしだく。

 「あっ、ヒマリ!」

 「ほら大きくなってる美紅のオッパイ揉み応えがあるよ」

 「アンタ達そろそろ先生が来るよその辺片付けて、かなこをキレイにして椅子に座らせな」

 「「「は~い」」」





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