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鷹下良平
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僕、鷹下良平は妻の夕実の事で占いの館に来ていた。
僕らは同じ歳で結婚五年目だ子供はまだいない。まあまあ円満だと僕は思っていた。二ヶ月前に家計の足しにと夕実がパートを始めた。
以前勤めていた会社で事務の子が寿退社したので元同僚から誘いが来たのだ。夕実も寿退社だろうが!
元々やっていた仕事なので周りから重宝がられていた。
僕が違和感を持ったのは会社での飲み会があってからだ。何かが引っ掛かるのだまさかなと思ったが気付かないふりをしている。
夕実はそこそこの美人だと僕は思う胸も大きくお尻も立派だ小柄でグラマーなのだが今はポッチャリ系と言った方がピンと来るだろう。
五年の専業主婦生活で蓄えられたのだ。毎日アイス二本も食べればそう成るのも納得できる。勿論アイスだけの所為ではないが細かい事は僕は知らないからだ。
最近は休日である土日にもどちらか一日出社するのが増えていった。労働時間は大丈夫なのか?そう言えば結婚指輪をしているのを見ていない尋ねると何でも急に金属アレルギーが出たそうだ痒くて辛いと言っているがネックレスやイヤリングも外せやな!と思うこの頃の僕だ。
アラサーの僕達だけど日に日に服装が派手と言うかケバくなっているのだ。
短く成るスカートに無駄に広げた胸元見ている僕が痛く感じるわ!
ある日夜遅くにご機嫌で帰っていた夕実は結構飲んでる様だ。
「私、風呂に入る……」
「酒飲んで入るとヤバいよ」
僕の意見など聞きもしない。
徐ろに服を脱ぎふらふらと風呂場に向かった。
「おーい夕実大丈夫かー?」
返事が無い……まっいいか……
僕は拾い集めた洗濯機に突っ込んで良さげなものだけを選んで洗濯機の蓋を開けた。
「ん?変な匂いがする?」
僕は人より鼻が効くそうだ自覚は無いけどな。
何だ?洗濯機のなかを漁る変な物が混じり服が駄目になったら大変だ特に懐具合が僕の服みたいにワゴンセールの処分品とは違うからね。
お、これか?夕実のパンツだ派手なもんだなぁ。そう言えば暫く夕実ともしていない僕はどっちでもいいけど。
で、そのおパンツが異臭?の原因だった。僕にはその様な趣味は無いが確認は大切だ。広げてみた。
「クセっ!コレ精子じゃん!」
僕の中で最後のピースがハマった瞬間だった。コレで全てが繋がった!
コレまでも甘々なヒントはゴロゴロあったが気にしない様にしていたのは僕自身だ。
「取り敢えず明日からだ」
風呂場から慌てる音がした。
多分寝落ちして溺れかけたのだろう
咳き込んだ後静かになったから。
☆
ここは超有名な占いの館だ何でも女子高生が占っているそうだ。
「平日だろ学校に行かないのか?」
薄暗い小部屋に巫女装束を纏った女性が二人いた。顔半分をベールで隠しているが二人ともメチャクチャ美人だ僕には分かる!真紅の瞳と金色の瞳が僕を睨み付ける。目付き悪っ!
「貴方が鷹下良平さんですね」
とても綺麗な声が僕に問いかける。
目付き悪いからもっとハスキーだと思ったが。
昨日の夜に予約入れたけどすぐに面談してくれるとの事でラッキーです。
超人気の占いの館余程の事がなければ予約さえ取れないと言う。
きっと僕の自己アピールが気に入って貰ったのだ。予約欄に自己アピールの項目がありコレまでの経緯を包み隠さず書き込んだのだ。
「はい、鷹下です僕は呪いの指輪が欲しいんです!」
鷹下良平はハッキリと言った。
僕らは同じ歳で結婚五年目だ子供はまだいない。まあまあ円満だと僕は思っていた。二ヶ月前に家計の足しにと夕実がパートを始めた。
以前勤めていた会社で事務の子が寿退社したので元同僚から誘いが来たのだ。夕実も寿退社だろうが!
元々やっていた仕事なので周りから重宝がられていた。
僕が違和感を持ったのは会社での飲み会があってからだ。何かが引っ掛かるのだまさかなと思ったが気付かないふりをしている。
夕実はそこそこの美人だと僕は思う胸も大きくお尻も立派だ小柄でグラマーなのだが今はポッチャリ系と言った方がピンと来るだろう。
五年の専業主婦生活で蓄えられたのだ。毎日アイス二本も食べればそう成るのも納得できる。勿論アイスだけの所為ではないが細かい事は僕は知らないからだ。
最近は休日である土日にもどちらか一日出社するのが増えていった。労働時間は大丈夫なのか?そう言えば結婚指輪をしているのを見ていない尋ねると何でも急に金属アレルギーが出たそうだ痒くて辛いと言っているがネックレスやイヤリングも外せやな!と思うこの頃の僕だ。
アラサーの僕達だけど日に日に服装が派手と言うかケバくなっているのだ。
短く成るスカートに無駄に広げた胸元見ている僕が痛く感じるわ!
ある日夜遅くにご機嫌で帰っていた夕実は結構飲んでる様だ。
「私、風呂に入る……」
「酒飲んで入るとヤバいよ」
僕の意見など聞きもしない。
徐ろに服を脱ぎふらふらと風呂場に向かった。
「おーい夕実大丈夫かー?」
返事が無い……まっいいか……
僕は拾い集めた洗濯機に突っ込んで良さげなものだけを選んで洗濯機の蓋を開けた。
「ん?変な匂いがする?」
僕は人より鼻が効くそうだ自覚は無いけどな。
何だ?洗濯機のなかを漁る変な物が混じり服が駄目になったら大変だ特に懐具合が僕の服みたいにワゴンセールの処分品とは違うからね。
お、これか?夕実のパンツだ派手なもんだなぁ。そう言えば暫く夕実ともしていない僕はどっちでもいいけど。
で、そのおパンツが異臭?の原因だった。僕にはその様な趣味は無いが確認は大切だ。広げてみた。
「クセっ!コレ精子じゃん!」
僕の中で最後のピースがハマった瞬間だった。コレで全てが繋がった!
コレまでも甘々なヒントはゴロゴロあったが気にしない様にしていたのは僕自身だ。
「取り敢えず明日からだ」
風呂場から慌てる音がした。
多分寝落ちして溺れかけたのだろう
咳き込んだ後静かになったから。
☆
ここは超有名な占いの館だ何でも女子高生が占っているそうだ。
「平日だろ学校に行かないのか?」
薄暗い小部屋に巫女装束を纏った女性が二人いた。顔半分をベールで隠しているが二人ともメチャクチャ美人だ僕には分かる!真紅の瞳と金色の瞳が僕を睨み付ける。目付き悪っ!
「貴方が鷹下良平さんですね」
とても綺麗な声が僕に問いかける。
目付き悪いからもっとハスキーだと思ったが。
昨日の夜に予約入れたけどすぐに面談してくれるとの事でラッキーです。
超人気の占いの館余程の事がなければ予約さえ取れないと言う。
きっと僕の自己アピールが気に入って貰ったのだ。予約欄に自己アピールの項目がありコレまでの経緯を包み隠さず書き込んだのだ。
「はい、鷹下です僕は呪いの指輪が欲しいんです!」
鷹下良平はハッキリと言った。
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