魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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太平洋艦隊で遊ぼう

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 「司令官!正体不明の潜水艦らしき物が急速に接近して来ます!」

 「らしき物だと?」

 「はい!速度が異常に速いのです最新の魚雷を軽く凌駕かしています!
今深水三百メートルで真っ直ぐにこの艦に接近してます!」

 「敵の新兵器なのか?はっ!まさか……」

 「約1分で艦と接触します!浮上を確認!映像がでます!」

 「なっなっ何ぃー!」
 
 「ホーネットです!ホーネットが海中から飛び出しましたーー!!」

 ウチの戦闘機が海の中から飛び出した…………

 「司令官!!」

 はっ!私は今……

 「悪魔です!!悪魔が来ました!!」

 「なっ……全艦に緊急指令!!」

 「全艦に告ぐ!全艦に告ぐ!
緊急事態発生!緊急事態発生!」

 「悪魔達が遊び来た!繰り返す!
悪魔達が遊びに来た!!」

 なんだって?!昨日来たばかりだろ!

 うわー!俺死にたく無いよー!

 逃げる場所無いのに……だから船に乗りたく無かったんだ!!

 神さま、助けて下さい!

 両膝を付き一心不乱に祈り出す者パニックで走り出す者テーブルの下に潜り込んで泣き出す者艦隊の士気は得体の知れぬ者に崩壊した。

 太平洋艦隊全体が阿鼻叫喚に包まれていた。

 「ホーネット本艦上空三十メートルで停止します!」

 「ホバリングか?」

 「いえ!完全停止です!」

 は??

 

 「皆んな着いたよ機体を収納して船に降りよう!」

 「あい」

 「分かったササラちゃん!ほい収納!」

 「ホーネット3機消失!悪魔三人が甲板に降り立ちました。」

 「三十メートルの高さから生身で落ちて平気なのか?」

 「三人とも笑っています!」

 

 「それじゃ駆けっこしましょう!」

 「あい」

 「やろう、ササラちゃん負けないぞ!」

 「ルールは船の後ろまで走ってつぎの船迄跳び駆けっこしてまた次の船に跳ぶこれを五周しましょう。勝った人が今日はナナちゃんと寝れる人だよ」

 「あい私負けない」

 「私も負けないわ!」

 「それじゃ横に並んで行くよ」

 よ~いドン!

 「うわー!何事だ!」

 「司令官!あの子たちのスタートダッシュの踏み込みで船首が沈み込みました」

 「へ?」

 「すぐに船尾も沈み込むと思われます」

 「へ?コレ原子力空母だよな?
はっ!全艦に伝えろ前後の揺れに備えろ!」

 うわー!!
 またかー!!
 そだねー!!

 俺陸に上がったら移動希望をだすよ

 

 「むっ、リリスちゃん速い!」

 「もっと足に力を入れて!」

 「あっ、魔力が漏れるけどいいか?」

 ドン!ドン!ドン!

 うわー揺れる揺れる!!

 「全員中央部に集まれ!船首船尾より揺れが少ない筈だ!」

 「流石艦長!」

 「五周だすぐに終わる!耐えるのだ!」



 ゴール!!!

 「ああ、一歩及ばず」

 「悔しいねリリスちゃん速いよ」

 「あい」

 「次何する?」

 「そうだ!この船で地球一周競争なんかどう?」

 「船を飛ばすのマイちゃん?」

 「三人で分けて船を纏めてぶっ飛ぶのよ」

 「あ、いいかもね」



 「司令官!」

 「あっ!スマン鬼畜な遊びを思い付くものだと感心してしまった。
食べ物で釣ろうなんでもいいから喰わせろ!」

 キンコンカンコ~ン

 只今より食堂でドラゴンバーガーが食べられますよ!

 館内放送が甲板上の彼女達の耳に入る

 「ドラゴンバーガーだって」

 ゴクリと喉を鳴らすリリス

 ぐっう~~とお腹が鳴るマイ

 行くよ皆んな!とササラ

 「「おーー!!」」



 「どうだい、バーガーの本場の人が作るドラゴンバーガーの味は?」

 「うん!凄く美味しいありがとうおじさん」

 満面の笑みのササラとうんうんと頷くリリスとマイ、両手でバーガーを持ちほっぺを膨らませてモグモグしている。

 「あ、今思いついたのですがロロ閣下にお願いしてみたらどうでしょう?」

 はっ?ピタリと動きが止まる司令官。

 嬉しそうに副官をハグして背中をバンバン叩く。

 「素晴らしい!優秀な部下を持ち私は幸せだと神様にお祈りし感謝しないとな
この事態が終息したら君は二階級特進だ!」

 「私まだ殉職して無いんですけど……」

 「ハハハ気にするな!」



 この後リリス達は沢山のドラゴンバーガーと空母オリジナルグッズを貰いホーネットで帰って行った。

 海中に飛び込む戦闘機を観て俺も乗りたいと思うジャックとトビーだった。



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