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ダンジョンでのお仕事

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 私、畑山華は大曽根三代子さん、妹のマイ、リリスちゃん、ササラちゃんと関東近郊の人里近くの山の中に出来たダンジョンの攻略に来ている。

 チームの編成は好きにして良いとロロちゃんが言っていた。これも大事な仕事だとも言っていたし収入源だとも言っていた。兎に角働かなければならない。

 勤務先のダンジョンは世界中にある。
要請を受けて入金確認後派遣される仕組みだ。一本一億円相当だ魔石とアイテム込みで三億円、ダンジョンコアを抜いてのダンジョン停止で五億円だそうだ。

 今回の業務は人里近くとの事で完全停止させる五億円の仕事だ。

 「リリスとササラは後方サポートね。
準備はいいですか?入りますよ」

 ロロちゃんの指示に従ってダンジョンに入る

 「三代子さんやっぱり暗いですね」

 周りをキョロキョロしている華。

 「この様な時は眼に魔力を集めてと
このくらいかな?おお、明るいよまるで外にいる見たいよ!」

 「あっ!本当だ昼間みたいに見えますね」

 華は不安だった小さい子三人も連れてダンジョン攻略なんて自衛隊も討伐出来ないモンスターもいっぱい居るらしい。
いくら人外に成ったからって自分がドラゴンに向かって行くなんて考えられなかった。

 今私達はフリ機(あのフリ◯ザ様が載っていた物)一人掛け様ソファに搭乗しているデザインは自由で流線形で近未来系アニメのコックピットの仕様が主流だ。

 私のはアニメ大好きっ子の麗美ちゃんに作って貰ったのだ計器やメーター、スイッチが沢山あるがダミーだって自分で動かすのだから自転車みたいもんと麗美ちゃん笑ってた。

 前3機は私華、マイ、三代子さん後ろ2機はリリスちゃんとササラちゃんだ。

 「索敵開始!」

 ロロの号令でダンジョン攻略が始まった。

 サーチ!
 ロック!
 キャッチ!

 「なにコレ楽しい!この階終了だわ!」

 このダンジョンは五十階層だ本当なら
五十人に分かれて一回で終わらすそう
だが不慣れなものだから十人に分かれて五回フロアを攻めるのだ。

 今の所の記録は唯ちゃんサーシャちゃんミーシャちゃんの百階層ダンジョンで十五分を切った事だ。信じられない!

 後ろのリリスちゃん、ササラちゃんは
フリ機の中でパフェを食べながらナビの様な画面でお笑い番組を観て笑っている
良くこんな頭の可笑しな速度を出しながら飛んでいるのに平気なものだ。

 「あっ、空間認識が完璧なそうです。
ありがとうロロちゃん」

 「はい、私も頑張ります」

 最下層ラスボス居ました。定番のドラゴンさんです。大型の観光バスぐらい大きいでふ……緊張感なのかな噛みました

 「華!マイ!気をつけるんだよ!」

 「「はい!」」

 三代子さんの檄が飛ぶ、チラッと後ろを見るがリリスちゃん達が爆笑している
気になる。芸人は誰だ!

 「ドラゴンは魔石だけ相手に渡して持って帰る事ドラゴンの肉はいくらでも必要だからね」

 ロロちゃんの大事な指示が来る。

 「マイちゃんやっちゃって!」

 「は~い!」

 サーチ!
 ロック!
 キャッチ!

 「終わりました!」

 「ドラゴンだよね、あのドラゴンだよね軽い軽過ぎるわ。もっと熱い攻防とかブレスを避けながら聖剣で斬り込むとかあってもいいと思うわ!」

 「お姉ちゃんゲームのやり過ぎよ明日からはゲーム時間は一時間だけね!」

 それだけは勘弁してとマイの腰に纏わりついて懇願する華に苦笑する三代子達だった。

 東富士の自衛隊基地に転移してダンジョン攻略の報告と戦利品を渡す。

 「確かに受けとりました。ご苦労様です。此方が攻略とアイテムと魔石の受け取り証明書です」

 「はい、ありがとうございます」

 自衛官はしゃがみ込みまじまじとリリス達を見てる。

 「こんな小さな女の子がウチの最速戦闘機の倍以上のスピードで飛びあらゆる兵器で攻撃しても傷一つ付かないドラゴンの頭を蹴り飛ばして三階建てのマンションより大きなドラゴンを一瞬で収納するなんて、
は~あ呆れるほど凄いね君達」

 「あっ!決して貶している訳でも侮っている訳でも無いよ!怪獣退治なら昔から自衛隊でしょう怪獣居ないけどそれが手も足も出ないなんてなんか情けなくてね」

 ポンポンと肩を叩くアマリリス慰めているのか?

 「ああ、ありがとう。お腹空いたてしょう食堂で好きな物でも食べておいで
コレを食堂のお姉さんに渡せばいいよ」

 皆んなでお礼を言って部屋を出た。

 「うん広いねウチ位はあるかな?簡素でいいわ」

 三代子さんがウンウンと頷いている。

 「お姉さん居ないね」

 爆弾発言をするマイの口を慌てて塞いだ。

 「良く見てご覧マイお姉さんしか居ないよねっ!」

 私の圧に気付きコクコク頷く
マイちゃん


 さあ、なに食べようかな♡

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