魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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混乱

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 吊された者達は全員股間を焼かれ黒炭と化していた。体中ボコボコにされて白目を剥いているやり過ぎじゃね?

 「コイツらどうしようか?」

 「多少回復させて解放したら良いじゃん。国会の前に送ったら皆んな喜ぶわよ」

 ニヤつくヒマリ、今国会の前では先程世界中継放送で少女達を犯し屈辱した議員への抗議デモが行われていた。

 私にやらせてと、華が名乗り出る。
彼女の瞳には絶対許さない強い怨念が見て取れた。いきなり連れ攫われて気持ち悪いオヤジ達に犯されたのだ。
助け出せれるまでずーとだ。

 「華やっちゃって!」

 ヒマリが合図する。

 各モニターには国会前の様子が映し出されている。大勢の人たちが押し寄せ奇声を上げている。燃え広がる怒りの炎に新たな燃料が投下されたのだ。

 「うわっ!何だコイツらどっから来た?!」

 「おい!コイツら親睦会で吊るされてた奴だぞ!ズボンが丸く焼き切れているし、ち◯ぽも炭化しているから間違いない!」

 「てめえか!俺の妹をレイプして壊したのは殺してやる!!」

 「コイツら!国会の門に吊るしてやれ!」

 おお!やっちゃえー!やっちゃえー!

 数百人に囲まれてガタガタ震えまくる
政財界のエリートトップ達、命の危機である事を察知しているのだ。

 「スマン!謝る!許して下さい!あれは上から押し付けられて仕方が無しにやっただけだ!僕の本意では無い!
だから、許して下さい!!何でもしますから……」

 「言い訳など聞きたくねぇよ!お前の苦痛に歪む顔が見たいだけだ!死の苦痛によ!」

 「うわー!」

 「やめて下さい!」

 「ぎゃー!」

 パトカーが近く迄来ているが大勢の人間に囲まれて身動きが出来ない。国会の警備は中に侵入されない様、籠城戦の体制を取っている。

 先のテレビ放送で余りにもの酷さで当局も強く排除する事も出来ずやり過ぎるとクーデターの可能性も出て来る。
なので催涙ガスも放水もしていない。
そう指示されていた。

 送り込まれたクズ共は碌な抵抗も出来ず手首を縛られ門に吊るされる。

 物を投げつけられたり殴られたりこのまま殺されるのか……最高の大学をでてエリートコースに乗り上流階級になった途端コレだ。何処で間違えたもっと謙虚であれば……

 「ウギャァァ!!熱い、熱い、熱い!!」

 誰かが僕に火を放った。

 「あぁ、神様僕の罰はこれ程なのでしょうか?……」

 あっ?人の大切なものを奪ったんだ当然だろ愚か者め……悔い改めよ!

 「えっ!」

 僕の意識が消えた。



 沖総理、側近、官僚達が茫然としている。体制の崩壊が始まったのだ。

 ロロどうしよう……洋一のヘタレが首を持ち上げた。

 「お兄さん新しい時代の幕開けです!
産業も生活も大きく変わりますよ」

 「そうか、なら安心だな。……安心出来ないんだけどロロ」

 「何とかなりますよ。お兄ちゃん!
親睦会を再開しますわよ」

 「皆様大変お騒がせしました。これより事前に通知しておりました制限を一部解除いたします。席は自由ですのでご歓談して頂けます。ダンスもお誘い出来ますよそへでは親睦会再開です~!」
 
 藤本君が宣言する勿論ロロのカンペだ。

 軽快な生バンドの演奏が始まり人々が移動しだした。
 
 「ハイハイ!お嬢様方ドレスに着替えて下さいよ!アプリで、すぐに出来るでしょう!王族、貴族はダンスで接待ですよ指輪があるので嫌な目には合わないはず頑張って下さい!他の子たちは積極的に会話して頂けますダンジョンに多額の支払いをしてくれる国の方達ですからね」

 「えー何だか洋一さん亜希子みたい」

 ヒマリが洋一を守銭奴みたいに言う。

 「えー亜希子ならスカートを短くしろとか五月蝿いよ!」

 「イヤ指輪が有るから無駄だね」

 すこぶる冷静な裕子だ。

 「皆んなして私を何だと思っているのよ!」

 キレ気味の亜希子、皆を睨みつける。

 「そりゃ」

 「「「守銭奴!!」」」


 「うわー!キレイにハモったね!」

 嬉しそうなヒマリだった。

 「お嬢様是非私と踊って下さいませんか?」

 男が片膝を付きエルフ王国女王ミランドに手を向ける。

 よしなにと手を取るミランド軽快に踊りだす。流石に年季が違うな。

 「こわっ!!睨まれた!」

 次々と誘いを受けて踊りだす。

 あのケイトが何か凄い、正に殿下だ

 洋一が感心する大国の第三王女様だ。
事実上のローベルの支配者なのだ普段とは別人だ。


 「あの貴方が水島さんでしょうか?」

 高身長で鍛えてるだろうな体付き浅く日焼けしているイケメンって奴が話し掛けてきた。

 「そうですが、貴方は?」

 「おれ、イヤ自分は◯◯付属高校二年の高城と申します。自分水島さんの噂を聞いて是非とも貴方とお会いしたくてお爺ちゃんに無理言って連れて来て貰ったんです」

 段々とヒマリの目付きが悪くなった。

 「それで?」

 「水島さんが関東地方で最強のJKと噂を聞いて、是非俺と手合わせして下さい!お願いします!

 高城は急に土下座をし出した。

 ヒマリは高城を見下ろしながら後頭部を踏み捻りたいのを我慢して言った。

 「羽虫程度のゴミの相手は面倒なのよ
いいから直ぐにかかってこいよ!」

 高城は起き上がり首をくるりと回すと
雰囲気が変わった本気になったようだ。

 「いくぞ!!」

 鋭い踏み込みで突進し体当たりで押し倒し寝技で決める!

 「うおー!!」

 俺の速さについて来れない?やっぱり女か、俺の勝ちだ!!

 「貰った!!!」

 ドゴッ!

 抱き着く瞬間に高城はブラックアウトに陥った。

 「うわー!エゲツない!鬼畜だわ鬼畜!」

 ヒマリの右膝が高城の下顎を捉えた。
その瞬間高城の顔が半分に縮まった。
顎をくだかれたのだ。

 そのまま崩れ落ちる高城

 「うえ~!鬼畜悪魔大王様だわ人間如き叶うわけ無いじゃん!相変わらず容赦ないわね」

 「失礼な!思っ切り手加減してるわよ頭あるでしょう!」

 「たしかに……」

 すんなりと納得する瑞穂だった。

 「お、血だらけだけど治ったね」

 「なっ!」

 高城が飛び起きた。

 「まだ、勝負は終わっていない!今流行りの将棋で勝負だ!」

 「痛い、痛い、痛い、ごめんなさい!俺の負けです!!」

 ヒマリは無言で高城を何回も何回も踏みつけていた。


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