魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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奇跡の病院

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 今朝のテレビや新聞などが大騒ぎしている。入院中の重体患者や余命まじかの患者、もう何年も意識が戻らなかった患者が夜中に起き出して自販機でジュースを買ったり、お見舞いのバナナを食べていたり、スマホで続き物の漫画を読んでいたりしていたのだ。

 病院の中はパニック状態だった。先生や看護師さん職員が駆け回りあっちこっちに電話をかけている。

 我が子を諦めかけた家族達が病室に次々と飛び込んでくる。それを嗅ぎつけたマスコミも駆けつけた。

 「大お祖母様なのか?」

 ひ孫の源太が戸惑っている。

 「ん、お前はひ孫の源太か?ほら小遣いじゃコレで好きなテレビゲームでも買ってこい」

 がま口の財布から千円札一枚を取り出し源太に渡す。

 源太は思った昔も今も千円ではゲームは買えないと、若返ってもボケたままなのか?それにしてもメチャ美人でエロ過ぎるあの腐れババァなのか?と思った。

 病院の検査の結果、回復した全員が
完全なる健康体と言う事だ。虫歯も無くなっている。

 あの日の夜に何が起こったか患者達に詳しく聞き取り調査を開始した。

 回復の見込みも無い十名だった。体力も年相応の範囲まで回復している寝たきりだったのにどう考えても仮説さえも立たない。更に九十八歳のお婆さんが朝になったら二十歳ぐらいまで若返っている事だ私は驚いて後ろにコケテしまった。
すぐにDNA鑑定をしたが本人と証明された。頭が可笑しくなるわ!

 何者かが忍び込んだのは間違いない
大曽根さんが見たのは男性だ吉田さんがチラッと見えたのは女性だったらしい
複数人で十人を回復させたのだ何の為に
実験?効果の確認?若返りは想定外?

 私は、ハッと気がついたちょっと前にポーションなる物の存在!今の医学では説明の出来ない事象まさに神の薬なのだ
 私はまた、ハッと気がついたこの世界にダンジョンが現れさらにダンジョンの中らか異世界人が現れた。この奇跡も異世界人の力なのか?

 私はすぐに異世界人の顔写真を集めて大曽根さんと吉田さん二人にに見せる事にした。

 「大曽根さんちょっと見て貰いたい物があります」

 異世界人にはなぜか男性が一人しかいない。だから見せるのは一枚の写真だ。

 「この人を見た事がありますか?」

 大曽根さんは眼を見開き大粒のなみだをこぼす。

 「大曽根さん大丈夫ですか?どこか具合の悪い所はありませんか?気持ちが悪いとかありませんか?」

 「このお方は私の旦那様です。とても
大事なお方です。早く会いたい」

 「旦那様……」

 「吉田さんこの中で見た事のある人はいますか?」

 「う~ん、何と無くこの人かなって思います」

 「そうありがとう。その後調子はどうですか?」

 「すこぶる快調!まだ退院できないのですか?」

 「ああ、ごめんね。もう少しだと思うから」

 詳しく調べてたところ、点滴パックの中にあり得ない解明出来ていない物質が出てきた。点滴パックにはどれも混入した形跡が見つからない。

 次の日異世界の人達との懇親会が開かれるのを知った。是非自分達も参加させてお礼が言いたいと奇跡の十人の強い要望で参加が決まった。政府の偽善アピールだとこの国の底が知れた様な気がした

 「洋一さんテレビのワイドショーに似顔絵がでてますよ」

 「えー?僕の似顔絵?なんでSNSで散々あげてるのに?」

 「肖像権を取ったらしいよ?」

 「あー亜希子かありがとう」

 「洋一さんそれは稼いでくれてありがとうかい?」

 「その通りです。甲斐性無しの僕では皆んなを養えないからゴメン」

 「私、洋一さんの為なら風俗で働いてもいいよ」

 「ヒマリ!絶対ダメだからね君を絶対離さないしクソどもに触れさせない!
これは皆んなにも言えるからね!
僕は皆んなが大好きだーー!!」

 皆んなが感極まって朝なのに僕を攫って消えて行った。

 「僕じゃなくてこっちかい!!」

 「洋一さんカブちゃんの聖水の効き目があり過ぎて更に若返りはないわね」

 「だよね」

 「薄めたらどうなるの?」

 「ロロ分かった?」

 「お兄ちゃん今の半分で薄めてれば
若返りは十年前後になると思う」
 
 「そうかそれで行こうってカブちゃんゴメン不甲斐無い夫で聖水を使ってこの世界を少しでも有利に動きたいんだ!
カブちゃん少しでいい協力して下さい」

 パンチパーマの頭を下げる。

 「分かったわ洋一様の言う取りにするわ信じていますよ」

 感極まりお昼まで愛し合った洋一と
カブリラだった。聖水もお口に貰った。
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