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エリクサー<聖水

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 宿に帰り報告会をと考えたがもう少しでテッペンなので明日に回す遅くなると乙女達のお肌に影響するからな。
気遣いのできる男はイケているのだ。

 さあ寝るかと思ったらわらわらと集まりポンポンポンポンと僕を抜き出してゆく。まるで自分がポップコーンのような気がした。

 「くそ!今日は強制ソウルトレインを喰らわせてやる!パブロフのワンちゃんのごとくヨダレが止まらなくしてやるわ下のな!!五割増しでいくぜ!」

 ぐあははは!高笑いをする洋一。

 翌朝

 なぜかキャンセルが多々あった。女神様やカブちゃんほか一部だ。僕のソウルトレインの思考が察知されたのだろう

 JK四人が食堂にやって来た。
普段は艶々なのに今朝はげっそりしている。裕子の目の下の隈が酷い。元自衛官の三人もやって来た。此方もげっそりしている。美希だけは早くからおぱじめたので艶々している僕は美希のため頑張ったのだ。

 「おはよー!」

 いつも元気な洋一だ。

 「「「おっはぁ」」」

 「ソウルトレインは酷いよ洗脳よ洗脳
激しく抗議するわ」

 キレ気味のヒマリの抗議にそうだそうだと周りが囃し立てる。

 「まあまあ、今夜から恋人Hのレベルを三段回にします。恋人Hソフト、ノーマル、そしてハードですふるってお楽しみください」

 「えー、迷うわね」

 「私はどうしよう?」

 「今夜はソフトで行くわ」

 周りでやいのやいのキャキャウフフ
と騒がしくなるストレス抱えているのかな少し不安。

 「昨日の報告会を開催します」

 朝食後全員参加だカブちゃんに知られたら殺人級の雷撃も覚悟の上だ。
だって神様に隠し事は出来ないまして僕の奥さんだし……あれ?なんかヤバい!

 「えーと昨日手に入れた聖水の効果の検証結果を伝えます。ロロお願い」

 「はーい!お兄ちゃん!ぶちゃけ結果は予想外の物でした。欠損や病気や怪我
あらゆる物に効果があります!それも
一瞬にです。更に細胞を新しくする事で
身体も新しいくなります。つまり若返ります!」

 「えー!封印の宝玉と同じですか!」

 「ちょっと違います聖水は身体を新しくさせるだけです魔力も無ければ生命力も無限ではありません。効果はせいぜい百年とでています。」

 「百年か~なんか凄いね」

 「あ~アンタは何億万年以上生きるのよ異世界どころか多宇宙まで行けるよ」

 「へ~夢が広がるね。ずぅ~と秋が来ない夏のまま女神様の気持ちも分かるわ
ずぅ~と退屈しないんだもの皆んなと居るとね」

 「ヒマリあんたも偶にはいい事言う
よね」

 「そう?えへへ」

 ロロは続ける。

 「一つ懸念があります。カブリラ様のオシッコには!?」

 カブちゃんの可愛い顔が真っ赤になり僕を睨みつける。

 「ヒェッ!」

 洋一が消えた。
 カブちゃんも消えた。

 ヘタレが逃げたのだ!

 ドゴゴォーーーン!!!

 物凄い稲光と地面を揺らす衝撃!

 「あわわわ、凄く揺れるわね」

 地震王国の日本人でもびびる揺れ
ましてガイズで暮らしていた者達はパニックに落ちいる。

 「皆んな落ち着いて少し浮き上がれば良いのよ!」

 「あっホントだ」

 「それ!」

 「ありがとう亜希子姉ちゃん」

 揺れは直ぐに収まってカブちゃんと洋一さんが帰ってきた。

 「ぷぷぷ、洋一さん頭の毛がアフロを超えてパンチパーマになっているわ」

 ヒマリが笑いを堪えてる。

 「洋一さん、コレから兄貴って呼ばせていただきます」

 美希の感性を貫いたようだ二枚目か?

 「それでは続き宜しいですか?
はい!ありがとうございます。
カブリラ様の聖水には魔神気が含まれていまして、それを取り込んだ者はほんの少しながら魔神気を纏えるようです。
身体強化や魔法までは発動出来ませんがダンジョンなどで鍛錬したのならば多少は通用すると思います。
もしかするとテンプレの異能の覚醒もあるかも知れません」

 「ああ言っちゃったよフラグだよ」

 「だよね。でも多少ダンジョンに対抗出来るのはいい事だと思うよ」

 地震速報です!地震速報です!
今朝七時三十分ごろ震度八強の地震が観測されました。地震による津波の発生はありません。繰り返しお伝えします
この地震による津波の発生はありません
詳しい情報が入りました。
震源地は静岡県にある東富士演習場です
極、小範囲の地震です半径二キロほどです。震源の深さは0メートル?
地表ですか?地震じゃなくね?
あっ大変失礼しました不適切な発言をお詫び致します。

 中継が入って参りました。

 ヘリコプターからの望遠カメラの映像だデッカいクレーターがある。

 「あそこでわざとカブちゃんに捕まったのね洋一さんらしいわ」

 「なんか、口からシュガーが出そうマーライオンみたく」

 「そだね」

 「ねえ、ここっていつもこんな感じ」

 「そうね、あと今度の金曜日に親睦会があるんだけど某国の特殊部隊が五十人乱入するから楽しみにしてね」

 「えーー!!特殊部隊?!」

 カブちゃん顔を赤らめて可愛い
洋一さんパンチパーマで男らしさが増したようだ。

 「皆さん、丁度昨日の病院の事が朝のワイドショーで特集してます」

 三方の大型モニターに病院が映し出されていた。結構大きいな夜だから気にもしなかったわ。

 「奇跡の病院だって」

 「誰も見られてないよね」

 「私、病室を出る時一瞬視線を感じ
たわ」

 ヒマリが違和感をつたえる。

 「僕、患者に捕まった」

 皆んなの視線がまたお前かと訴えているのがひしひしと感じる。

 「胃の中に直接聖水を送り込んだら
コンマ秒で復活して若返った
速攻性を馬鹿にした早さだった。
カブちゃん好き♡」

 「私達は点滴に入れたからな直なら
瞬間に復活したなそれに若い子ばかりだったから若返りも気づかなかったと思うよ」

 皐月も報告する。

 「それにしてもカブリラの小便がエリクサー以上だとはな……」

「もう、女神様たら!」

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