魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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皐月ソロ攻略

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 「ロロ聞こえる?ちょっといいかしら」

 「は~い!皐月姉ちゃんどうしたの?」

 皐月のスマホの画面上に三頭身キャラのアバターが現れた。デフォルメされたロロだ。

 「今実家に帰って来ているんだけど家の裏山にオークが出たの多分近くにダンジョンがあるよね。家の近くだから潰したいけど一人で突っ込んでも良いのか最善の方法が知りたいのよ」

 「なあ、中本さんあの子皐月ちゃんだよな正月に来た時はもっとオバさん臭かったよな、あっ悪いまだ未婚だった」

 「オラもそう思う都会で言うピチピチギャルじゃ無いのか?なんか若くない」

 加賀さんと清水さんがそう疑問を漏らす。

 「……俺の愛娘だが、分からん!」

 「ところであの化け物はどうなった?」

 「中本さん見てなかったのか奥の方の木が薙ぎ倒されて居るだろその辺りに血や肉片が飛び散ってる見えるよな」

 「皐月ちゃんの蹴り一つですっ飛んで
ああなった」

 清水さんが信じられませんと肩をすくめる。

 「自衛官ってここまで強いのか?」

 電話のやり取りが終わったのか皐月が近づいてくる。

 「お父ちゃん達自分の足で帰れる?」

 「当たり前じゃ!年寄り扱いすんな!」

 「だって年寄りじゃん」

「じゃ先に帰ってて、あたし少し調べるわ」

 「よーし!皆帰るぞ!帰って宴会じゃ!」



 皐月はダンジョン入り口に入る。
魔力を薄く更に薄く伸ばし一気に索敵と
マップを終わらせた。

 「五十階までか、ラスボスドラゴンだ!どうしようドラゴンは稀少な食材だし皆んな喜ぶだろうな」

 ラスボスのドラゴンを食材としか見れない皐月の相手に普通の男は務まらないし命の危険さえある。

 う~むと下顎に手をやり一考するとロロからの助言がきた。

 「皐月姉ちゃん、四十九まで焼き尽くしその後五十階をぶち抜けばいいと思うよ」

 「だよね。ありがとうロロサポートお願いするね」

 「はーい」

 「まずは魔力を圧縮、更に圧縮おお輝き出したわ」

 「皐月姉ちゃんもう少し抑えて」

 「分かったこのぐらい?」

 「あっそこ!行っちゃって」

 「皐月行きまーす!」

 ドドドゴーーン!!

 「うわ、うわ、揺れる!ロロ崩れない
よね!」

 「多分大丈夫なはず!」

 「えー!あ、収まったわ」

 ダンジョンの床に大きなあなが空いており底が見えない。穴の淵はいまだドロドロに溶け出しており各フロワーも燻ってる。索敵を掛けると何も反応が無かったモンスターは全滅し宝箱も焼失したようだ。

 うあ、熱そうねと皐月は白いローブを着込んだで一気に下層に転移してた。この辺ねとおもっきり床を踏み抜いた。

 一瞬に蜘蛛の巣状のヒビが入りダンジョンの床が砕け落ちる。

 「あ~れ~!」

 巻き込まれる皐月なんだか楽しそうだ。

 「グギャーー!」

 崩れた天井の瓦礫の下敷きになったラスボスのドラゴンの苦痛の叫びだ。

 「よわ!魔石収納!ドラゴン収納!」

 「皐月姉ちゃん宝箱だよ!」

 「おお、あたし初めてみたよ。トラップ無し、さあご開帳……剣か。」

 「皐月姉ちゃん魔剣だよ!魔剣!」

 「ロロこれ私らに必要?木の枝振るだけで斬撃が飛ぶのよ」

 「必要無いと思います……これは売っちゃいましょう!」

 AIロロ未だ勉強中!

 皐月はこの後ダンジョンコアを回収して自宅に帰った。



 ヒマリ達の数学の授業。

 「大変素晴らしいです」
 
 「サリアさんキャサリンさん微分積分を良く理解しています」

 へー凄いねと瑞穂と桔梗をみて鼻をほじりそうな勢いで感心する。ヒマリでも
乙女は鼻をぼじったらいけない事は理解しているようだ。

 お昼のチャイムが鳴り響く。

 「ねぇ、瑞穂アンタの机に未だに花が添えられているわ。周りに迷惑かけてるから排除してあげれば皆んなも喜ぶよ」

 「だよね。どうしようか?」

 「アンタ聖女だから適当な事言って魔法でキラキラさせればいんじゃね」

 「ヒマリの言う通りまだ引き摺らせても私が嫌だから引導をわたす!」

 「おお、カッコイイぞ瑞穂」



    「ここに迷える魂がいます」

 「あなたは今日転入して来たキャサリンさんとサリアさん?迷える魂?」

 「そうです。あの机です」

 「瑞穂!」

 「私達は故郷では教会に属してまして多少の能力があります。私達なら彼女を救い導く事ができます」

 机の前で両手を組み眼を瞑り祈りを捧げるすると机が淡く光り天から一筋の光りが差し込んだ。唖然とするクラスの者たちだがすぐに両手を組祈りを捧げた。

 「汝の魂よ私が女神様の下へ導こう迷う事なく成仏するのだ」

 キャサリンが祈ると天からの光がキラキラと輝きまるで魂を導くように天に登って行った。

 「凄い!まるで聖女様のよう!見た事ないけど。キャサリンさんサリアさんありがとうございます」
 
 「いえいえ、コレは私達の勤めですから、あとこの写真は呪われていますのですぐに焼却して下さい」

 瑞穂の大笑いの顔写真だあの遺影の物なのだ!

 「はい、分かりました。瑞穂よかったね」

 彼女達はハンカチで涙を拭いている。

 ガラガラと教室のドアが開き姿を見せる。

 「瑞穂!終わった!食堂に行くよカレーうどんずーと楽しめにしてたじゃない早く行かないと売り切れるよ!」

 「ヒマリ今行く!桔梗もほら行くよ」

 「はい、私もカレーうどん楽しみです」

 踵を返し教室を出ようとした瞬間腕を捕まえられた。

 「えっ、裕子離してよカレーうどん無くなるわ早く行かないと……」

 「大丈夫よ私達とゆっくりじっくりお話ししましょう。瑞穂」
 
 気づいたら瑞穂は囲まれていた。

 ありゃりゃ、瑞穂先行くね!まあ、頑張ってね。と親指をたてるヒマリ。

 「桔梗早く行こ!」

 「はーい!」

 「ぐぬぬ、あのヤロ!態とだな鬼畜悪魔様め!」

 「さあ、行くわよ」

 「あい」
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