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遺影
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私は瑞穂の祭壇に手を合わせる。
遺影があり瑞穂のお骨がある周りには沢山の花で飾られて生前の瑞穂が好きだったお菓子が山のように祀られていた。
お線香をあげ遺影をじっと見る瑞穂ってこんな顔してたのね、異世界の暮らしが濃すぎて何年も会って無かった気がする。
「ヒマリ……ありがとう」
ヒマリはうつむき膝の上の両の手を握り締めた。背中が小さく震えてる。
「うっうっヒマリ……」
貰い泣きする瑞穂を亜希子が宥めた。
「瑞穂……違うからヒマリはアンタの顔写真を見て笑いを堪えているのよ」
「はっ……」
漸く瑞穂は違和感に気づいた急に恥ずかしくなり怒りが込み上げてきた。異界で生きるのは舐められたらお終いだ!
瑞穂は少しズレていた。
むくっと、立ちあがり後ろの母親を睨みつける瑞穂。
「お母さん!何なのあの遺影!私の最後にあの写真を選ぶなんて頭可笑しいんじゃない!今年の正月に良雄おじさん達が来て宴会でメチャクチャ騒いだ時だよね!鱈腹御神酒を飲まされて酔って大笑いしている時だよね!大口開けて喉チンコまで見えるじゃない!
私も調子に乗って、叔父様私を酔わせてどうするおつもり。なんてやって大爆笑した時じゃない!」
「あんたは……」
母親は混乱していたキレた時の瑞穂そのものだから。
「あるんでしょ、出してよ!私が酔って爆睡している時書いたんでしょう落書き……」
あっけに取られてた瑞穂の母親はスマホを取り出し起動させた。
「桜!」
「了解!亜希子姉ちゃんアップデートも完了だよ」
「さすが桜!大好きだよ!」
「分かってるって亜希子姉ちゃん、それにやったのロロちゃんだから」
「ロロちゃん?」
「そっ、超高速AIのLOVE&LOVEのアバター愛称ロロちゃんだよ」
「そっか、女神様の次に心強いわ宜しくねロロちゃん、桜もありがとう」
「こちらこそ宜しく亜希子お姉ちゃん」
「えー!ロロちゃんお話しも出来るの?」
「わたくし超高速AI LOVE&LOVE
ですから」
なんか失敗しない人みたいと亜希子は
思った。
「ロロちゃんまた宜しくね!」
「はーいお待ちしてます」
すげーな桜、パンツ汚しそう。少し盛った亜希子だった。
「ではさっそく画像展開!」
「「なっなっ何コレはーーー!!」」
さすが親子ユニゾンでシャウトしたわ。瑞穂はなんで拡大するってお母さんはこの現象だな。
「ギャハハハ!無いわー!コレ無い
わー!」
ヒマリが腹を抱えて転げ回る。
「痛、痛、お腹が捩れ過ぎて異次元ゲートが開くわ!!」
「コレは酷いね、皆んなに通知ポチ!
額に賀正!令和五年って去年だろ!瞼の上に目が書いてある瞳のなかに♡があるわエロ漫画に良くある奴だ。
鼻の下にチ○ポって書くか?女子高生だぞけどオモロい、顔のあちこちに男性のシンボルから液が飛び出した絵や卑猥な絵などある。私ビチ子ですお電話下さい。誰のケータイ番号だ?とにかく手入れの行き届かない公衆トイレだね。
ふ~ん瑞穂の顔は公衆便所だな」
「まあまあ、瑞穂も落ち着いて」
亜希子が宥める空間からちゃぶ台をだしお茶を入れるお菓子は瑞穂の祭壇から拝借。
「まず、目の前にいる蒼眼、金髪の聖女様の中身、魂は百パーセント相川瑞穂です。」
眼を見開くお母さんだが納得しているようだ。姿かたちは違えど親子の絆なのか通じ合う物があるのだろうか?
「後は瑞穂アンタが説明しなさいよ」
「分かったわ」
その間ヒマリとお菓子を食べながら話しをする。
「へーロロちゃんね。ロロちゃん聞こえる私ヒマリよ宜しくね」
「ヒマリお姉ちゃんですね宜しく皆さんのデーターは全て承知していますので問題有りません」
「ロロちゃんのアバターはどんな姿しているの?あっ、あの二人には分からない様にね今大事な所だから」
「はーい」
現れたロロちゃんはのぺっとした桜ぽいものだった。
「ロロちゃんの生みの親は桜だよね」
亜希子が尋ねる。
「はい、そうですお母さんと呼んでます」
「まあ、素敵だわ」
ヒマリが感嘆する。
「まず、桜になって」
「はい」
「まあ、桜も完璧美少女だよねチチも
デカいし」
むんずと胸を掴もうとしたがすり抜けた。
「あれ?」
「いまの私はホログラムですから実体は有りません」
「そっか、アバターと言ったらデフォルメのキャラだよねロロちゃん三頭身に成って」
「おお、いいわねヒマリ」
「ロロちゃん耳チョイ大きめにして髪の色はかわいい黒耳が目立つ様にピンクかな?ピンク居たなぁ、あっプーリアだカブリは嫌だからオレンジだな!」
「あっいいんじゃないヒマリ」
「だよね!後はオーバーリアクションで身振り手振りで話せば完璧だわ。大人バージョンも作りましょう。今の桜になってそう胸周りとお尻周りを少しふっくらとしてうん、いいよいいよ顔はそーだな……少しかなえさん風だね」
「コレでしょうか?」
「わお!ロロちゃん凄い!私でも襲い掛かりたくなるわ!」
「ロロちゃん本当に凄いわ相手によって使い分けるのよ」
亜希子がアドバイスする。
「はーい」
「さて瑞穂はと二人で号泣して抱き合っているから話は済んだようね」
「亜希子上手く撮れたの?」
「バッチリよ涙と笑いありの超大作よ」
「爆笑の間違いでは?」
「そうかも」
遺影があり瑞穂のお骨がある周りには沢山の花で飾られて生前の瑞穂が好きだったお菓子が山のように祀られていた。
お線香をあげ遺影をじっと見る瑞穂ってこんな顔してたのね、異世界の暮らしが濃すぎて何年も会って無かった気がする。
「ヒマリ……ありがとう」
ヒマリはうつむき膝の上の両の手を握り締めた。背中が小さく震えてる。
「うっうっヒマリ……」
貰い泣きする瑞穂を亜希子が宥めた。
「瑞穂……違うからヒマリはアンタの顔写真を見て笑いを堪えているのよ」
「はっ……」
漸く瑞穂は違和感に気づいた急に恥ずかしくなり怒りが込み上げてきた。異界で生きるのは舐められたらお終いだ!
瑞穂は少しズレていた。
むくっと、立ちあがり後ろの母親を睨みつける瑞穂。
「お母さん!何なのあの遺影!私の最後にあの写真を選ぶなんて頭可笑しいんじゃない!今年の正月に良雄おじさん達が来て宴会でメチャクチャ騒いだ時だよね!鱈腹御神酒を飲まされて酔って大笑いしている時だよね!大口開けて喉チンコまで見えるじゃない!
私も調子に乗って、叔父様私を酔わせてどうするおつもり。なんてやって大爆笑した時じゃない!」
「あんたは……」
母親は混乱していたキレた時の瑞穂そのものだから。
「あるんでしょ、出してよ!私が酔って爆睡している時書いたんでしょう落書き……」
あっけに取られてた瑞穂の母親はスマホを取り出し起動させた。
「桜!」
「了解!亜希子姉ちゃんアップデートも完了だよ」
「さすが桜!大好きだよ!」
「分かってるって亜希子姉ちゃん、それにやったのロロちゃんだから」
「ロロちゃん?」
「そっ、超高速AIのLOVE&LOVEのアバター愛称ロロちゃんだよ」
「そっか、女神様の次に心強いわ宜しくねロロちゃん、桜もありがとう」
「こちらこそ宜しく亜希子お姉ちゃん」
「えー!ロロちゃんお話しも出来るの?」
「わたくし超高速AI LOVE&LOVE
ですから」
なんか失敗しない人みたいと亜希子は
思った。
「ロロちゃんまた宜しくね!」
「はーいお待ちしてます」
すげーな桜、パンツ汚しそう。少し盛った亜希子だった。
「ではさっそく画像展開!」
「「なっなっ何コレはーーー!!」」
さすが親子ユニゾンでシャウトしたわ。瑞穂はなんで拡大するってお母さんはこの現象だな。
「ギャハハハ!無いわー!コレ無い
わー!」
ヒマリが腹を抱えて転げ回る。
「痛、痛、お腹が捩れ過ぎて異次元ゲートが開くわ!!」
「コレは酷いね、皆んなに通知ポチ!
額に賀正!令和五年って去年だろ!瞼の上に目が書いてある瞳のなかに♡があるわエロ漫画に良くある奴だ。
鼻の下にチ○ポって書くか?女子高生だぞけどオモロい、顔のあちこちに男性のシンボルから液が飛び出した絵や卑猥な絵などある。私ビチ子ですお電話下さい。誰のケータイ番号だ?とにかく手入れの行き届かない公衆トイレだね。
ふ~ん瑞穂の顔は公衆便所だな」
「まあまあ、瑞穂も落ち着いて」
亜希子が宥める空間からちゃぶ台をだしお茶を入れるお菓子は瑞穂の祭壇から拝借。
「まず、目の前にいる蒼眼、金髪の聖女様の中身、魂は百パーセント相川瑞穂です。」
眼を見開くお母さんだが納得しているようだ。姿かたちは違えど親子の絆なのか通じ合う物があるのだろうか?
「後は瑞穂アンタが説明しなさいよ」
「分かったわ」
その間ヒマリとお菓子を食べながら話しをする。
「へーロロちゃんね。ロロちゃん聞こえる私ヒマリよ宜しくね」
「ヒマリお姉ちゃんですね宜しく皆さんのデーターは全て承知していますので問題有りません」
「ロロちゃんのアバターはどんな姿しているの?あっ、あの二人には分からない様にね今大事な所だから」
「はーい」
現れたロロちゃんはのぺっとした桜ぽいものだった。
「ロロちゃんの生みの親は桜だよね」
亜希子が尋ねる。
「はい、そうですお母さんと呼んでます」
「まあ、素敵だわ」
ヒマリが感嘆する。
「まず、桜になって」
「はい」
「まあ、桜も完璧美少女だよねチチも
デカいし」
むんずと胸を掴もうとしたがすり抜けた。
「あれ?」
「いまの私はホログラムですから実体は有りません」
「そっか、アバターと言ったらデフォルメのキャラだよねロロちゃん三頭身に成って」
「おお、いいわねヒマリ」
「ロロちゃん耳チョイ大きめにして髪の色はかわいい黒耳が目立つ様にピンクかな?ピンク居たなぁ、あっプーリアだカブリは嫌だからオレンジだな!」
「あっいいんじゃないヒマリ」
「だよね!後はオーバーリアクションで身振り手振りで話せば完璧だわ。大人バージョンも作りましょう。今の桜になってそう胸周りとお尻周りを少しふっくらとしてうん、いいよいいよ顔はそーだな……少しかなえさん風だね」
「コレでしょうか?」
「わお!ロロちゃん凄い!私でも襲い掛かりたくなるわ!」
「ロロちゃん本当に凄いわ相手によって使い分けるのよ」
亜希子がアドバイスする。
「はーい」
「さて瑞穂はと二人で号泣して抱き合っているから話は済んだようね」
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「バッチリよ涙と笑いありの超大作よ」
「爆笑の間違いでは?」
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