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ただいま私帰って来ました。

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 「少尉!我が国最高峰の技術の結晶
人類の希望が大破、衛星軌道を外れ降下しております!二時間ほどで大気圏突入消滅します!」

 「何だと!敵の攻撃か!」

 某国、地下百メートルに造られたコントロールセンターに緊張が走った。

 「おお!直前のデータがの残っているぞ!」

 モニターを見ながらキーボードを素早く打ち込む男達。

 「取り出せ!」
 
 ここの指揮官の少尉の指示が飛ぶ。

 「了解!」

 「映像がでます!なっ!こここれは……」

 「どうした!」

 「男が人類の希望と衝突し大破したようです」

 「はっ?こんな時になにを言っている死にたい様だな」

 少尉が腰のホルスターから銃を抜こうとするが。冷静な部下が作業を続ける。

 「映像を正面モニターに出します!」

 「はーーーあ?!なんで宇宙空間に人間が居る!!」

 室内にいる者達全員が驚愕の事実に唖然とし口が閉まらない。

 「拡大します」

 少尉は大変優秀な部下を持っているようだがエリートの血筋だけで出世している男ではこの場を回し切れていない。

 「確かに男だな、流石に死んでいるか……東洋人か?赤いアロハに中は白の肌着か?白のパンツに白の靴、右手に刃物を持っている首には太い金だろうかネックレス……」

 「見た目完全に一昔前の日本のチンピラですね」

 その一言に何か気づいたのか少尉が命令する。

 「衛星が衝突した場所はどこだ!」

 「日本の関東上空です!」

 「分かった、報告書をまとめろ上に伝えるあの鉄砲玉の正体を暴いてやる」

 少尉は若かりし時Vシネマにハマって居た事があり多少の知識は持っていた。



 自衛官の皐月、美鈴、美希は広大な演習場を駆けていた。

 「ウギャーーー!!」

 「なによ!このワンちゃん!昨日大浴場で見た時は小さな可愛い子犬だったのにぃ!」

 半ギレの美希がぶー垂れる。

 「二階建ての一軒家より大きな犬ってあり得ないでしょう!……あぁ、夢のマイホームで彼との家庭を早く築きたいわ子供は二人女の子と男の子だわ」

 「美鈴!現実を見ないと痛い目に会う
わよ!ほーら言わんこっちゃない」

 ぷギュとカジリに踏まれた美鈴はガニ股ダブピーでうつ伏せに埋まっていた。

 「美鈴さーーーん!!!」

 「美希!余所見してたら追いつかれ……」

 美希はカジリに頭をカプッとされ大空に飛ばされた。キラリと光った気がした。

 「美希ーーー!!!」

 ブチ切れた皐月さん怒りをワンコに向けて思い切り叫んだ!

 「まてーー!!お座りしろーー!!!」

 神龍族の念波が辺りを吹き飛ばした。

 「えっコレ私がやったの?」

 目の前の大きなワンコがブルブル震えてる上目遣いで伏せをしていた。

 「んっお座り!」

 皐月が睨みつけるとピキーンと音がしそうな勢いでお座りするカジリ。

 「そう言えば美希が言っていたな昨日は小さな子犬だったと、なら」

 「小さく成りなさい!」

 すると、スススーと身体が縮み普通の中型犬の大きさになった。

 「おお、凄いね私の横においで」

 のそのそと皐月の横にお座りをする。

 「あら、お利口さんでしゅね頭を撫ぜてあげるわ」

 撫ぜられて満足気なカジリであった。



  「 ねぇ、ホントに私ん家に行くの?」

 「当たり前じゃない大切なクラスメイトが亡くなったのよお仏壇に手を合わせなきゃ化けて出て来るわよ」

 「わしゃ、怨霊か何かか!」

 「さぁ?」

 「アンタこの返し好きだよね」

 「そぉ?」

 「私のこんな姿を見せたら驚くわ!」

 「不良だもんね」

 「なんでよ!」

 「金髪だし男と毎晩ヤリ捲っているし」

 「お前言う!」

 「しっかしあのソウルトレインはヤバいよね条件反射に訴え掛けている」

 「そうるー」

 「やめなさいよ!ヒマリ!」
 
 「あそこだよね瑞穂ん家」

 「お、大きな家瑞穂はお嬢様だったの?」

 「んな訳あるか!アンタの家とそう変わらないわよ」

 「さて行くわよ覚悟はいい!」

 チャイムを押すヒマリ。

 ピンポンピンポンピンポンピンポン

 「それ!逃げろー!キャハハハ!」

 ドドドドと駆け出し角に隠れる。

 「ひゃ~ドキドキするね」

 「「しねーわ!」」

 「なんか疲れたわ」

 「そんな時は洋一さんにフルバーストを掛けて貰えば朝までグッスリよ」

 「そんなの受けたら気持ち良くなる前に即堕ちで朝起きても覚えてないわ」

 「そりゃおばけが出るね勿体無いの」

 「改めて行きます」

 「ヒマリ指が震えているぞ顔もメッチャニヤけている」

 「もう自分で押すわ」

 瑞穂が腹を括った瞬間だった。

 「ピンポーン」

 「は~い!どちら様ですか?」

 瑞穂を押しのけて亜希子が前に出る。

 「あの、私達瑞穂さんのクラスメイトで私西川亜希子です。こっちが水島ヒマリ、そして新しい相川瑞穂です。ボソボソ」

 「最後の方は良く聞こえませんでしたが瑞穂のクラスメイトさん達ねわざわざありがとうございます。どうぞ中に入ってね」

 「さっきねチャイム悪戯されてね出たら誰も居ないのよ」

 「それなら小学生があっちに走って行きましたよ」

 しれっと言うヒマリにそうなの?と相槌を打つ瑞穂の母親。

 「お母さん……」

 「瑞穂泣くのはまだ早いぞ合図したら
泣け」

 「ひぇ~鬼監督がいらっしゃる~!」

 中に入り和室に案内された。よく見ると隠蔽されたドローンが六機周辺に漂っていた。桜のドローンかあの子未来の
便利ロボット並だな。

 亜希子の奴ドキュメンタリー映画でも作るのか?瑞穂なら全米どころか全世界が泣けるわ。ガイズでも映画館を作ればうひょひょだな。

 でも瑞穂の夜は十八禁の成人指定になるわな。

 瑞穂は性女様だからね。

 

 
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