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異界の資源
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かなえは小山を衛星軌道上に飛ばしたそうだ。桜と確認を取って人工衛星をモニターし敵国の無届け軍事衛星が丁度僕らの真上に来るタイミングでかなえが転移させた。
軌道上に放置された小山が軍事衛星とすぐに衝突した。チンピラが鉄砲玉として役目を全うした瞬間だった。
衛星は大破し軌道をはずれ降下をはじめた。数時間後には大気圏で燃え尽きるだろうアレが初めて人の役に立った最初で最後の日だ。
僕とかなえは腕を組みながら歩いた。
かなえは無口で俯いていた。
「後悔している?」
僕が尋ねる。
「いいえ全く何も後悔してないわ。ただなんであんなのと一緒になったのかと考えいたの。あっ、思い出した友達に強引に合コンに誘われて気づいたら私泥酔して……本当私ってチョロいわね」
「そだね」
「そこは違うよ、でしょう」
「結果、僕はかなえと出逢えて良かったと思うよ、チョロくてありがとう」
「酷いなぁ洋一君は」
「でも人をやったのは始めでしょう気分は大丈夫なの?」
「実はヒマリちゃん達と偶に盗賊狩りに出掛けていたから苦にはならないわ。だからどうしようも無いクズを見ると首を飛ばしたくなるのよ。
でも凄いわねJKって」
いつの間にか繁華街まで来ていた。
急にかなえが少し休みましょうと僕を
誘う。
「えっ!ここラブホだよね!」
「休憩するには丁度イイのよ」
「僕なんか一回も入った事ないよ!
かなえはよく使うの?」
「まさか!でも……それは企業秘密であってマル秘で外部の持出禁止よ」
「うーんモヤモヤする」
「ハッスルするんでしょう」
僕は頑張った何回もイカせながらかなえのくちを割らせた。一回が泊まる所がなく女友達と入った事もう一回がクズに泥酔させられて気づいたら居た事、他にも色々とくちを割らせた。
言い方が悪いが新品でなくても僕が気に入り大事にしているものを他人に穢されるのはマジでブチ切れる。
絶対殺ろす!
僕とかなえは燃えに燃えた部屋に入るなりその場で、ベットの上で、シャワーを浴びながら、窓辺で、僕はかなえの記憶を上書きするように愛し合った、やりまくった勿論延長です。
☆
ダンジョン対策室本部
「沖総理おはようございます」
「ああ、おはよう」
本部長の沖総理が席に着く。
「では始めてください」
「ドラゴンについてですハッキリ言って我々にはドラゴンに対抗する手立てが何一つも有りません。コレを見て下さい」
首無しのドラゴンに戦車、ミサイル、ロケットランチャーなどで攻撃するもキズ一つもつかない。その後の総攻撃でも無傷だ。
「あのドラゴンがそのまま首都圏に現れたら我々には見ているだけしか出来ません。ドラゴンは途中レーダーから消えていますがあの女の子が接触した時ですその地点を隈なく捜索した結果ドラゴンらしき遺留物が見つかりました。これです」
自衛官二人が大きな台車に載せて来たのはなんとドラゴンの歯であった。牙は二メートルを越えていた。
「ドラゴンの牙や鱗は非常に硬く工作機械を使用してもキズもつきません。更に軽いのです未知の新素材とも言えるでしょうそれと○市のダンジョンから溢れ出たモンスターも同様と考えべきと思われます」
「馬鹿なあの小さな女の子がドラゴンを倒したのか?我らの武力は女の子以下なのか」
「総理女の子が乗っていた乗り物を覚えておりますか?」
「ウチのF15を遥かに凌ぐ速度で飛行していたな」
「アレはですね丸太をくり抜いただけの物で1人かけ用のソファです」
ガチャ!
「アチっい!」
沖総理の呑もうとしてた緑茶が手から滑り落ちズボンにかかる。
「丸太だと!!」
「昨日から全国で見られた未確認飛行物体の編隊は異世界人の物だと確認しました。歩くのが面倒だとか楽な姿勢で飛行したいとかお菓子やジュースも飲みたくて考案したようです」
「コレ考えたの絶対女子高生だよな」
「私もそう思いました」
「この映像も見て下さい何も無い空間からドラゴンが出されてます。出したのは女性に抱かれている女の子だと思われます」
「なに!あの巨大なドラゴンも持ち運びができるのか?流通革命が起こるぞ!」
「でもどうやってドラゴンを倒したのだ。我々の武器ではキズ一つもつかないのに」
「それは女の子の証言なのですが、
ドラゴンがブレスを吐こうとしたので下顎を蹴り上げ横っ面に回し蹴りを入れたら頭が飛び散ったと申しています」
「アチっい!」
同じ過ちを繰り返す沖総理だった。
「全ての異世界人はこの力を持っていると言う訳だな」
「はい、おそらく」
「なら、友好だなご機嫌取りだ。そして色々と協力して貰おう!街を救って貰った感謝を込めて親睦会を開催しょう全員に参加して貰う。そうだ!イケメンを集めてこちらに引き込もうハニートラップだな、準備を始めよ!」
「はい!」
二人が部屋から駆け出した。
「総理!ポーションはとんでもない代物でした。大学の医療機関に臨床試験を命じた所欠損した四肢は復元しませんが骨折、内臓損傷、腫瘍、火傷、全てに効果がありました。
爆発事故に巻き込まれた重症患者に使用した所三分後には自身で通常通り歩行しておりました。すぐに退院も仕事にも復帰できる状態でしたが、検査とデータ取りのため退院は一週間後にしてます」
「なんとコレが出回れば我が国の医療費は半減するぞ!」
「沖総理、異世界人からの魔石のサンプルですが使用方法によっては第二、第三次の産業革命が起こるでしょう。原子力に頼らないクリーンなエネルギーが自国で賄えるのですよ」
総理は余り乗る気にはなれないようだ。環境や国民よりお金に目が行く政党のトップだ、だから当然政党ファーストだろう。
上手く立ち回れば次回もこの座だなと
密かに細く笑む。
沖総理だった。
軌道上に放置された小山が軍事衛星とすぐに衝突した。チンピラが鉄砲玉として役目を全うした瞬間だった。
衛星は大破し軌道をはずれ降下をはじめた。数時間後には大気圏で燃え尽きるだろうアレが初めて人の役に立った最初で最後の日だ。
僕とかなえは腕を組みながら歩いた。
かなえは無口で俯いていた。
「後悔している?」
僕が尋ねる。
「いいえ全く何も後悔してないわ。ただなんであんなのと一緒になったのかと考えいたの。あっ、思い出した友達に強引に合コンに誘われて気づいたら私泥酔して……本当私ってチョロいわね」
「そだね」
「そこは違うよ、でしょう」
「結果、僕はかなえと出逢えて良かったと思うよ、チョロくてありがとう」
「酷いなぁ洋一君は」
「でも人をやったのは始めでしょう気分は大丈夫なの?」
「実はヒマリちゃん達と偶に盗賊狩りに出掛けていたから苦にはならないわ。だからどうしようも無いクズを見ると首を飛ばしたくなるのよ。
でも凄いわねJKって」
いつの間にか繁華街まで来ていた。
急にかなえが少し休みましょうと僕を
誘う。
「えっ!ここラブホだよね!」
「休憩するには丁度イイのよ」
「僕なんか一回も入った事ないよ!
かなえはよく使うの?」
「まさか!でも……それは企業秘密であってマル秘で外部の持出禁止よ」
「うーんモヤモヤする」
「ハッスルするんでしょう」
僕は頑張った何回もイカせながらかなえのくちを割らせた。一回が泊まる所がなく女友達と入った事もう一回がクズに泥酔させられて気づいたら居た事、他にも色々とくちを割らせた。
言い方が悪いが新品でなくても僕が気に入り大事にしているものを他人に穢されるのはマジでブチ切れる。
絶対殺ろす!
僕とかなえは燃えに燃えた部屋に入るなりその場で、ベットの上で、シャワーを浴びながら、窓辺で、僕はかなえの記憶を上書きするように愛し合った、やりまくった勿論延長です。
☆
ダンジョン対策室本部
「沖総理おはようございます」
「ああ、おはよう」
本部長の沖総理が席に着く。
「では始めてください」
「ドラゴンについてですハッキリ言って我々にはドラゴンに対抗する手立てが何一つも有りません。コレを見て下さい」
首無しのドラゴンに戦車、ミサイル、ロケットランチャーなどで攻撃するもキズ一つもつかない。その後の総攻撃でも無傷だ。
「あのドラゴンがそのまま首都圏に現れたら我々には見ているだけしか出来ません。ドラゴンは途中レーダーから消えていますがあの女の子が接触した時ですその地点を隈なく捜索した結果ドラゴンらしき遺留物が見つかりました。これです」
自衛官二人が大きな台車に載せて来たのはなんとドラゴンの歯であった。牙は二メートルを越えていた。
「ドラゴンの牙や鱗は非常に硬く工作機械を使用してもキズもつきません。更に軽いのです未知の新素材とも言えるでしょうそれと○市のダンジョンから溢れ出たモンスターも同様と考えべきと思われます」
「馬鹿なあの小さな女の子がドラゴンを倒したのか?我らの武力は女の子以下なのか」
「総理女の子が乗っていた乗り物を覚えておりますか?」
「ウチのF15を遥かに凌ぐ速度で飛行していたな」
「アレはですね丸太をくり抜いただけの物で1人かけ用のソファです」
ガチャ!
「アチっい!」
沖総理の呑もうとしてた緑茶が手から滑り落ちズボンにかかる。
「丸太だと!!」
「昨日から全国で見られた未確認飛行物体の編隊は異世界人の物だと確認しました。歩くのが面倒だとか楽な姿勢で飛行したいとかお菓子やジュースも飲みたくて考案したようです」
「コレ考えたの絶対女子高生だよな」
「私もそう思いました」
「この映像も見て下さい何も無い空間からドラゴンが出されてます。出したのは女性に抱かれている女の子だと思われます」
「なに!あの巨大なドラゴンも持ち運びができるのか?流通革命が起こるぞ!」
「でもどうやってドラゴンを倒したのだ。我々の武器ではキズ一つもつかないのに」
「それは女の子の証言なのですが、
ドラゴンがブレスを吐こうとしたので下顎を蹴り上げ横っ面に回し蹴りを入れたら頭が飛び散ったと申しています」
「アチっい!」
同じ過ちを繰り返す沖総理だった。
「全ての異世界人はこの力を持っていると言う訳だな」
「はい、おそらく」
「なら、友好だなご機嫌取りだ。そして色々と協力して貰おう!街を救って貰った感謝を込めて親睦会を開催しょう全員に参加して貰う。そうだ!イケメンを集めてこちらに引き込もうハニートラップだな、準備を始めよ!」
「はい!」
二人が部屋から駆け出した。
「総理!ポーションはとんでもない代物でした。大学の医療機関に臨床試験を命じた所欠損した四肢は復元しませんが骨折、内臓損傷、腫瘍、火傷、全てに効果がありました。
爆発事故に巻き込まれた重症患者に使用した所三分後には自身で通常通り歩行しておりました。すぐに退院も仕事にも復帰できる状態でしたが、検査とデータ取りのため退院は一週間後にしてます」
「なんとコレが出回れば我が国の医療費は半減するぞ!」
「沖総理、異世界人からの魔石のサンプルですが使用方法によっては第二、第三次の産業革命が起こるでしょう。原子力に頼らないクリーンなエネルギーが自国で賄えるのですよ」
総理は余り乗る気にはなれないようだ。環境や国民よりお金に目が行く政党のトップだ、だから当然政党ファーストだろう。
上手く立ち回れば次回もこの座だなと
密かに細く笑む。
沖総理だった。
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